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リーガル・ハイ

第8話(12/06/05)

 今回は、古美門の隠された一面というか、シリアスパートが見られてなかなか面白かった
と思う。
 あとあの親は検事としては有能なのかも知れないけど、親としてはダメだともちょっと
思いました。

 さて。
 冒頭なんか終戦のシーンだから「あれ…前回の金田一バージョンに引き続いて今回
なんかそういうのあるんだったっけ?」と思ったら、単にドラマのワンシーンだった。
 子役のメイという子がやってるドラマだったんですね。
 …てか終戦のシーンで建物が焼け焦げてるセットなのに、青々とした草が茂ってるのは
どう見てもおかしい。ま、ドラマinドラマのワンシーンなんだから突っ込むことじゃないですけど。

 撮影が終わってメイの母、留美子が、あの演技は過剰だったんじゃない、あれはどうなのよ、とか
ダメ出ししてんだけど、メイはめっちゃ無視。
 反抗期か、それとも本当に仲が悪いのか…。
 この撮影されたドラマをテレビで見て号泣しているのは黛。
 古美門は椅子にふんぞり返って、子役には二通りある、大人の言うとおり鞭打たれて一心不乱に
働くか、大人を手玉にとるかだ、と。
 まあ確かにその通りですな。
 黛は服部に、古美門は子供の頃からこうですか、と聞くけれど、服部はわからないという。
 確かに昔から一緒だったわけじゃないんだからムチャ振りはいかんよ、黛さん!
 
 ここで古美門の子供時代になります。
 つーかマジに子供の頃からビッチリ前髪わけてんのかよ!あとこまっしゃくれたガキだな!

 サンタを信じているクラスメイトに、いるわけがない、業者の仕掛けた策略だよ、と言いまくって
相手を泣かせてます。
 サンタがいない、と主張することは否定しませんがこのように、得意満面で、なぜいないかの
理由を展開するとこはやっぱガキだなぁ。

 留美子はメイを置いて出かけていくんだけど、ここぞとばかりにメイは人を呼びまくって、冷蔵庫
から缶ビールを出してきました。
 お前、その量を一気に飲んだらさすがに死ぬぞ。
 次のシーンでは救急車が来ていて、大学生らが、俺らが飲ませたんじゃない、来た時には
倒れていたと言い訳してました。
 大スキャンダルですなぁ。
 メイが病院で目覚めると、留美子はマネージャーの梶原に、体調不良で通せと命令中。
 私は社長よ、と。
 こういう個人事務所設立しちゃうのってよくあるんですけど、リスク高いんですよねぇ。
 ところが結局どこから嗅ぎ付けたのか、週刊誌に記事として飲酒だとか騒ぎのことがすっぱ抜かれて
しまいます。
 それを見た黛大ショックという感じですが、古美門は特に驚いた風でもなく、ませたクソガキだったん
だなーと。
 …つーかお前の爆発した髪型に驚いたわ古美門!
 本当にこの人、気を許した相手にはとことん地を見せますなぁ。(私は、古美門は黛を一応信頼してると
思ってます)
 そこにメイから電話と服部。
 今回の依頼者はメイのようです。
 は!となると今回はメイちゃんの執事ならぬ、メイちゃんの弁護士!理人呼んでこい!!!!
(確かにあれも火9だったけども!)
 
 ホテルにいってみると、メイがふんぞり返ってました。
 金だけは持ってるからやりたい放題だな…。
 黛は、あんな記事をかいたマスコミを訴えるのね!?という感じですが。
 気づいて黛さん!
 メイの目が「何いってんだこのバカ女」みたいな目になってる!!!!!
 そこにマネージャーの梶原が駆けつけてくるけど、メイは、私は弁護士雇ったわよ、あの女にも
弁護士を雇うように言っておいて、と。
 あの女とは母親のことなんですがすごいですなぁ…。
 古美門はまだ雇われたわけじゃない、というけれど、メイは、母親と親権を切りたいと言う。
 メイは、自分は無理やり仕事をさせられている、虐待だと主張。
 梶原は、いい母親だよと言いますが。
 親権を切るのは無理という黛に古美門は法律が変わって、虐待など正当な理由があれば可能と説明。
 最新の法律とかきちんと勉強してるのはさすが優秀な弁護士ですね、古美門。 
 今回適用できるかどうかわからない、という黛に、我々が最初の審判を勝ち取る、と頼もしい古美門。
 …と思ったら。
「しかしこの裁判は難しくなりそうだ」とメイにアピール。
 メイも古美門を名指しで雇うからには心得ているようで、2000万でどう?とか言ってました。
 で、古美門、申し立てを行おう!と。
 俄然やる気になったようですね、古美門先生!

 OPでは華麗にかわされた黛がボテッと落ちました。
 こっからどんな反撃してくるかが楽しみですね。

 留美子は三木のところに駆け込んでいました。
 この業界、古美門と三木しか弁護士おらんのか!
(突然別の弁護士出てきてもキャラがわかんねーだろうが!!!!)
 何故メイはいきなり訴えると言い出したんでしょうねと言われて、留美子は二つ心当たりが
あるという。 
 一つは、小遣いの件だと。
 あまりにも使いようがひどいんで、自分を通して買うようにいったらしい。
 もう一つは、30過ぎのスタイリストと交際していたから別れさせたと。
 うーん…。
 沢地は反抗期ですねと言うけれども、私としては親に問題があってこういう態度をわざとメイが
取ってるんじゃないかと思いますけど。いわゆる、子供からのSOSサインみたいなもんですよ。
 留美子は、こんなばかばかしい話、裁判所も相手にしませんわよね、というけれど、三木は、
普通ならそうだけど、彼女についているのは史上最悪の弁護士ですからーという感じです。
 で、週刊誌の記事を出してくる。
 そこには、酷使される子役!という記事が。
 古美門がさっそく仕掛けていたようですなぁ。
 裁判所は裁判ではなく、審問を開くでしょう、と三木は言う。
 非公開で話を聞く場らしいです。
 責任持って申し立てを却下させますよ、という三木ですが…。
 だいたいこういうのは先にいった方が負けるんだ。

 古美門、なんかブチブチ文句言ってる。
 審問までの間、古美門の家にメイ滞在することになったらしい。
 ああ、そりゃ面倒だな…。
 蘭丸、仕事を聞かれて役者と答えてるんだけど、芸歴としてはメイの方が上らしく、演技指導
されてダメ出しされてたの笑いました。
 つーかいきなり古美門にムチャ振りされた服部さんの方が蘭丸よりうまいってどういうことだ!

 三木らの方は、最終兵器を引きずり出すと言ってました。
 シーンは鹿児島にかわり、木刀で素振りしている男性が。
 銀さん!?(ちっげぇぇぇぇぇぇ!!!!)
 古美門の表札があるところからして、古美門父だな。
 てーかおっさんいい加減電話出ろや!鳴りっぱなしにしとくんじゃねぇ!

 裁判所にて古美門は、手ごわい敵なんていないよーフフンって感じだけど、三木らの後に
入ってきた人間を見て固まる。
 またこのパターンか!
 手伝いで来ました古美門です、と名乗るのですが。
 古美門も、古美門ですと名乗るの笑った。
 イデは白々しく、同じ苗字ですねーと。
 わかっててやってるからムカつくなぁこいつ。
 今までの敗北の歴史を今ここで流してやろうか!?
 古美門父は、法曹界では知らぬ者のない有名なやり手検事らしいです。
 
 ここでまた古美門の子供時代が。
 父に、マユミちゃんにサンタはいないと言ったそうですね、どうしてですかと問い詰められる
古美門(子)。
 信じる方が馬鹿なんですよ、という古美門(子)に父は、存在しない根拠を述べよという。
 古美門(子)は、見たことがないとかあれやこれや言います。
 てーかテレビに毎年出てくるだろうが!サンタが空港到着て!
 あと父親の問い詰め方もハンパない。
 これは古美門がゆがんで育ってもおかしくないと思いましたよ。
 検事としては素晴らしい人なのかもしれませんが親としては最低の部類です。
 どうして彼がサンタはいないと主張するのか、そこのところをもうちょっと考えてやれよと。
 愛情の欠落が原因だと思いますけどね。

 古美門(子)の主張をコテンパンに否定した父は、勝手な見解でクラスメイトを傷つけたのは
事実です、このお金でカステラを買って謝罪にいきなさい、とお金を渡す。
 このお金はお年玉にする予定だったものだそうです。
 うわぁ、この親一発ブン殴りたい。
 つーか「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカの父とかぶる。

 審問で古美門はまず、留美子の状況を説明。
 自分が女優になれなかった夢をわが子に託すというありがちな動機でメイを芸能界入り
させたようですが、離婚してからはますますメイにのめりこんでいったようです。
 メイが大ブレイクして個人事務所を設立、仕事をさせまくって、メイはほとんど学校にいけなく
なった、と話します。
 さらに留美子自身の生活も派手で、買い物をしまくり、ホスト遊び、しまいには自宅でランチキ
騒ぎなど、成長期のメイにはよくない環境だったようですなぁ。
 これはネグレクトと言われてもある意味仕方ないかも。
 頼れる人がいない中で、ストレスをためた結果急性アルコール中毒になった、と古美門は
主張。
 三木は、母子家庭で必死に人生切り開いてきた美談じゃないですか、と。
 …毎夜ホスト遊びすることが、必死に人生切り開いてきたことですか?

 芸能生活は強制していない、という留美子に古美門は、九九も満足に言えないんですよ、と反論。
家庭教師を雇った、という留美子ですが。
 こっからはメイと留美子の舌戦になりました。
 あーもーこりゃ止まりませんなぁ。
 で。
 古美門父が親権を停止させてどうしたいのか、と聞いてくる。
 古美門は、メイは普通に生きることを望んでいると言います。
 留美子はメイがそれを望むなら芸能界を止めさせてもいいと言い出しました。
 古美門父、じゃあこれで話は解決だ、と。
 勝手にまとめてんじゃねーよ!何一つ解決してねーよ!!!!
 
 古美門は、メイは留美子の求める幸せが自分の幸せだと洗脳されてきたんだ、と主張
するけれど、古美門父はここで唐突に、黛に対して、家族だけの習慣はあるか、と尋ねる。
 黛は、誕生日の人がいたらお祝いをしてほっぺにチューをするんだけど、それが自分の
家庭だけの習慣とは知らなくて、クラスメイトにやろうとして引かれたんですよーキャハハー!
という感じですが。
 本日2度目の気づいて黛さん!皆が超引いてる!
 古美門が、そんなぬるーいあるある話に興味はないとか言ってて笑える。
 古美門父は、洗脳の定義に合致しますね、と言い出し。
 洗脳とは暴力などによる外圧を用いて特殊な教育を施すことであり、子の教育に用いる
のはマインドコントロールと言う、言葉の定義を正しく使いなさい、と古美門に説教。
 うわぁぁぁぁこの父めっちゃうぜぇぇぇぇ!!!!
 しかも、メイは正常に発達していると思われますよ、と言う。
 …え、どこら辺を見てそうおっしゃるのですか?
 ちょっと眼科いかれた方がいいんじゃないですか?

 古美門はずっとダンマリでした。
 審問終わって帰宅した時、古美門がものすごい早足で家の中に入ってくるのが笑える。
 そして帰宅するなり、メイと言い争いですよ。
 まあ仕方ないですね。
 黛も、防戦一方で珍しかった、と服部に報告してるんだけど、例えが多すぎる!と古美門が
突っ込んでいて笑えた。
 ああ、家に戻るといつもの古美門先生だ。良かった。
 んで、苗字が同じですが知り合いか何か、みたいなことを聞かれて、一応父だがね、と
答える古美門。
 父と思ったことはないが、と。
 黛は、古美門父の意見には胸を打たれたけどなあ、と言う。
 そうですかぁ?
 己の見解に凝り固まり正しい事だけを主張して、それでどれだけ子供が傷ついたか
理解しようともしない、最低な親だと思いましたが。子供が間違ったり嘘をついたりするのは
当たり前なのですよ。それを親は訂正し、一緒になって歩んでいくものなのに、古美門父が
やっているのは完膚なきまでに叩きのめし、放置してるだけじゃないですか。
 そりゃー古美門もねじ曲がるわ。
 でもまあ言われてるほどねじ曲がってるとは思いませんけどね。口は悪いわ金には目がないわの
人だけど、何が正しくて何が間違ってるかは理解してると思う。

 三木は、帰ろうとする古美門父を引き留めてました。
 あなたが検事だった頃、私は魅了されたんです、と言ってます。
 三木、ヤメ検か。(検事を辞めて弁護士に転向する人のこと。手の内がわかってるだけに、
検事はヤメ検の弁護士とやりあうのを嫌う)
 古美門を採用したのも、尊敬するあなたの息子だから育てられるかと思って採用したんです。
 その結果あんな悲劇を招いてしましました、と言う三木。
 あなたが生み、私が完成させた化け物です、と。
 どんだけひどい言い方されてんだ古美門。
 葬りましょうとまで言われてんぞ!
 古美門はゴジラかなんかかよオイ。

 またまた古美門の子供時代です。
 原っぱで古美門(子)、カステラを食ってました。
 そこに父が現れて、なぜ彼がそれを食べているのかを聞く。
 古美門(子)は、マユミのとこに謝りにいったら、カステラが嫌いだから持って帰れと言われたん
です、と言うけれど父は、マユミはカステラが大好物だと調べて知っていたから買いに行くように
いったんだ、嘘をついて中途半端な人生を送るくらいなら、家名を傷つけないように消えなさい、と
去っていく。
 どうして古美門(子)が嘘をついたのか、それを聞く必要はないってか。
 こんなのに感動する黛も黛だなおい。

 さて古美門家の朝食です。
 古美門父が突然やってきた。
 スカイツリー見学のついでにきたらしい。
 あと、申し立てを取り下げるようにいってきました。
 メイに自分の子供時代を重ねてるだけだ、って。
 古美門は、10代で縁を切って自分で頑張ってきたから今の私がある、と言うけれど、古美門父は
今のお前はドブネズミが高級なスーツを着ているようにしか見えないと。
 つくづく頭悪いと言います。
 そうして、そうなったのも私の責任だ、キミはもう手遅れだが、あの親子は間に合う、よく考えなさいと。
 なんかもう、古美門が気の毒になってきましたよ。
 あと、これを聞いてまで父に肩入れするってんなら黛を軽蔑しますよ私は。

 古美門は唐突に、黛に対して、サンタをいつまで信じていた、と聞く。
 黛は今でも信じていると言う。
 ちなみに服部さんは、子供の頃そういうシステムはなかったらしいです。ああ…。
 メイが、私は信じたことがない、一度もと起きてきました。
 古美門は珍しく真面目な顔で、「必ず勝とう」と言いました。

 うーん、古美門がサンタのことにやたらこだわったのは逆に、目に見えない親子の絆だとか
そういうものに対して不安があったからじゃないかと思いますね。
 サンタが本当にいるかいないかはどうでもいいんですよ。
 ただ自分の賛同者が欲しかったというか。
 そして古美門父が、クラスメイトを泣かせた古美門(子)に対してすべきだったのは、古美門(子)の
意見を聞いたうえで、他の人はそう思わない、サンタを信じる人もいる、だから、自分の考えが正しいと
押し付けることはよくない、ということを教えることだったんじゃないかと思います。
 
 古美門らは梶原に接触することにしました。
 次回の審問に出て欲しい、そして、あの二人はもう関係は元に戻らないから、どちらについた
方が得か考えた方がいいですよ、という古美門。
 梶原も、メイは可哀想な感じでした、幸せなのかなと思っていました、と話す。
 古美門は、それを証言して欲しい、と言います。
 梶原は承諾して帰っていくけれど、ところがこれは留美子の作戦だった。
 色仕掛けで梶原を抱き込み、わざとそういう風な証言をする、と古美門らに思わせたようですね。
 ただ…、古美門がそれを読んでないと思ったら大間違いだ。

 三木の方は連絡を受けて、これで申し立ては却下され、古美門はメイをかどわかして親子の
断裂を図ろうとした悪徳弁護士として報道されるぜ、ヒヒヒって感じです。
 だからあんたもいい加減、取らぬ狸の皮算用を覚えなさいって。

 留美子はホストクラブで大騒ぎしてました。
 勝利は決まったも同然だからー、みたいな。

 というわけで審問の場にて。
 梶原案の定、親権の停止はありえませんと言い出しました。
 椅子にふんぞり返る古美門。
 これ、展開がうまくいかなかった時の古美門のクセですかね。うまくいかなかったというか、
予定通りに進めばいいがやっぱ思っていた通りになったな、みたいな感じの時のクセというか。
 留美子は真面目にメイを育ててきました、という梶原。
 古美門は、これが真面目な姿ですか?と言って、留美子がホストクラブで大はしゃぎしている
映像を見せます。
 そこで留美子は、梶原をうまくだまして都合のいい証言をさせたとかもばらしまくってました。
 蘭丸がやってくれました!
 ハメられたと知った梶原は証言を覆し、留美子はひどい女です、と証言し、帰ってきました。
 はっはっは、裁判官の印象は最悪ですな!
 裁判官、もう一度審問を開いて、そこでは本人らの言い分を聞きましょうと言います。

 もどってきて留美子は、このままメイが離れていってしまうのではないか、と心配し、三木は
そんなことはないと声をかけるけれど、古美門父は、もう形勢は逆転した、とキッパリ。
 姑息な手を使うから墓穴を掘るんだ、と辛らつな言葉を言います。
 三木は正攻法で何とかなる相手じゃないと主張。
 つーか本当に古美門父うぜぇ。まあこのうざさが検事になった時に、犯人を断罪する決定打に
なるんでしょうけどね…。
 三木は留美子に台本を用意すると言います。
 ちなみにメイの方も古美門が用意した台本を練習中。
 うまいですなぁ。
 
 留美子はなんだか様子が変な感じになっています。
 梶原が駆けつけてくると、風呂場で手首を切ってました。
 でも全然血が出てないところからして、ホントに死ぬ気はないというか、不安で切った
可能性の方が大きいかな。
 安静にしている留美子のとこに三木らがやってきました。
 メイには知らせたけど「知ったこっちゃない」と言われて電話切られたらしいです。
 三木は、つらいでしょうがふんばりどころです、と台本を渡そうとする。しかし古美門父が
それを破きました。
 思いのまま言えばいいです、と。
 古美門父もやっと気づき始めてくれたんですかねぇ…。

 メイがご飯を食べていると黛は、お母さんが自殺未遂したんだよ、様子見にいった方がいいよ、
と言い出し、うるさがったメイは立ち去ってしまう。
 つーかメイがはたきおとして割った皿、この家のなんですけども…。
 古美門のことだから黛の給与から差っ引いてくれるに違いない!
 古美門は、親子断絶しようとすることがどんなに血をはく思いをしてるかキミにわかるか、
二度とそんな薄っぺらい言葉を吐くなと珍しくリアルにきつい口調でした。
 私も古美門の肩を持ちたいですね。
 黛の言うことはいつもきれいごとばっかりですもん。
 それでうまくいかないからこうして苦しんでるんでしょうに。
 なまじ本当の苦労をしたことがない人間がこういう、上っ面ばかりのペラい言葉はいて
くるから、メイや古美門がイラッとするのもよくわかる。

 服部がここで、メイは見舞いにいかなくても留美子の状態がわかっているような口ぶり
でしたね、と言い出します。
 これが今回のヒントか!
 おそらくそれで気づいたであろう古美門、メイが練習していた台本を取り上げ、これは
忘れろ、演技はなしだという。
 留美子に本心むき出しでぶつかってこられたら勝てない、君の思いのままを言いなさい、と。
 奇しくも父子で同じこと言ってますなぁ。

 そうして審問が始まります。
 まずはメイから。
 ただメイが何も言わず黙っているので、古美門は代弁しよう、と言います。
 この仕打ちを後悔しているね、と。
 それなら取り下げればいい、と三木は言いますが、古美門は、留美子のために心を鬼にして
申し立てをしているのだと言う。
 三木側は、留美子が手首を切ったのを知っていますね、ここまで追い込んだんですよ、これが
愛する母親への仕打ちですか、と言うけれども、だからといって帰ったら元の木阿弥だから
帰らなかったと古美門は主張。
 さらに、留美子は過去に二度同じ自殺未遂をしていると。
 メイの仕事がピンチになった時に不安にかられて自傷行為をやっていたようです。
 そのたびにメイは仕事に打ち込んで留美子の不安を解消していたらしい。
 だから、今回手首を切ったら同じようになると思いましたか、と古美門は留美子に問う。
 メイの成功は自分の成功のように錯覚している留美子は心を病んでいると黛は指摘。
 そして、倒れるまで飲むメイも同じように心を病んでいると。
 つまり、お互いに依存関係を断ち切らないとダメ、というわけです。
 古美門父は、親子には深くて強い絆があるから大丈夫と言うけれど、古美門は深くて
強い絆だからこそこんなに苦しむんです、と主張。
 
 多分古美門父は、自分が古美門のことを叱り、厳しくしても、親子の絆があるから大丈夫と
勝手に思ってたんでしょうね。けど子供の古美門にそんなことがわかるわけもなく、転んでも
手すら貸さずにスタスタ先にいってしまい、振り返りもしない古美門父の態度が理解できず、
悩み苦しんだのではないか、と思うのですが。
 そうして彼も大人になり、少し気持ちが分かったけれども、素直に認められない、そういう
ところではないですかね。
 父は父で、古美門を突き放しはしたが、どう育っているのかは気にしていたのではないかと
思います。
 はたして三木の言うとおり、金や地位のためならどんなことでもする汚い人間に成り下がって
いるのか。

 さて。
 メイは自分の存在が留美子を不幸にすると気づき、会いに行きたい気持ちを押さえて
留美子を無視した、と黛は言います。
 メイも、留美子には私のことを忘れて自分の人生を歩んで欲しいと主張。
 でもいつかまた一緒に暮らしたい、と。私の母は宇宙に一人だけなのだからと。
 …地球に一人だけ、でよかったんじゃないですかね?(シッ)
 古美門、以上です、と締めました。
 なんかちょっとだけ目がうるんでた気がした。

 そうして審問は終わりましたが、メイと留美子は部屋を出た後言葉を交わすことはありません
でした。
 留美子に黛が、どんな結果になっても親子の縁を切ることはできません、思いあっていれば
親子です、と言ってました。
 そりゃわかるけどなんかホントこいつうぜぇ…。
 古美門父も帰ると言うんだけど、三木が「結果は知らせます」と言ったのへ、いや結構、とか
言ってて、なんとなく予想ついてんじゃないのかなと思いました。

 珍しく無言で歩いていく古美門。
 古美門父がタクシー止めようとしているのへ、東京駅は逆ですよ、とか声をかけてました。
 この、声をかけるまでの何とも言えない表情が、古美門もいろいろあったんだろうなと思いました。
 黛が「また東京に遊びに来て下さい。息子さんと案内します」と言ったけど父は「私に息子は
いません」と言って歩いていきました。…じゃあ娘ならいるのか!?←突っ込みどころ違う。
 今でもこの親子は親子ではないのだろうけども、でも古美門が離れていった時よりは、
少しずつ関係は変わってるのではないか、そう思うのです。
 そして古美門父も、実は古美門が金に汚いだのなんだの言われているけれど、ちゃんと
依頼人の話を聞き、依頼人の望むように(どんな手を使っても)する弁護士であることに気づき
満足したのではないかと思います。

 そうしてメイは、親類のツテを頼ってロンドンに行くことになったらしいです。
 芸能界引退でいいの、という黛に、子役の賞味期限は短いから、というメイ。
 視聴者の皆さんありがとう、とか言ってるけどこれお前のドラマじゃないから!勝手にのっとんな!
 あと、審問の時のセリフ、古美門は「どっかで聞いたセリフだ」と指摘。
 メイが大ブレイクしたドラマの一節に出てくるセリフらしいです。
 さすが、子役ですね。
 古美門が、君は根っからの女優だ、いつかカムバックするだろう、と子役扱いしない発言を
しているのがなかなか良かった。
 
 三木は、すべては布石だったのだよとか言ってます。
 勝てる気満々だったのにねー。
 そこになんか電話来るんですけど。

 服部が古美門父に電話をかけていました。
 やりとりから、服部は古美門の近況を知らせるために父が送り込んだ存在であることが
わかる。なかなかやりますな、あの父も。
 スカイツリーと東京タワーの例え話も、父と古美門だけにわかる会話だったんでしょうね。
(「スカイツリー見てきましたよ。東京タワーの方が大きい」というくだり)

 そして三木の方はある訴訟事件が動き始めるとかなんとか言ってました。
 なかなか深刻そうな展開ですのー。

 そんなことも知らない古美門はバイオリンを弾いて…おぃぃぃぃ!!!!マスオさんの
バイオリンなみにひでぇよ!!!!
 黛は、サンタはいますとまた言ってきました。
 St.ニコラウスだっけ、あの人の話と、プレゼントすればだれでもサンタですよ、と。
 ここで突然服部が、古美門にもすばらしいプレゼントを贈り続けているサンタがいるかも
しれません、目の前に、と言い出す。
 あんた!!!いきなりネタバレしたらあかんやろが!!!
 と思ったら。
「えっ私ですかぁー!?」
 お前じゃねぇよ!!!!
 古美門も、こんなサンタはいなくていい、最悪のサンタだ!とか言ってて、2人で指のさしあい
してたの超笑った。つーか最終的にバイオリンの弓でつついちゃダメでしょ!!!!


  はい、撤収!!!



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