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リーガル・ハイ |
第1話(12/04/17)
このドラマはぜひ、見てなかったら2話からでも見て下さい。
これは今期一番面白いドラマだと思う。
あるガソリンスタンドで、客に謝ってる店長のシーンがあって、その客が帰った後で、
店長がある店員を厳しく怒鳴りつけてました。
厳しくてもフォローはする店長だったらしいけど、皆の前で雑巾投げつけるような叱り方を
して恥をかかせるのはやり方としては最悪だと思いますよ。フォローだって、自分が悪役に
思われたくないから、としか思えない。
…、この店長の性格はまあどうでもいいです。
殺してやる、とこの叱られた店員、坪倉はつぶやくわけですが…。
この店長が刺殺死体で発見されました。
テーブルの上のアイス溶けとるやん!もったいない!
包丁から指紋が出た、ということで坪倉が容疑者として調べられているのだけれど、
この取り調べをしている刑事がまさに昭和の刑事ドラマイメージそのものというか。
まあ絶対零度の白石さんなんですけどね!(中の人は同じだけど違います!)
椅子を蹴っ飛ばしたりして、脅しまがいの取り調べですよ。
こういう取り調べをして引き出した自白というのは、今の裁判ではほとんど証拠能力が
ないとされていますが、それでもまだ各地で、こんな取り調べをする刑事がいるから困った
ものです。
犯罪は悪だし、やる奴が悪いけど、まだ容疑者の段階では有罪と決まっていないのだから、
何をしてもいい、みたいなのはちょっと違うかなーと。
できれば刑事の皆さんには、にこやかにしつつ無言でプレッシャーをかける系の技を
マスターしてもらいたいものです。もしくは明智さんのような精神攻撃系イヤミとか。
(まあ拘束日数限られてるし…)
話がずれましたが、それで坪倉には10年の実刑が言い渡される。
彼を担当した弁護士、黛は何とか無罪を勝ち取ろうと頑張ってるようで、無罪判決の判例集を
電車の中で読んでいたのですが。
おじいさんが乗ってきたので、目の前のあいている席を譲ろうとしたら、別の人がさっさと
座ってしまう。
ここで。
まずおじいさんは再三言われたけれど座るのを拒んでいた、ということを考えれば、この後
繰り広げられる、黛が座った人に席を譲るようしつこく言うというのはちょっと押し付けがましい
親切ではないかと思うのですが。
本当に座りたくないだけかも知れないし。
ま、このエピソードが黛の熱血ぶりを示すのはよくわかるんだけど、これはやりすぎ。
それで、先に座っちゃった人、ぶっちゃけ古美門なんですけど、黛は席を譲るように言う。
おじいさんが「いいんですよ」と言ってるの丸無視です。ここまで来たらもう嫌がらせだよ!
古美門、顔を上げていきなり中国語を言い出したので、黛は「在日本、おとしより、優先」
…それ中国語じゃないから!
古美門「日本人です」
うわぁぁぁぁ!!!ムカツク!!!!
席を譲ってあげたら、という黛に対して古美門は、若者がお年寄りに席を譲るのは当然と
決めつけていいのか、私が心臓病を患っていたらどうするんです?と。
まあ患ってないんですけどね。
誰か!誰かこの古美門を殴りそうになる右手を止めてくれ!
古美門は、おじいさんは全身の体格が良いし、持っているバッグは次の駅の前にある
スポーツクラブのもの、一駅だから座る必要がないと判断した、席を譲れば起立着席の
動作がムダ、そう判断したから譲りましょうかと申し出なかった、とキッパリ。
すごいです。
ただ言い方がアレなんで、反感買いまくってるだろうなとはちょっと思いました(笑)。
あとOPが、ウルトラマンみたいな感じで、古美門と黛が向き合ってるのは笑いました。
え、どっちが怪獣役?
それと、1ってナンバー出したのが黄門様だった!あ、里見さんなんですけどね。
坪倉に面会した黛は、控訴審で頑張るというけれど、坪倉は僕の人生いつもこんな
感じです、とすっかりあきらめムード。
頑張って大学行きたいんでしょ!と励ます黛。
…なんか前日のドラマから、純子か芹沢呼んできた方がいいような気がする…。
(「鍵のかかった部屋」)
で、黛は上司の三木にこのことを報告するのですが、もう負けたんだからこれ以上
金にならない国選弁護士引き受けなくてもいいじゃん、君にはいい裁判やらせて、勝利で
初陣飾らせてあげようと思ってたのに台無しだよ、というわけです。
これ以上担当していると、将来的にも響くからやめなさい、というのですが。
三木の秘書である沢地が黛に、三木に処分される覚悟があるなら、ある弁護士を紹介
する、と言う。
3年前までこの事務所にいたのだけれど、今は独立していると。
訴訟からは遠ざかっているけど、腕前は抜群、という話にすがって黛がその場所を訪れると、
住宅街の中の立派なお屋敷でした。
しかも中に入ると水戸黄門がお出迎え!
あれ、控えるのこっちの方じゃね?
…助さんと角さんはどこですかね?(そろそろ戻ってこい)
この人は服部といって、ここで働いてるみたいです。
セバスチャンのように何でもこなせる人です。悪魔とか最強執事とか好きな方を想像して下さい。
大歓迎されて食事をとってると、古美門がバイオリンを弾いて登場。
にこやかな顔で「この方は?」と尋ねる古美門。
どうも、客が来る予定だったらしくて、服部は黛がその客だと思って通したらしいけど違った
らしい。
お引き取り願って、という古美門。
で、それを受けて真面目に「主はただいま留守でして」と黛に言っちゃう服部が笑える。
思い切り目の前にいますけど!?
と、そこにお目当ての人が来訪。
古美門、黛を突き飛ばして音楽をかけて庭でバイオリンを弾きはじめる。
おい…インチキかよ!実際には弾いてないのかよ!
ともかく、来た人は中国人でした。
だから中国語を勉強していたわけか。
二人は仲睦まじく会話を…しようとしているのですが、黛が無視して一方的に話しかけてくる。
お前もうちょっと空気読めよ…。
古美門は、中国語を話していたノリのまま「いい加減にしてくれないか!」と怒ってて、それが
めっちゃカタコトで面白い。
思慮が浅いくせに独善的な考えを押し付ける、僕に依頼したいならまず金を持って来い!と
いうわけです。
依頼すると合計3000万も取るらしい。
ただし、自分が引き受けたら絶対に勝てる、という古美門。
黛は、金じゃない、正義の問題です、というけれど、古美門は正義は金で買えるという。
また確かに正義の問題ですとか言っても金がなければ弁護士は雇えない、金がなければ
いろんな情報を収集して歩くこともできない、というのはある意味事実かと。
あんまり黛がうるさいので、それ以上しゃべったら相談料として50万請求する!と言う古美門。
さすがに黛黙りました。
で、黛帰るんだけどその際に「誰があんたなんかに頼むもんですか!」と捨て台詞を。
これで古美門が「しゃべった!はい50万50万50万!請求書送るからな!」と言ってたの
超笑った。最初からぶっ飛ばしてますな。
沢地に、古美門最低でしたという黛ですが、沢地は「あれは最低だが必ず勝つ、毒を
薬にできるかは使いよう」と言う。
黛はそうは思わないと言います。
キミは弁護士のくせに物を知らないなぁ。
薬も使いすぎれば毒となり、毒もまた適正に使えば薬になるのですよ。
沢地は古美門について情報をくれました。
法曹界の嫌われ者らしい。
司法試験は1発合格、尊大な物言いを面白がって三木が自分の事務所に採用したらしいの
だけど、女好きで金が大好きで、金になりそうなものはどんどんたきつけて訴訟起こさせていた
らしい。
違法スレスレ、時には違法そのものの手段で連戦連勝、やがて三木の手に負えなくなり、
3年前あることで二人は対立。
そうして古美門は干される形になったのだけれど、今でも熱心なファンはいて、古美門はその
顧問弁護士料で贅沢な暮らしをしている、と。
ここまでキャラ設定説明でした。(笑)
その古美門ですが、どっかのグループの社長と会ってました。
専務もいて、なんでこの弁護士がいる…って感じですが。
社長は古美門に、この会社にクーデターを起こそうとしている人間がいるみたいな話をしていて、
古美門は文句を言う専務に対して、野心と家庭の平穏どちらが大事ですか、と言ってある写真を見せる。
そこには不倫しまくってる専務の写真が。
つまり、クーデターを起こそうとしているのはこいつで、古美門はしっかり不倫情報をつかんでいて、
それをネタに黙らせたというわけですね。
展開が早すぎてビックリしたわ!
あとこの会ってる店、ステーキを鉄板で焼くんですなぁ。悪いとはいわないけど、炭火で焼いた方が
よけいな油が落ちてよさそう…なんて思ったり。
専務、写真ひっつかんで逃げていきました。
その翌日、黛が古美門のとこへ訪ねてきました。
なんか古美門の髪型がすごい寝癖なんですけど。え、これスーパーサイヤ人?
そんな寝ぼけてる古美門に対して、お金を出して見せる黛。
自分の実家の畑を担保にして借りてきたらしいです。
さすがにそこまでやるとちょっと嘘クセーな。(こんな弁護士はありえんので)
坪倉の弁護を引き受けて欲しい、と言う黛に、すさまじいバカだな、という古美門。
古美門、黛がうるさかったらしく、朝食のオムレツを黛の口に押し込んで、自分は二階に上がって
いきました。
渋々ながらでもやる気になったらしいですね。
ちなみにオムレツおいしい、と黛がほめると、服部、スイスで料理長してました、と。
どんだけすごい人なんだ!
坪倉のところに面会にいった2人。
警察がいかにひどい取り調べをしたかを坪倉話しているのですが古美門は、「誰かが
タンはいてやがった!」と靴の裏をフキフキ。
この、全然話を聞いてないグダグダっぷりが実に良い。
坪倉はめげずに、犯行時間は公園にいた、と言います。
コーヒーを買ったと。
売店があるらしいです。
で、古美門は「せいぜい楽しむといい。残りわずかな拘置所生活を」と。
人が聴いたら皮肉に聞こえるかもしれませんが、これは古美門なりの「もうすぐ出して
やる、俺が必ず」みたいな感じなんでしょうね。
さてさて。
黛は古美門に、警察の捜査資料やら今までの裁判の内容やらの資料を見せますが、
古美門はこんなゴミはすぐしまえという。
彼が黛に命じたのは4つ。
その1、坪倉の美談を徹底的に集めろ。
要するに、どんだけいい子で、犯罪などやりそうにないかをアピールというわけですね。
黛、実家にいって話を聞いてきたらしいです。
おいっ、三毛猫ホームズがいるじゃねーか!
犬もいる!こいつはシャードックだな!(シャードックって言うタイトルの漫画がある)
その2、取り調べた刑事の悪評を集めろ。
不良に暴力振るっていたとこへ黛が来て、その不良に協力をお願いしてました。
ただ、この刑事が取り調べとかで暴力振るうのはよくないけど、こういう風に「悪さすんなよ!」
と日頃から目を光らせているというのはある意味必要だと思います。うるさい大人はやっぱ
必要ですよ。
その3、マスコミを巻き込め。
刑事に暴力振るわれた不良がテレビで、普段からいろいろ暴力を振るっているみたいな
話をします。こういうのは効くからなぁ…。
その4、人権団体を利用せよ。
つまり、冤罪として署名を集めろというわけです。
古美門のこのやり方は卑怯ではあるけど、確かによく使われる手ですなぁ。
アメリカなんかだとこの方法バンバンやってますし。
黛はその後、坪倉がコーヒーを買ったというショップに行きます。
その店員は、顔は覚えてないという。
ただ、犯行の日時にコーヒーが売れた記録は確かにあるんですね。
その日は人がいなくてその一杯だけだったらしい。
古美門は、印象に残っていてもおかしくないはず、坪倉はずーっと目の前のベンチにいたの
だから、と説得。
あなたが証言台に立てば、無実の青年が助かるかも知れないんですよ〜というわけです。
しかも、この店員が、別居している妻子がいることを調べてきていて、証言台に立つあなたを
見に来るかも知れない、そうしたら見直してやり直せるかもね!と。
このあたりはさすが性格悪くても口のうまいやり手弁護士ですなぁ。
すると店員も、実はね、その人がいたかも〜という記憶はあるんですよと言い出した。
警察にも言ったんだけど、記憶違いと言われたから納得した、と。
これって要するに警察が、坪倉を犯人にしたいから彼に有利になる証言をつぶしたという
ことでは…。
まあ逆に古美門の口車に乗せられて、店員が記憶を修正しちゃったというのもありえますけど。
(こういうのはよくある。何度も警察が目撃談を聞いているうちに、だんだん具体的になってくる
ようなケースの場合、ワイドショーなどから仕入れた情報を元に嘘の記憶が構成されていって
いる可能性がある)
これらの古美門の活躍により、裁判が一審からやり直しということに決まりました。
んで黛が古美門のところにそれを報告にくると、飯を食べてる男がいる。
古美門からお金を受け取って帰って行ったのですが、黛には気にしなくていい、と。
こいつさっきの不良かな?全部やらせだったということなんですかね。まあそれはどうでも
いいけど。
んで、一審からやりなおしになったとはいえ、相手の検事は杉浦というやり手のエース、
気は:抜けないという黛に対し、笑わせるなという古美門。
杉浦とは何度かやりあったらしく、古美門の迫力の前に存在感が薄かったらしい。
自動ドアも反応しないくらいだ、とか言ってるけどそれ別に原因があるんじゃ…。
裁判は世間の注目を集めていて、大勢のマスコミが押し寄せていました。
古美門、2年ぶりの復帰戦としては物足りないがまあいい、という自信満々。
歩いていくと三木がソファに座ってるんだけど、古美門はさくっと無視。
でも三木が声をかけてくると、「三木先生じゃないですかぁー!」とすごい変わり身。
いやいや実に合理的だ。
この後古美門高笑いしながら去っていくんだけどいやーすごかったです。
そうして裁判が始まりまして。
杉浦が入ってくると聞こえよがしに「法廷のドアが自動ドアなくてよかったー!」という古美門。
余裕すぎます。
坪倉は、ぶっころすと言ったのは認める、という話をするのですが。
古美門は、ムシャクシャしてぶっ殺すと言った人の話を集めてきて、口に出してそう言った
人は大体本当に殺人はしてない、みたいなことをいって、坪倉がそう言ったからと言って殺したと
考えるのは短絡的、と主張するんですな。
しかも、殺された店長は厳しく叱ったりもしたが、数日すると早く出勤してこいと電話かけてきたり
自宅に招いて鍋をふるまってくれたりしていたようです。
その時に包丁を坪倉が使ったから、指紋がついていてもおかしくないらしい。
古美門は、良い店長であり、頑張り屋の店員という関係をアピール。
裁判員にはなかなか有効だったようですな。
ただ、黙って傍聴している三木の様子が変なのが気になります。
ニヤニヤしながら傍聴してます。
次に古美門は、警察の取り調べの問題を指摘。
取り調べた刑事は、きちんとドアを開けて取り調べていたと言い(密室にしないために)、別室にいた
刑事らも、物音ひとつしなかった、静かだったと証言します。
で。
もう無罪の確信をしている古美門は、服部に「無罪」の紙を書かせてました。
習字なら前日のドラマの純子さんに任せておけば…あ、あの人破って「いただきました」とか
言うからダメだな!(違うドラマ!)
古美門は黛に、この大役を任せるという。
つまり、マスコミの前に「無罪」と紙を持って出ていく役目らしい。
そうして第三回公判が開かれることになり、古美門はコーヒーショップの店員とともに裁判所の廊下を
歩いていると…。
黛が廊下で、無罪の紙を出す練習してました。
そんな練習いりません!
古美門も突っ込んでて面白かった。
公判が始まりました。
えー、傍聴人が全員第1回目、2回目と同じ人なんですが全員、全部の公判見に来るくらい
熱心なんだね!(立て続けにカット撮影したんだよ!目をつぶってやれよ!)
コーヒーショップの店員は、坪倉を見たと強く証言します。
ところがここで杉浦が新しい証人を連れてくる。三木も傍聴席でニヤニヤしていて、嫌な予感が
しますねえ…。
古美門は事前に申請されてないから無効、と突っぱねますが、裁判長がどんな人かと聞くと、
杉浦は自信たっぷりに、かねてから探していたのですがなかなか見つからなくて、やっと見つかり
ました、と連れてくる。
もしかして!
あの!
伝説の銀髪の弁護士!(うん、それ銀魂の銀さんね!ニセの弁護士だからね!つーか話の
流れとしてはネタ的に何の関係もなかったね!)
出てきたのは島村という、あなたの親御さん洋服チェーン店を営んでませんか、みたいな芸大生
でした。
彼女は、犯行の日時、公園でコーヒーを買ってベンチで一日中デッサンをしていた、という。
その証拠も、5年間ブログで日記を書いていてその日付を確認すればちゃんと書いてある、と
プリントアウトしたものを見せます。
杉浦は、このブログは毎日書かれているし、手を加えた痕跡はないから信用できると言います。
今手を加えた痕跡はなくても、前に直したかも知れないじゃないか。
信憑性としては薄いですよ。
本当にそれがその日やった行動だと証明するものがないと。
古美門、余裕の表情で杉浦を見ています。
これは何かやってくれるんだろうか!
坪倉は焦り、あの日公園にいたのは自分だ、と叫ぶのですが…。
古美門、言いました。
「僕負けた!」
………………は?
次のシーンで古美門がブチ切れまくってダーツしてるんだけど、「お前は三木の工作員だろう、
でなければ使えない奴だから三木にうまく利用されたんだ」とか言いながらダーツやるので、
語尾に全部ダーツ!がついて面白い。
無敗記録はこれでおしまいダーツ!みたいな。
…お前結構余裕あるな。
怒った古美門は黛に「お前出て行け!…じゃー僕出てく!」
いやいやいやいや!お前決断早すぎるから!早すぎて黛何言われたか理解してなかったよ!
ホントに出て行っちゃったよ!もう少し落ち着けよ!人生、生き急ぎすぎだよ!
服部の方は用意していたらしいお祝いの鯛を黙ってしまっていました。
残念でしたね。
三木の方は見事してやったりという感じで万歳、みたいな。
これは仕組みましたね。
秘書の沢地もグルで、使えない黛を、古美門に恥かかせるために使ってやれみたいな
感じだったんだろうと思います。
古美門は酒によって大暴れして警察に連行されるという失態。
何やってんだお前は。
黛の方は服部と話しているのですが、服部は、毎日ブログを書くと言うのは難儀なことなんで
しょうね、とポツリ。
それで黛、ハッと気づいて調べ始めます。
服部は満足したようにそれを見てましたけど、恐らくこの人もしかして、真相に気づいていたんじゃ…?
それとなくヒントを与えたように見えました。
古美門の方は釈放されたらしいんだけど、ムシャクシャが収まらないらしく、パトカーをめっちゃ
蹴ってて、その蹴り方が実にコミカル。この人本当にコメディやらせたらうまいわー…。
見張りの警察官がビックリして止めさせようとした時に、電話がかかってくる。
古美門が出ると黛からでした。
黛は「突破口を見つけた」と電話してきたらしいのですが同時に古美門も目の前のビルを見ていて
何かに気づいたようで、「奇遇だね、私も見つけたよ」と。
酔いがさめたらしい古美門、かっこよかったです。…顔が酔いで赤くなってさえなければ。
さて公判が始まりました。
前回古美門がアレになったので尋問が中断されたらしく、そこから始まります。
黛は島村に対して、事件当時の自分の行動は確信が持てるかどうか聞きます。
島村は自信たっぷりに頷くわけですけども。
黛はブログに書かれていた5年分すべての日記を読んだ、と言います。
毎日書くのはすごいですね、何も書くことない日もあったでしょう、と言うのだけれど、島村は
そんなことはないですよ、と言う。
毎日すべてが何かある、みたいな。
まあそういう哲学的な話はどうでいいとして。
黛は、ある日付の日記をさして、この日ある店でラーメンを食べたと書いてあるけれど、
調べてみたらその店はその日定休日でしまっていたという。店にも確認してみたが確かに
休んでいた、と。
杉浦が焦って「異議あり」と言うけれど、裁判長に却下されてました。
裁判長が話に食いついてるっぽいのが面白い。
次に、運動会の記事をさして、この日にあったと書いているけれど、この学校の運動会は
1週間前だった、と指摘する黛。
つまり、1日にあった出来事を少しずつストックしておいて、何もかくことがない日にそれを
書いていたのではないですか、と言います。
異議あり、と杉浦が言うけれどまた却下されてるのが笑える。
黛は、毎日を面白くする努力は素晴らしいと思うけど、少なくともこの日記は、日付に関しては
信憑性はありません、と断言。
つまり、事件当日の日記も、実際の日とずらして書かれた可能性があるというわけです。
まあ私なんかもくだらない日記をほぼ毎日かいてるので、こういうのはよくありますね。
話題的に昨日のことを今日のこととして書いたりとか。別に正確でないといけないということは
ないんで拘らんですが、この事件のように、アリバイ主張にはならんでしょうなぁ。
閑話休題。
島村、本当にあの日の行動かと聞かれてとうとう「わかりません」と言いました。
ここで黛の尋問は終了、今度は古美門の反撃です。
さすが立ち直るとすげぇな!
古美門は警察の人間を呼んで、以前に取り調べの時にドアは開けられていて静かだった、
物音ひとつしないと言っていたけれど、そんなわけがないという。
当時隣のビルは解体工事をしていて、さらに去年の夏は節電の夏で冷房は切られ窓を開けて
いたはず。
うるさくないはずがないというんですね。
3人が全員そろって記憶違いをすることはないから、口裏を合わせた偽証である、と。
法廷で偽証をすると罪に問われますよ。
ここでも杉浦が異議あり!というけど裁判長に却下されてました。
もう、ざまあみろとしか。
取り調べをした刑事は落としの名人で尊敬されていて、雲の上の存在だった、だから
暗黙の了解で嘘の証言をしたんでしょう、と古美門は言う。
ここでも杉浦が異議ありと言ったけど今度は珍しく裁判長が認め、古美門は質問を変えるという。
あの取り調べをした刑事に、あなたがこの警察署に来て検挙率は上がったんですか、と尋ねます。
検挙率の低迷を危惧した警察署が、ベテランで落としの名人であるこの刑事を呼んだらしいので
すが、古美門は、実際は上がってないんじゃないですかと突っ込む。
そうして周りの目がただの老人を見る目に変わっていくことの恐怖から、取調室可視化導入の
前に手柄を上げようと焦ったのではないですか、と。
そのプライドの犠牲になったのが彼です、と責める古美門。
すると刑事は「(坪倉を)見た時ピンと来たんだ、刑事のカンだ。やったにきまってる。目を見りゃ
わかるんだよ!」と。
まんまと古美門の作戦にはまりましたね。
シーンとなった法廷を見回す刑事。
ガックリする杉浦。
やっちまいましたな。
古美門、「以上です」とシメました。
黛、走って裁判所の前に現れ……あ、コケた。
お前ェェェ!!!肝心なところで!!!
しかも出した無罪の紙がさかさま!
なんでお約束を立て続けに2つもしちゃうんだ!
古美門、そんな彼女を見て呆れながら「朝ドラヒロインか!」と言って去りました。
三木の方は企みがうまくいかなかったのでプンプンです。
そんな彼をまるっと無視して古美門はそこにいた杉浦に話しかける。
よく頑張ったよーとても自動ドアが開かなかった存在のなさとは思えなーい、みたいな。
杉浦、いやちゃんとあきます、とささやかな反撃を試みるのですが、「最近は感度
上がってるからねー!」でトドメ刺されたと思う。
走り去って行きました。
あと古美門はちゃんと三木の計画を分かっていたようで、「使い捨てる人間を間違えましたね」と。
古美門への意趣返しのためだけに、一人の人間(坪倉)の人生を左右する裁判を利用
するような人間なぞクズもクズですよ。
三木がまともな弁護士であったとしてもこんなことしちゃだめだ。
こうして坪倉は釈放されました。もうすぐ別局で出番あるから早くいかないといけませんからね!
ってまあ別の人がやるんですけどね…。
(他局でミステリー番組をやっていて、漫画のトリックを再現するというやつでQ.E.D.
証明終了が
使われていた。坪倉役の中村さんはNHKドラマ「Q.E.D. 証明終了」にて燈馬想役を好演)
そこへ、あの取り調べした刑事が去っていくのに出くわすんだけど、刑事は坪倉をにらんで帰って
いきました。
坪倉は「なんだよあの目。ぶっ殺すぞ」と言うけれど、振り返って黛に「冗談」と。
お前な、いくら釈放されたといっても言っちゃだめだろ、安易に。
帰って行く彼を見てると、古美門がやってきて、「恐くなったか」と言う。
殺人犯を野に放ってしまったのでは、と。
でも古美門は事件の真相は興味ないと言います。
確かにそれを調べるのは警察の仕事だからなぁ。
黛は、真実が分からないなんて何を信じればいいのですか、と言うけれど古美門は「自分で
探せー!」と帰って行きます。
そりゃそうだ。
坪倉は本当にやっていないのかも知れないし、実はやっていたのかも知れない。
今回は検察の証拠が不十分だったから無罪になった。
事実はこういうことですわな。
黛は三木の事務所をやめました。
一方古美門の方は。
あの大口顧客の社長さんに、結局あの専務に会社を譲ったと言われてビックリ。
顧問契約が突然終了となってしまいました。
黛が訪ねてきたんだけど服部が「たった今、一番の収入源が失われました」と説明
しているのが面白いですなぁ。
黛も「これからは小さな訴訟とかもこなしていかないといけませんね、私ここで働いても
構いませんが」と。
なんでそう、上から目線なんだよ!
古美門ならもう少ししたらどうせ立ち直って新しい金づる見つけに行くだろうよ!
しかも黛、仕事を持ってくるから坪倉の分のお金、3000万をこの事務所で肩代わりしてと
都合いい事この上ないです。
何を信じるべきかここで探したいとか言ってるけど要するに、面倒くさいからここに就職
しちゃおうって魂胆だろうが!
で、給与ですがいろいろ交渉して結局、服部さんがいった、三木のとこの給与の70%で、
3000万の返済はそのうちの25%、35年と9ヶ月で返済というながーいプランになりました。
これ計算したら給与どれくらいかわかるんだろうけど面倒くさいから計算したくない。
んで。
就職が決まって黛、一つ言い忘れていた、と古美門に言います。
あの電車の席はやはり譲るべきでした、と。
おじいさんがあのスポーツクラブのバッグを持っていたからといってあの駅で降りない
可能性もあった、席を譲りましょうか、と聞くべきだった、情報から判断して聞かなくても良いと
考えたようだけれども、分かりきっている手順を踏むこと自体がマナーですよ、と。
反論がありますかとドヤ顔で言う黛に対して、合格だ、とカッコよく言う古美門ですが。
「あの場所で言えていたらな!」
すごい顔だー!!!!!
こんなすごい顔、ライアーゲームでナオに「ナオちゃんてさ!バカだよねー!!!」と
フクナガが言った時以来だわ!
はい、撤収!!!
いやー最後の最後まで面白かったです。
このドラマは本当に面白い。
このテンションがずーっと続くといいなと思います。
黒い山南さんの活躍から目が離せない!←新撰組!の山南さんを堺さんが演じていた…
としてあのニヤニヤ笑いをどれだけの人が覚えているというのか。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→リーガル・ハイ