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大奥 〜誕生〜 |
第7話(12/11/23)
俄然話が面白くなってきたぁぁぁ!
やっぱりこのドラマみたく、最初から何話って決めておいた方がいいような気がする。
ストーリーの盛り上がりどころもうまくもってこれるし。
さて1642年、晩秋のこと。
日本は大飢饉に襲われていました。
歴史的にも大変な状態であったようです。
家光は村を視察してまわっていました。
なんか…きれいな着物は浮くっていうか、忍んでない(後で春日局に言ってた)ように見える
のですが。
村からは常に死体を焼く煙が上がっていました。
この頃はまだ土葬だったと思うんだけど、感染病にかかった死体は焼いた方がいい、というのは
当時の人達でも知ってたんかなぁ。
家光は村を見てまわってあまりの悲惨さに驚きます。
てーかこれ襲われたりしないんか家光。
まあ澤村がついてるから大丈夫でしょうけど。
町に入っても男の姿がないのを疑問に思う家光に澤村は、病を恐れて男子は家の中に入れて
いるのでしょう、と説明。
なるほど。
でも女性にウィルスだかがついて、それを家の中に持ち込んでしまったらあまり変わらんような
気もする。
ともかく家光はあるお店で櫛を買い求めるのですが、その大人買いのすごさに「こいつは金が
ある、ピキーン!」とかなったおばちゃんが、店の奥へどうぞとか言ってくる。
そうしたらそこの跡取り息子が出てきて挨拶するわけですよ。
何のことやらと思ったら帰り際おばちゃんが、うちの子やったら8両でお貸ししますよーみたいな。
つまり、子供作るための子だね探してんなら安くしときまっせということですわ。
8両だと今の価値なら80万〜120万、もうちょっと行くかな?(いろいろ1両の値段が定まらんので)
また、そのまま吉原に来ると今度は、病気にかかったような男らが店にいるわけですよ。
つまり世間はこんな状態の男性にも頼らざるを得ないほど、男が足りなくなっているというわけですか。
大奥の、一生家光と縁がないような人たち解放すればいいのにね。
まあ春日局が絶対させないでしょうけど。
これは緊急な対策が必要だと思った家光は6人衆らを招集せよと命じる。
んで春日局にめっかって、外に出たことをめっさ叱られてるんですが、「わしは忍び歩きは上手
じゃ」と言ってそそくさ。ああ、ドラクエの。←それ忍びばしりな!
てーか春日局が起こってるのは、病が蔓延してる中をうかつに歩くなってことだと思うんですけどね。
綺麗な着物きてたから目立ちまくってるし。
家光は6人衆に、7日間民にかゆを施してはどうかという。
もちろんそれでは焼け石に水なんだけれど、各地で起きそうな一揆の勢いを削ぐにはいいかも
知れん、みたいな感じらしいです。
サツマイモとかさぁ、栄養少なくても栽培できるようなものを広めたりとか、備蓄米を解放したりとか
そういう方向には向かんのかい。もちろんこれも一時しのぎかもしれませんけど…。
ううーん。
なんつかこういうのを見るとやっぱ人間って、大自然の脅威の前には無力ですなぁ。
あと家光は、農民が田畑を売買するのを禁止して、きっちり働かせよと命じる。
働かせよ言われても育たねーもんは育たねーんだよォォォ!!!!
一方玉栄の方は身支度を整えて家光の寝所へ。
まあヅラを変えればいいだけだから楽だよね!←
家光のことは知ってるわけですから、ずけずけものをいってて面白い玉栄。
有功が苦しむのを見るのがつらいから来た、という玉栄。
でもこの後が面白いんですよ。
お夏に負けるのは嫌と言っておいて、でも有功より気に入ってもらっては困る、と。
家光もその物言いに気に入った様子でした。
まあこの二人はお互い本音で話し合えるんじゃないかなと思いますね。
有功が辛くても家光のことを第一に考えるのと違って玉栄は、そんな有功の内心を代弁
する者でもあるし。
朝、寝所を出てきて有功が歩いてくるのを見かけた玉栄はさすがに気まずくて、洗面所に
隠れるんだけど、そんな有功の前にお夏が通りかかるわけですよ。
したらお夏が、あんないやしいものを自分の代わりに家光の寝所にやるなんて恥知らず、
みたいなことをチクチク言うわけですよ。
…先週由緒正しい武家の出とか言ってたように思うけど、どうやらその性格までは家柄と
比例というわけにはいかなかったようですな。
玉栄聞いてたわけですから飛び出していってつかみかかるんだけど、お夏は、自分は
家光の側室だ、こんなことするのはタダではすまんぞと言う。
でもここは有功がズバッと言いました。
玉栄だって今や側室なのだからそちらこそただではすみませんよ、と。
ハッ!ピーン!「すみませんじゃすみませんよ!」「伊月、ウザい」
有功、玉栄にお礼を言うのですね。
優しい子やて。
この二人の関係はやっぱ変わらなくていいなぁと思いました。
この後有功、家光のとこに行くんだけど、赤さんをあやしてるのをみて、隣の部屋に控えていて、
彼女が気づくまで待ってるのもいい。
家光は、玉栄のことをなかなか面白かったという。
それはいいけど、お玉て!もっとなんかなかったんか!お玉…。
有功は、あれは生きる力も強いが運も強い、と言う。
分身の気がすると。
私が光ならあの子は影、あの子が光なら私は影。
で、どっちが黒子くんですか。(違います)
まだ有功が、大奥に入るとは思いもよらなかった頃、子供の玉栄にどっかの坊さんが、
「この子は天下人の父に相が現れている」と言ったらしい。
ここの伏線は第一話で出てきますね。
有功は、その通りになればその方が良い、と言う。
まさかそれが本当になるとはね。(もう少し先の話ですが)
んで、八月朔日の儀が行われます。
八月朔日って確か苗字にもあったですね。あの場合はほずみでしたが。
まあともかく、その儀では各大名が挨拶に来るんだけど、その中にしずさんとか正則とか
いるわけですけども、信綱はヒヤヒヤ。女とバレないかどうか大変だったでしょうね。
儀が終わって廊下歩いていると、大老と会って挨拶するんだけどしずは、わかれた後で
あの跡取りは自分と同じ女だったと言う。
それだけでなく他の大名の中にも女がいたと。
女性のそういう目は確かですから、彼女が言うならそうなんでしよう。
正則は帰宅して今日の事を報告するんだけど、奥さんは殿が正勝ではないかと疑って
いるから、あれやこれや尋ねるけど、息子は質問の意味が分かってないから呑気な答え
ですよ。
汗をかいたーと正則は部屋に入っていくのですが…。もしやそのあせもは…。
6人衆が集まって、跡取りの子がいなくなるのは邪魔な大名を取り潰すにはよかった
けれども、こうもどんどん取りつぶしになっていくのは…と皆心配しているんですね。
で、一時女性を後継に立てるのを認めてはどうかという意見が出る。
町民とか農民はすでにそうしているらしい。
でも春日局は烈火のごとく怒るんですよ。
あーもー鬱陶しい。
女が継ぐなどととんでもない!ってことらしい。
万が一にも戦が起きたらどうするのかと。
でもその戦自体、しようと思っても今は男手が足りないから無理だ、と。
本末転倒ですな。
春日局はプンスカしながら歩いているのですが、一角に菊を沢山かざった場所が
あるのに気づき、有功のとこに怒鳴り込みですよ。
要するに無意味な贅沢をするなと言いたいらしい。
でも有功は、食事はすべていつもの内容だし、菊は自分が金を出した、大奥から
出られない男たちのために、せめて一時のなぐさめとして菊を用意することに文句
あっか、というのをやんわり言うわけですよ。
そうしたらもう反論はできませんわな。
まーたブリブリ怒りながら廊下を歩いていく春日局ですが、廊下でぶっ倒れました。
春日局死んだ!
はい死んだ!(まだ早い!)
おい、誰か「サラリーマンNEO」からハッスルビールもらってきて!←死ぬから!
(春日局の中の人が出演してた)
家光は春日局が倒れたと聞いてあわてて駆けつけてくるわけですが、そこで正勝は
春日局が薬絶ちをしていることを話します。
先代家光が病に倒れた時に、春日局は神仏に祈り、自分は一生薬を飲まないから
どうか家光を助けて欲しいと願ったと。
家光は願い届かず死んでしまったが、今の家光がそうならないように今も薬絶ちを
しているというわけです。
家光が大層心配しているのを見て有功は、いろいろあっても春日局が心配なのですね、
と声をかける。
有功との仲を裂こうとされたりしたけど、やっぱ母親みたいなもんなんですかね。
うーん…。
ただ有功、今は矢島が世話していると聞いて、何を思ったんか春日局のとこにやって
きました。
来ると彼女は一人で放置されていて、矢島はなんもしてなかった。
最悪だなあいつ!
有功はかいがいしく春日局の世話をするんですけど、彼女は今まで冷たくしてきた
分、有功が何か企んでるはず!とか思ってるらしい。
そんな、あんたじゃないんだから…。(オイ)
それからもずっと有功は春日局のそばについていました。
優しい人ですなあ。
そこに村瀬があわてた様子で報告にくる。
大奥の中から、赤面疱瘡が出たというのです。
それは、もうすっかり出番がなくなって忘れ去られたと思っていた(ひどい)捨蔵とその
付き人2人でした。まず付き人が感染して、その後捨蔵も、らしい。
弱り目に祟り目ですなぁ…。
あれは10代の男しかかからないんじゃなかったのかと有功が驚いていると、春日局が
まれに20代になってもかかる、先代家光も31歳でかかったという。
こうしちゃおれんと有功は、春日局の部屋に3人を連れてきて、お夏と玉栄から遠ざけろ
と指示、そして自分が世話すると。
食事の世話などはすべて矢島にさせると言います。
あいつ、ちゃんとしてくれればいいが…。
有功は、自分は大奥にとってはいらぬ男、死んでも不都合はないと言い、家光には重い
風邪にかかったと言っておけと言う。
そんで最後に春日局へ使ってもいいですね、みたいなこと言うけど、春日局は何の異存が
ありましょう、と。
最後に言うのかよと思ったけど、なんていうの、パッと承諾する春日局もかっこいいなと思った。
ところが。
正則も実は赤面疱瘡を発病していたのでありました。
次回は大変な展開になりそうです。
次回、「ハッ!ピーン!大奥におおくのピンチが!」「伊月、今それウザい」
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→大奥 〜誕生〜[有功・家光篇]