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鍵のかかった部屋 |
第4話(12/05/07)
毒殺と聞くとそのイメージは何か。
青酸カリ、ヒ素、トリカブト…そんな感じでしょう。
今回は普通では考えつかない毒で殺人が行われました。
ドアや窓、室内の隙間はすべてふさがれていた。
まさにクモの子一匹通れない密室。
犯人はどこに消えたのか。
ヒントが一つ。
人は思い込みで物事を判断しがちです。その思い込みを捨てない限り、答えを見つけることは
出来ません。
問題が主役の榎本から出されました。
簡単だべ!実はクモじゃなくてサソリの毒だったんだべ!(だからそのサソリはどこにいったんだよ)
芹沢、雑誌の取材を受けています。
相手が美人記者なのでノリノリです。
あれ、先週古美門がテレビの取材を受けていたから対抗か!?弁護士同士張り合おうってか!?
(違います)
密室事件の解明に一役かっているそうですが、と言われてまんざらでもない様子の芹沢。
一方で、あるマンションを見上げている男がいました。
そのマンションの一室ではテーブルに突っ伏している女が…。
純子が殺された!姉さん、事件です!(またまた違います)
おっと死んでたと思った純子、寝てただけだった!
彼女が目を覚ましてみたものは…。
芹沢、取材の最中に純子が大変だという電話を受けて彼女のマンションに飛んでいきます。
オートロックをメモ見ながら開錠していたということは、ここは芹沢の事務所で借り上げてるとこ
なんでしょうなぁ。
で、人が通りかかったのですり抜ける芹沢。開錠するよりドサマギで入る方が早かった!
そうしてあわてて純子のとこに駆けつけてみると。
…ゴキブリが出たらしいです。
よーし、殺虫剤と新聞紙渡して帰るんだ芹沢。
あわてぶりがゴキブリだったと知ってカンカンな芹沢ですが、それでも取材を捨てて飛んできた
っていうのが、実はこの人すごく優しい人なのかなと思ったり。
私の中でちょっと株が上がったぞ、芹沢!まあ第一話でも、自殺自殺自殺自殺と言いながら
最後、犯人追い詰めてたもんね。やはし金金言うても、弁護士魂はあるわけですね。
どっかの、金次第で態度替える七三分けの弁護士にも聞かせてやりたい!(あの人もちゃんと
銀魂持ってますから!←弁護士魂ィィィ!)
と、ブチブチ芹沢が文句を言っていたところにゴキブリ出現、無事退治してヤレヤレ…純子さん!
一匹みたら30匹いると思え、ですよ!安心するのまだ早い!
つかこのドラマにはちゃんと殺虫剤のスポンサーついてんのか?
そうして純子と芹沢がマンションの外に出てくると、さっきマンションの前に立っていた不審者と
管理人さんがモメてました。
不審者は古溝、と名乗る。
生物系の雑誌のライターだそうです。
先日、純子の部屋の上に当たる住人の、桑島という人が亡くなったのですが、その人が飼って
いたペットを奥さんが引き取らず放置しているので、友人である自分が引き取りたい、という
話でした。
確かにエサもやらずに放置しているとなると、動物愛護法違反でもありますね。
で、芹沢らが弁護士であることを思い出した管理人さんは丸投げ、と。
断ろうとした芹沢ですが、そこにさっきまで取材受けていた女性記者がやってきて、古溝とモメて
るとこを撮影しようとしたので、仕方なく引き受けるハメに。
大変ですなぁ。
その桑島というのは、和菓子の店をやっていたらしいです。
桑島の奥さんのミカに会いに来た2人。
芹沢がまたまた、美人だったので態度をコロッと変えててうざいです。
つーか白石さんですかー。この奥さんは手ごわいぞ!ってか、この人が出てくるともうこの人
しか犯人いないじゃん!ってくらい悪女役多くないですか!?(冒頭からのネタバレ、ダメ、絶対)
ミカは古溝が言ってきた話は前に断ったという。
金を払うからという問題ではなく、あのペットは夫の形見のようなものだから簡単には渡せない、と。
…形見のようなものの割にはずっと放置とかおかしくないですか。
まるで何かを隠したがっているかのような。
またミカは、古溝のことはしつこくて桑島も嫌っていたという。
まあそれはそうとして、結局、古溝が世話を頼んでいた、もともと彼のものであるペット二匹は
引き取ってもいいという話になったので、マンションにやってきたわけですよ。
芹沢としても、エサをやってないのは問題だ、ということで話を何とか進めたみたいですね。
なぜか立ち会わされている榎本は、「形見だというのはわかるが、それならなぜ世話しない
のか」となかなか鋭いところを突きます。
古溝はもう待ち切れないようすで靴を脱いで上がっていくのですが。
なぜか土足で上がるミカ。
え、嫌がらせ!?古溝が踏んだところを歩きたくない、みたいな!?(どんだけ嫌われてんの!)
芹沢らは一瞬ビックリしたものの、土足で上がるのも…ってことで一応靴を脱いであがる。
知らぬが仏とはこのことよ…!(byミカ)
室内は窓から換気扇から隙間すべてに目張りがしてある、一見異様な部屋でした。
芹沢も、そーいやペットってなんだろうな、と呑気な様子。
純子はゴミ箱に捨ててあった、二酸化炭素のボンベを見て、水槽用のボンベだから、熱帯魚じゃ
ないですかね、と。
熱帯魚ならこんな目張りいらんわ!ここまで目張りしてあるのは、逃げたら困る種だってこと
だろうが!それくらいの知識は持っておこう!
ちょっと話ズレますが、猛毒がある、もしくは逃げたら危険、さらにもしくは、飼うのに厳密な条件がある
ペットを、何の自覚も持たずに自室で飼って、逃がしてしまう飼い主が多いです。
どれだけなついているように思っていても、相手は言葉の通じない生物。絶対に危害を加えないという
保証はどこにもありません。それを忘れて痛い目見るのはいつも人間です。
危険なペットを飼うのならしっかりとした管理体制をすること。それが、お互いの安全にもつながります。
さて話を戻しまして。
芹沢、熱帯魚かぁ…という感じで中に入って、ギョッ!(魚なだけに?←オイ)
クモでした。
古溝は、ニコルは噛んだりしません!とか言ってますが、クモなんか刺激されたら反射的に噛む
やつもいるんだからちっとも安全じゃねーわダアホ!
どんな相手でもちゃんと専用の手袋して接するのか当たり前!
純子も、私の部屋の真上にこんな部屋があったなんて知りたくもなかった…といった感じです。
桑島はその蜘蛛に噛まれて死んだのか、と聞くと、この蜘蛛は死ぬほどの毒は持ってないと
いうのですが。
しかしクロドクシボグモというのは、一匹で80人を殺せる毒を持っていて、しかもこの部屋で
飼っているという。
なんでそんなものを飼いたがるかな!
こんだけ厳重に目張りしてあるつーても、地震でケース落下して脱走されたら、この部屋
ドラクエのダンジョン以上に危険な場所になっちまうだろうが!
古溝は、この蜘蛛に噛まれたら、血清がないと助からないと言います。
この時点で、例えばこの部屋に血清が用意されてなくて、それで事故でなく殺人とわかる
くだりだったのかなーと思ったのですが全然違いました。(実はクロドクシボグモを飼ってない
のに、後から持ち込んで、これに噛まれて死んだように見せかけたのかな、と)
ところが。
話をしながらクロドクシボグモのケースを見た古溝がいきなりあわてだす。
…おい、その毒蜘蛛のケースが片方空っぽなんだが?
逃げたろ!これ絶対その猛毒の蜘蛛逃げてるだろ!
皆は何も知らない感じで、桑島もそんな怖さを知ってたんじゃないですか、と言うんだけど、
餌をいれた時に噛まれたんだろう、という古溝。
怖さを知っている人がそんなミスするかなぁ。ま、ベテランがミスで死亡事故とか起こすのは
大体慣れから来る油断というのはありますけども。
古溝はとりあえず蜘蛛にエサをやるとかいって、エサのコオロギの話をしています。
うん、それすごく聞きたくない!つーか今この時点で一番どうでもいい情報!
榎本は、毒蜘蛛を飼っていた桑島が指をかまれるなんて、あまりにも不注意ではないか、と言う。
その帰り際に芹沢も、クロドクシボグモのケースの中に残されていた、エサやりのピンセットは
まるでそっと落とされたみたいだった、本当にエサをやって咬まれたのなら、反射的に手を引っ込める
はず、そしたらピンセットは、部屋の外に転がっているはず、と指摘。
あんな風にケース内に残っているのは変だ、と言います。
さらに、さっきの古溝がエサをやる様子を見ていて、桑島は昆虫専用のピンセットを使ってなかったと。
コオロギなどをエサとして与える時には、つかむ部分が膨らんでいないと、通常のピンセットだと
つかむことができません。まあ、ブッ刺せば当然つかめますが、そんなエサのやり方をしたい人は
あまりおらんでしょう。
芹沢は、ただこんな不自然なことでは決め手にはならないという。
警察としても、事件性なし、事故と判断したらしいです。
榎本は考えて、事故ではない可能性があると、指摘。
あの水槽の中には、クロドクシボグモ、流木、ピンセットのみがあった、エサを与えた時に噛まれたの
であれば、コオロギの死体(というのも変な話ですが)が残っているはずだ、クモが中身を吸いだして食べるの
なら、コオロギの死体は一体どこに消えたのか。
というわけで。
なぜか純子の部屋に芹沢と榎本が行くことになります。
部屋の構造を改めて確認したいらしいけど、純子大慌て。
ゆっくり来てくださいっていうのが面白かった。
で、片付けていると勝手に入ってきている芹沢。
さすがは新撰組の芹沢さんだぜ!気配を感じさせなかった!
しかも榎本も勝手に。
お前らはチャイムを鳴らしたことはないのか!!!
桑島の借りていた部屋はきっちりと目張りがされていて、蜘蛛が逃げ出した時の対策はなされていた、
鍵は桑島とミカが持っていた。
ここで芹沢がベッドに座って「エスプレッソが飲みたいなぁー」
なんで人の家に来てそんなにくつろいじゃってんの!
新八の家へ勝手に上り込んでケーキ作ってた銀さんか!
「じゃ普通のコーヒーでいい」
榎本、この間も黙々と確認していました。
そして「もう終わりました」
純子「終わった?」
榎本「はい」
芹沢「なにが」
榎本「検証です」
純子「終わった?」
榎本「はい」
芹沢「なにが」
榎本「検証です」
いやいやいやいや!2回繰り返さなくてもわかるだろ!なんで皆で確認作業してんだよ!
榎本は検証の結果、桑島の部屋はクロドクシボグモに噛まれた時、完全な密室だったという。
というわけで事故死、みたいなことを取材していた女性記者に話す芹沢。
いいのかそれ。
事件の様子としては、第一発見者の奥さんが悲鳴をあげて、声を聴いた管理人さんが駆けつけて
きて通報となったようです。
その前日の夜11時くらいに、桑島が一人でエントランスに入って行ったのを管理人が見ている
らしい。
ちなみに、ミカと桑島の母、いわゆる姑さんは仲が悪くて、桑島との間には離婚話も出ていた
らしいです。
居心地が悪くて桑島もこの借りていた部屋に入り浸るようになったんですかね。こいつ旦那としては
つまんねー奴だな。
そうこうしているうちに、芹沢に古溝から電話がかかってきて、あの部屋の蜘蛛を全部譲って
もらえることになった、と言います。
それで盗んだと言われても嫌だから、明日の引き渡しに芹沢にも立ち会って欲しい、という
ことらしいです。
あまりにも不自然な展開ですなぁ。なんかありそうだし。
芹沢も腑に落ちない、と言います。
純子は、ミカに話を聞いて確かめるというけれども、芹沢は必要ない、という。
でも純子は、古溝の件は芹沢が引き受けた話であり、自分には関係ない、何か隠し事を
されていたらどうする、ということで一人ででも動くらしい。
うーむ。
で、いったらミカは出かけていていなくて、姑が対応するのですが、純子が弁護士だと
知ると、あることを相談してきました。
それは、突然FAXで送られてきたという、ある雑誌の記事でした。
毒蜘蛛の世話をしている桑島の写真があって、そこに、「毒蜘蛛の飼い主は和菓子屋の
主」みたいな見出しが。
これは…食べ物扱ってる店にしてみたら致命的ですよね。
安全管理、衛生には問題ないといっても嫌がる人も多いだろうし。
ミカはこの差出人に心当たりがある、と言っていたらしい。
まあ古溝でしょうな。
記事にさせないようにする、とミカは言ってたらしいですが。
要するにこれで古溝は蜘蛛を渡せとミカを脅したんじゃないでしょうか。
姑がミカの悪口を言っていると彼女が戻ってきたので、純子は気まずいながらも、差出人は
古溝かと尋ねる。
蜘蛛は処分するつもりだった、とミカは言います。
姑なんかも、あのまま飢え死にさせろと言ってたらしい。
あんた、それはいくらなんでも可哀想でしょ。
あれが全部犬とか猫でも「そのまま飢え死にさせろ」って言いますか。
息子があれのせいで死んだからって、そうはならんでしょう。
種が変われば対応が変わるってのも変な話だけど、嫌いだからって飢え死にさせていい、
ってのはおかしいですよ。
ミカも、あれで桑島が死んだのだから気持ちとしては複雑だけれど、桑島がとても
可愛がっていたのを知っているから、そう簡単に処分できないという気持らしい。
むしろ、桑島の死に乗じて蜘蛛を手に入れようとしている古溝の方が許せない、という
のはちょっと同感ですね。
純子はミカのお店で買ってきたらしい和菓子を榎本のいる倉庫で食べてます。
つーか!
あんたどこのドラマでも食べてるシーン多いな!
純子は、桑島が蜘蛛を世話している写真を古溝が撮っていた時に、自分の顔は載せないで
と言っていたことを話します。
それで古溝は、桑島が大きな和菓子店の跡取りだということを知ったらしい。
その途端、自分が仲介している蜘蛛の購入に、高額の仲介料を要求するようになった
らしいです。
桑島もその時点で付き合い辞めとけばいいのに…馬鹿だな。
ともあれ、桑島が飼っている蜘蛛の中には高額なものがある、あれらの蜘蛛を手に入れる
目的で殺した可能性もある、と言う純子。
いやああいうタイプは、それこそ脅して蜘蛛を手に入れようとはするけど、殺してまでって
いうのはないような気がしますね。
その話を聞きながら黙々と鍵を構っていた榎本、突然純子が騒ぎ出してビックリ。
食べたおまんじゅうに、あんことヨモギが入っていたらしい。
見かけでわからんかったのでビックリした、と。
あれだな、シュークリーム食べたら中にクリームじゃなくてわさび入ってました、的な!
(それ罰ゲームですから)
外から見てわかんないから手出しちゃったじゃないですかー!と騒ぐ純子に榎本は、あの
事件は事故じゃない、桑島は殺されたのです、と言う。
純子は、あれ密室だと言ってませんでした!?って感じなんだけど、榎本は、他殺ではない
とは言ってないと。
つまり、毒蜘蛛が桑島を噛む現場に犯人が居合わせる必要はないということです。
確かにそれならむしろアリバイをガッチリ作っておいた方がいいですもんね。
話を聞いて、どうして先に言わない、という芹沢。
ああ、見栄張って記者に言っちゃいましたもんねぇ…。
でも芹沢の仕事は蜘蛛の譲渡を終わらせることなので関係ないという芹沢。
純子は、古溝が犯人だったらどうするんですか、見逃すんですか、と怒ってるんだけど。
キミはまだ、芹沢が今言わんとしてることがわかってないな。
芹沢は、それが弁護士のスタンスだけど、この案件を引き受けたのは私、キミが個人的に
考えることまで止めるつもりはないよ、と。
第4話まできて芹沢さん、まるくなってきましたなぁ!
というわけで純子考えるのですが。
まず、クロドクシボグモに噛まれた時点でどうして桑島は病院に行かなかったのか。
わざわざ部屋でじっと死ぬのを待っていたことになりますね。
普通は外に出て助けを呼ぶはず。
さて、その真意はどこに…。
この後珍しく榎本の仕事シーンが入ります。
立派に仕事してて良かった!
頑丈な鍵のシステムらしくて、電気系統が切断されて鍵が機能しなくなった場合でも、
自家発電で対応できると、もしそれが働かなかった場合でも、この部屋には備蓄がある
ので、救助が来るまで飢え死にすることはないらしい。
なんかそこまでして頑丈なセキュリティ必要とするものってなんなんだよ。
民主党でも入れとけよ。(シッ)
榎本はペットショップにやってきました。
入るといきなりリクガメがいて可愛かった。
まあともかく、榎本はタランチュラというのはエサなしでどれくらい生きられるか、と聞きます。
店員は、ひと月は余裕、と言う。
しかしエサとなるコオロギは一週間くらいしかもたない、と。
ちなみにクロドクシボグモはここでは売ってないけど写真はある、という店員。
雑誌を見せてくれます。
そこにはペアの写真がありました。
発情期の時だけ同じケースに移して、あとは別々のケースに入れておくのが基本らしいです。
でないとトモグイする、と。
怖いな!
その記事は古溝の名が。こいつの記事か…。
榎本が倉庫に戻ってくると、純子がいました。
榎本は、桑島の部屋を調べたら何か残っているかも知れない、と言いますが、純子は
引き渡しの話をする。
純子は古溝が犯人で、何か証拠を回収するために部屋に入ろうとしているのではないか、と
言い、ミカが犯人だった場合、引き渡しを拒んでいたのは証拠隠滅しようとしていた可能性が
ある、と指摘。
つまり、殺人に至る物証ですね。
始末されたらもう真相にはたどり着けない、明日の9時引き渡しだから一緒に来て欲しい、と
榎本に頼む純子。
普通に平日じゃないんですか。
榎本、こんなにあちこち連れ出されてて大丈夫なのか…。
さて古溝はルンルンで蜘蛛たちにエサをやっています。
もうすぐこれが自分らのものになるんだから、まあ嬉しくて仕方ないんでしょうな。
高価な蜘蛛もあると言われてたけど、こんだけ好きなら売り飛ばすようなことはしない
かもなぁ。金にはがめつそうですが。
冷蔵庫に蜘蛛を入れて冬眠させる、と言う古溝。
つーかケースのまんま運び出したらいかんのですか。それが一番安全な気がするんだけど。
で、二酸化炭素麻酔で眠らせるという方法もあるらしいんだけど、これは蜘蛛に負担がでか
すぎるらしい。
榎本、純子が最初に部屋にきた時に言っていた、二酸化炭素のボンベの話を思い出す。
と、ここでキャメロンがいないと騒ぎ出す古溝。
いちばん桑島が可愛がっていたものらしいのですが、その蜘蛛なら事件の数日前に死んだ、と
ミカは言います。
その話を聞いて古溝手を合わせるのですが、なぜか純子らも、ああーって感じで目をつぶって
います。
その瞬間、芹沢だけが、古溝が床から何かを拾い上げたのを目撃しました。
うわぁぁぁぁ!動けるの、芹沢だけ!
彼は必死で、古溝が隠したそれを「見せて下さい!」と言う。
古溝は蜘蛛ですよって言うんだけど。
床から拾い上げたのが蜘蛛!?(という風に芹沢らには見えていただけで、単にキャメロンの
話をする前に別の蜘蛛をケースに入れていて、それを持っていただけっぽい)
もみ合ううちに芹沢、噛まれたという。
それを聞いたミカはあわてて、救急車を呼ぶと言います。
まあ毒の強さがわからなければ呼んだ方がいいでしょうな。
もしものことがあったらどうする!と激しい口調で言うミカに、古溝は蜘蛛を見せて、「この種の
毒は大したことはない、あなたも知ってるでしょう!」と。
え、ということはミカはある程度蜘蛛の生態を知ってるってことですか?ううーん。
で、古溝、芹沢の傷を消毒するという。
芹沢にしてみれば、本当に大丈夫なんかよ…って感じですわな。
この一連のやり取りを見ていた榎本。
ジーッとミカを見てました。
さらに前来た時は靴を脱いであがっていた古溝が、今回土足である、ということを思い出します。
純子が前に、見た目では判別できないと饅頭に文句言ってたことも。
榎本は考えていました。
そうして。
「み「みなさん!密室は破れました!」
純子が言っちゃったよ!榎本の決め所取っちゃったよ!
何しちゃってんの!何しちゃってんの!
榎本可哀想だろうが!
榎本、桑島は殺された、と宣言します。
犯人は誰なんだ、という芹沢。
榎本、いきなり「古溝さん」と話しかけます。
その流れだと古溝が犯人みたいやろが!
空気読まないので全然気にしない榎本は、桑島が仲介で買ったのはクロドクシボグモも
ですか、と確認。
ここには一匹しかいない、本当は二匹ではないですか、と榎本は言う。
あのペットショップで見た雑誌に載っていたのは、背景とかケースの特徴からして、桑島の
この部屋で撮影されたもの、あの写真にはペアで載っていたのに、ここには一匹しかいない、
というわけです。
逃げ出したとわかったらまずいことになるから黙っていたのではないか、と。
前回この部屋にやってきた時に、片方が行方不明であることに気づいたからこそ、今回は
土足で上がったのではないですか、という榎本。
さすがですね。
しかしそうなると、最初から靴を履いてあがっていたミカもおかしいということになりますね。
こわーいとか言ってるミカに、あんたは最初から知ってただろ、と罵る古溝。
芹沢はおびえて、そんな毒蜘蛛が脱走してるんじゃ、外に出た方がいいんじゃないか、と
言うのですが。
榎本は、大丈夫、居場所の見当はついている、と言います。
そう言っておいてミカに、キャメロンが死んだというのは本当か、と尋ねる。
いやいやいや!居場所わかってるからって安心できないから!先にそっち言ってよ!
(話の流れってもんがあるんだよ!)
死骸は桑島が始末したので見てない、というミカ。
榎本は真相をミカに語らせようとしたようですが、彼女が話さないので自分が話す、と
言います。
桑島が死ぬ日の昼間、実はミカはこの部屋に来ていたのだと。
そうして二酸化炭素でキャメロンを殺した後、死骸から中身を抜いて、そのそとっつらを
クロドクシボグモに被せた。
で、そのクロドクシボグモをキャメロンのケースに入れておいた、と。
怖い事するなぁ。
何も知らない桑島は、いつものようにスキンシップをしようとして、クロドクシボグモに
「なんじゃいテメー」みたいな感じで噛まれた。
桑島はキャメロンの毒は大したことないと思っていたから、救急車も呼ばなかったし
あわてて対応もしなかった、そのうちに毒が回って死んでしまったんでしょうね。
そうしてミカは翌朝、管理人が掃除をしている時間帯を見計らってわざとこの部屋を
訪れ、死体を発見して管理人に救急車呼んでもらい、その間にピンセットの細工をしたと。
しかし、クロドクシボグモを回収しようとしたがまったく見つからず、そのためにこの部屋の蜘蛛の
引き渡しを拒んでいたようですね。
エサを蜘蛛に与えず蜘蛛が死ねば、それを名目に処分できるというのを狙っていたらしい。
うーむ、怖いですなぁ。
で、さっき芹沢が噛まれた時にミカがあわてていたのは、逃げ出したクロドクシボグモが
噛んだと思っていたからだ、と榎本指摘。
なるほど、確かに。
そうして、逃げたクロドクシボグモはどこにいると言われ、榎本は、コオロギの説明をする。
コオロギはエサがないと一週間は生きられない。
なのになぜこの部屋のコオロギはエサを与えられずに今も生きているのか。
古溝がアッと気づいて、コオロギのケースの流木をどかしてみると。
下にキャメロンのかわをかぶせられたクロドクシボグモが死んでいました。
このシーンは、トリック解明の重大なシーンとはいえ、手を突っ込む役者さんも嫌だろうし、
こんなものを画面で見せられる方も…。
クロドクシボグモは桑島を噛んだ後室内を徘徊し、コオロギがいるこの水槽を見つけて
中に入った。
最初は「食い放題だぜウハウハ!」なんてことを思っていた蜘蛛も、飢えたコオロギの前には
多勢に無勢で自分がエサになってしまった、と。
コオロギは雑食性だから何でも食いますからなぁ…。
芹沢は、キャメロンの死骸は桑島が始末したと言っていましたね、これは言い逃れできませんよ、
と言う。
まあ死骸が食い尽くされてなくて良かったですね、というところでしょうか。
しかし警察もこんなん見せられてもうげぇ…って感じだろうなぁ。
と、ここでミカ、ニヤリと笑うのですよ。
こっから悪女ミカのターン!
自分は姑に何言われても痛くもかゆくもない、桑島のことはキャッシュディスペンサーだ、と
言います。
ATMじゃないのか!(ATMだとお金預ける機能も含まれるでしょ!←論点はそこではない)
桑島はそういうところに嫌気がさして離婚しようとしていたけど、ミカとしては贅沢な暮らしが
したかったから別れないと言い張っていたようですね。
それで離婚される前に殺せば、遺産相続できるから犯行にいたったようです。
怖いですなぁ。
世の中の女だって大体似たようなことを考えてる、そういう女と私のどこが違うの、教えてよ、
というミカ。
言っていいんですか。
世の中の女性は結婚生活にブツクサ文句を言いながらも、それでもうまくやっていってますよ。
殺すのはごく一部。
一緒にしちゃあいけません。
それに旦那側の言い分だってあるだろうが!!!!!(カッ)
芹沢は例の女性記者に、いやー女性って怖いですね、リアルの女性より蜘蛛の方が可愛いと
言っていた古溝の気持ちがわかる気がします、と言います。
私もそういうのはわからんでもない…。
そうして、密室事件解決はしばらくやめて、本業に専念する、と言う芹沢。
うん、それされるとね、このドラマ終わっちゃうからね!
純子は今度は洋菓子を榎本のところに持ってきて、ミカの態度はショックだった、ああいう
狂気は私の中にもあるのかしらと、「それ否定以外の選択肢ないですやん」という話題を榎本に
ふります。
榎本は、ないでしょう、と言う。
優しいですね。っていうか空気読みましたね。
で、菓子を一つつまもうとすると純子がふざけて「気をつけて、中に何が入っているかわかりませんよ!」
と言うのは可愛かった。
気にせず榎本、食べてにっこりしてました。
本当にこのキャラいいですわー。
☆☆ Iftah ya simsim! W☆☆
今回の話で出てきたような、郵便ポストの受け取り口から道具を入れて、鍵を開錠する
手口は実際にある。防犯カバーなどをノブに取りつけておくことで回避可能だが、郵便受けに
カバーそのものがついているドアであれば、そもそも受け取り口から細工が出来ないので、
部屋選びの際にはそういうところに着目するのも重要な防犯である。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→鍵のかかった部屋