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ガリレオ |
第8話(13/06/03)
すいませんが岸谷さんには学習能力というものはないんですか。
花火が揚がるシーンから始まったあと、涙マークって言うんですか、あれが落ちてきた
けど何か意味あるんでしょうか?
この直後、男が誰かに刺されています。
手からはテニスボールが落ちた。
ハッ、これはダイイングメッセージ!犯人はテニスの王子様キャラに違いない!
(ムチャ言うな)
その後、とあるレストランみたいなとこで、アベという女性が敦子という女性と
落ち合っています。
敦子はある劇団の看板女優、アベは衣装係のスタッフのようでした。
そこに駒田という、劇団のトップからアベに着信があるのだけど、何も言わずに切れる。
敦子の方も携帯を取り出してみたら着信来てた、という。
今の時代は携帯があるおかげでアリバイが作りやすくなりましたのー!
家電話全盛期だとこんなことできないよ!?(いいから)
ともあれ何かあったのかもということになり、2人は連れだって駒田のマンションへ。
敦子は恋人なので合鍵を持っていてそれで中に入ると、駒田は何者かに刺されて
倒れていた。これが冒頭のやつですね。そばにはテニスボールが。
犯人はテニスに関係あ(ねぇよ!!!!)
ここで敦子が「アベちゃん警察に電話して!」と言ってます。
はい、敦子さんアウトー。一見して死んでるとわからなかったら普通は救急車です。
てか普通の人なら警察より救急車だと思うんですよね。知ってる人がこうなってたら
「はい、死んでる、警察」という風にはならないし。
えー。
大学研究室にはまた岸谷が来ています。
ドアに「岸谷お断り」って貼り紙しといたらどうよ。
岸谷はある劇団の話をしてて、学生も盛り上がってるんだけど、栗林一人が知らなくて
アワアワしてるのが面白いです。
ところがその劇団のトップ、駒田が殺されたと言う岸谷。
今度は学生が驚いてて、皆実験とか忙しくてニュース見てないというんだけど、岸谷は
ドヤアって顔で、ニュースくらいみなきゃーと。
…毎日見てないなら別ですが、数日研究にかかりきりで外部と接触がない、ってのは
ざらなんですよ岸谷さん。おめーに一度実験始めたら、時間ごとに薬品入れ替えなきゃいけなくて
夜中だろうが早朝だろうが起きて作業しないといけない辛さがわかるかぁぁぁぁ!!(私事)
そこに湯川が、うちの学生の邪魔するな、と戻ってきました。
つーかもう普通に岸谷、事件持ちこんできてますよね。
岸谷は事件の概要説明を始める。
敦子らが死体を発見したのが夜7:50頃。
殺害は7:31頃と考えられる。なぜならその時にアベが電話を受けているから、と。
つまり話せない状態で電話してきたのかも知れないというわけです。
現場は密室で鍵は室内にあり、合鍵を持っていたのは敦子だけ。
そこまで聞いて栗林が、犯人は敦子だ、っていうの面白かったですねぇ。
や、岸谷は彼女にはアリバイがある、とバカにしてるんですがえてして、こういう短絡的とも
思える思考が一番、真実に近かったりしますから。
そのアリバイは冒頭のレストランのやつです。
湯川はそれを聞いて、でも別にぶつりと関係ない、と。
岸谷があれこれ言うのへ湯川、ついに手を止めていいました。
「帰ってくれ」
はい、岸谷さんさようなら!!!
岸谷は敦子に話を聞いていますが、なんか疑ってはいるみたいで、駒田が鬱陶しかったん
じゃないの、とかガンガン言ってます。
太田川が、アリバイがあるし、とフォローしてて、あと、敦子は恋人だからわかるにしても、
どうしてアベに電話を掛けたのだろう、と質問すると。
敦子は、アドレス帳の一番上だったからではないか、と言います。
私がもしこういうアリバイ工作するとしたら、履歴の一番上の奴にかけた風に装いますねえ。
アドレス帳呼び出すより操作少ないし。
それがもし恋人の自分であればやばいので、履歴をいくつか削除して別の人間にかかるように
する、みたいな。これならかかった相手が別の場所にいても駒田が電話をかけてきたことに
なるし、今回のように、たまたま駒田がかけた二人が一緒にいた、という疑われやすい状況には
ならなかったかと。
まあ敦子の場合鉄壁のアリバイを用意してたからこそなんでしょうけど。
ともあれ、太田川もそれで納得します。
アドレス帳の一番上は確かにアベだったと。
そういうわけで行き詰ってまた大学にやってきた岸谷。
もう金とれよ。部屋のチャージ代で。
栗林はあーだこーだ文句言ってるつもりでいつの間にか、岸谷と事件の話をしてて、湯川が
「捜査会議に加わってますよ」って指摘するの面白かった。
あんまり岸谷がギャーギャーうるさいので湯川は外に連れ出します。
コーヒーでも飲まないかって。
したら普通カフェとか思うな、うん。
でも彼がつれてきたのは講義室でした。
そこに自販機の素晴らしさを解きながら湯川が、自販機から出て来たコーヒーを持ってきた。
世界初の自販機は、古代神殿の聖水販売だと。
エジプトのアレキサンドリアですね。
私これ、入れ物に入れて出てくるのかと思ったら流石その時代そこまでの技術はなかったと
見えて、コインを入れるとてこの原理で貯水タンクの栓が上に上がって水が落ちてくる。ある
一定の傾きが出来て少しずつコインはずれていって下に落ちると栓も落ちる、という仕組みだった
みたいですね。
そんで湯川は、今後一切仕事の話を持ち込むのも愚痴るのもやめろ、代わりにこの事件を
解決する、という。
そういう話をしていると、岸谷の携帯に栗林の携帯から着信が。
さらに湯川も自分の携帯にも着信が入っていたという。
これでも気づかない岸谷。
今のが答えだ、とか言われてもは?って感じです。
さらに実は栗林の携帯をこっそり拝借してきたんだ、と説明されても「は?」って。
お前マジ刑事やめろ!才能ねぇわ!
つまり、湯川が栗林を殺したと仮定して、そこで湯川は携帯を持っていく。
さらに移動の間にアドレス帳の岸谷より前の登録リストを削除する。(栗林の場合2名しか
いなかった模様)
そうして自販機でコーヒーを買い、その間に自分の携帯に着信させる。
その後、アドレス帳で岸谷を表示させたままポケットに携帯を入れておき、岸谷と話をしてる間に
岸谷の携帯に着信させる。
これが今回のアリバイトリックだと。
ここまで説明されなきゃわからんのか岸谷…。
駒田を殺してから敦子はレストランに訪れたのだろう、という湯川に、死体発見時携帯は駒田の
そばにあったそうです、という頭悪い岸谷。
細工をするために敦子がアベを遠ざけていたら、発見時にしっかり見たわけでもないし、後から
敦子がおいても「ああ、最初からあったな」って思うにきまってんだろうが!
と、そこまで話したところで栗林が、携帯がなくなったと大騒ぎしながら入ってきて、湯川は
しれっと「おや、こんなところに携帯が。間違って持ってきたようです」と信じられないような
言い訳してて笑いました。ひっでぇー!
でも栗林、この中には大事な人の情報が沢山入ってると言いながら帰って行って、岸谷
可哀想な人、とひどいことを。
ただ岸谷、これほどのことをするとは敦子は頭がいい、別の仕掛けを用意しているかも、と
言います。
おっなんか刑事みたいなこと言ってるじゃん!←
その敦子ですが、人を分析するのが趣味みたいで、岸谷とのやりとりを録音したものを
聴きながら岸谷の性格表みたいなのを作ってた。当たってるな…。
レコーダーで録音してその人を細かく分析してるらしい。芝居に役立てるために。
てか、駒田を殺した時のことも詳細に記録してるけど、これは見つかったらやばくないん
ですかね。まあ想像で書いてるものと逃げてしまえばわかんないですけどね。
駒田を殺害して何か細工をするシーンで、テレビを消しているのがのちの伏線となってきます。
岸谷は敦子に、駒田と親しい、ア行の名前の人間がいる、アベより前のはずなのに登録が
なかった、それはおかしい、と言う。
すると敦子、こうやって冤罪って作られていくんですねと言い出した。
こわぁ…。
てか親しいからあだ名で登録してることもあるのでは…。
まあともかく、あの事件の夜駒田のマンション前でタクシーを無理やり止めた人間がいて、
それが車載カメラに映ってたそうで、岸谷は、あなたの姿ですよね、と敦子に言う。
時間は19:14。
敦子は、合鍵を返しにきたのだけれど留守だったから、急いでレストランの待ち合わせに
いったんだ、疑われるのが嫌だったから黙っていた、と説明。
筋は通ってんですよね。
そこに、太田川から連絡が。
岸谷、席を外します。
実はこれはわざと、岸谷席を外して敦子の様子を見ようと思ったものらしくて、マジックミラーの
向こう側で太田川と岸谷見てますけど、敦子はずっと泣いていた。
まあ敦子ほどの人なら、マジックミラーがあるのも織り込み済みでしょうし…。
ダメだ、こいつらに任せておくといつまでも事件が解決しねぇ!
そういうわけで敦子、外に出て来ました。
また録音してたようだけど、これ公開されてたら警察謝罪どころじゃない騒ぎになってた
でしょうなぁ。後で覆るにしても。
さらに太田川、駒田の携帯からある重大な証拠が出て来たと言う。
岸谷、まーた研究室で愚痴ってます。
なんでも、駒田は自宅マンションで殺されるまで、留守にしていた可能性が出てきているらしい。
それは、携帯でとった花火の写真でした。
当日花火があがっていたのだけれど、花火の後ろに月が出ていて、駒田のマンションからも花火
自体は見えるものの、月は反対の空に出ていたため、これが両方映りこむように撮影するには、
マンションからかなり離れた場所から花火を見ていないとダメみたいです。
…えっごめん、つまり、それを撮ってからマンションに帰宅して殺されたと考えると、帰宅時刻には
敦子はもうアベと会っていたから殺すのは無理、という考え方でいいんでしょうか?
岸谷が敦子にはこの写真は取れない、この時間彼女はマンションの前にいた(タクシー止めてたやつ)
と言ったから多分その考え方であってるのかな。
サクーっと流されてたんだけど。
てかこれどう見ても反射した花火を映してるだけだよなあ…と思った。
夜なら余計に映りやすいだろうし。
湯川の仮説は外れたという岸谷。
犯人は敦子ではないと。
湯川はそうだろうか、と疑問に思っている様子。
岸谷と栗林は仲良く声をハモらせながら「そうですよ」と言ってますが…。
本当にこの写真が撮影できない、と証明されない限りは、湯川の中では敦子は犯人として考えうる
人の一人なんだと思う。
まあ面白がってるみたいだからやる気は出たんでしょう、湯川。
そういうわけで彼は敦子に直接会いにいきました。
あーなんかこの二人は話が合いそうな気がする。
古畑任三郎のシリーズで出てた、鈴木保奈美さんが出た回みたい。
湯川は女優として、なかなかできない体験などの芝居はどうするのかと尋ねる。
例えば殺人みたいな。
敦子は、似た感情を自分の経験の中から探してくると言います。
まあいい雰囲気で終わったような感じですが、敦子は岸谷が言ってた、「(携帯のトリックを)
自分ならこうすると言ってた人がいた」は湯川だと気づいたでしょうね。
駒田のマンションに湯川と岸谷、来たのはいいんだけど、窓の外が明らかに合成でちょっと
ガッカリ。もう少し何とかして欲しかったなぁ…。
湯川は、両方の窓に息を吹きかけてみたり、テレビをじーっと見てみたり、テニスボールを
投げてみたりと、彼的には意味があることなのですが、岸谷にはまったく理解できない
行動をとる。
そして、今回も無事思いつきましたよー!
湯川は岸谷に、事件の日と同じ花火を打ち上げたい、と言う。
経費落ちるかな…。
花火工場にいって湯川は、写真を見せてこれと同じものは作れるかどうか聞く。
ここで花火師さんが、何時何分にあがった花火だねとズバッと言ってて、パソコンの画面を
見せてくるので、コンピューターで花火作ってんの!?と驚いて、2人に「さっき手で作ってるの
見たろ」と思い切り馬鹿にされてる岸谷が笑える。
コンピューターで作れるようになったら誰も苦労せんわ!工場で作ってる花火はあるけど!
上げる時間とかいろいろ調整してんだよ。
湯川も似たような分野なので花火師さんとすごい意気投合して話してて、楽しそうだなあと
思った。
さて岸谷は敦子をマンションに呼び出しました。
そこには湯川が。
てかあんた当たり前に椅子に座ってるけど現場勝手に使っていいんか…。
湯川は、捜査には興味がない、自分が知りたいのはどうやってこの写真が撮れたかという
ことだ、と敦子に説明。
彼女は面白がって録音開始ですよ。
湯川の仮説は、敦子が二重のアリバイを用意したというものでした。
携帯についてはすでに解説ずみ。
問題は写真でした。
どうでもいいけど後ろのテレビ消せよ。
湯川は花火が見える側、月が見える側両方の窓のカーテンをあける。
そして自分ならこの写真を撮影できる、と言います。
んで花火師さんに連絡して花火をあげてもらう。
45秒後にこれと同じ花火が揚がるといった湯川、その間に敦子の手順を説明するのは
いいんだけど、もう45秒経過したんですが。
(いいだろ別に)
室内の電気を消すと部屋は暗くなる。
そんな中、テレビが鏡のような画面になるんですね。
つまりそれを利用すれば、テレビに映って反転された花火がさらに反転されて月側の窓に映り、
月と一緒にはい撮影、というわけです。
湯川がテニスボールを投げていたのはその角度を見てみたんだろうなぁ。
テレビには鏡面フィルムが張ってありました。
湯川は初めて来た時に妙なことに気づいたと言う。
両方の窓には汚れがあるのに、テレビにはついていない。静電気が発生するからテレビの
方が埃つきやすいですしね。うちのテレビなんか埃がつきすぎて電源落としたら埃だらけなのが
よくわかる!(拭けよ!)
この鏡面フィルムははがして折りたためば鞄に入るので、簡単に持ち去ることか出来ると。
だからマンションから出て来た敦子の鞄にはこれが入っていたかも知れませんね。
冒頭にちょびっと、それが入ってることを思わせるシーンがあると面白かったかも。
携帯とか鍵が取り出しにくくて苦労してる敦子、みたいなの。ま、どっかで捨ててきた可能性も
ありますが。
ここまで説明した後、湯川に花火師さんから電話がかかってくるのですが、湯川が費用は
岸谷に請求してって言ってて面白かった。
また請求書の用語の整理するハメにならないといいですね、岸谷さん!
ビキビキーッてなってる岸谷とは対照的に、敦子はめっちゃ喜んでるんですよ。
湯川の仮説通りのことを確かにやったと。
でも自分の何が悪いっていうんですね。
芝居の演技のために人を殺すことの何がって。
科学者だって実験のためにマウスを残酷に切り刻むでしょって。
あなたはご存じないかも知れませんが、動物実験には厳しいルールが決められていて、
必要もないのに苦痛を与えること、痛みを与えることは禁止されています。そして実験が
終わったら安楽死させて苦痛を長引かせてはならない、などのルールがあります。
自己都合で楽しんで殺人する人と学者を一緒にするな。
敦子は、これから取り調べや裁判、拘置生活をするのね、滅多に出来る経験じゃ
ないわ、模範囚でいれば10年くらいで出てこられるから、その時私の演技はすごい
ものになる、みたいに喜んでるんですよ。
まともじゃない。
でも湯川は言いました。
「そうかな」と。
敦子がステージに復帰した時、そこに客はいないんじゃないかなって。
少なくとも自分は見てみたいとは思わないと湯川は言う。
人を殺した女優が殺人を演じるのをリアルだと思っているのは本人だけだと。
そして岸谷に、「これをわかりやすい言葉で言うとなんというかね、岸谷くん」とふる。
おい!そんな難しいこと振って大丈夫か!?なんのことですかって言われたらど「自己満足です」
あ、ちゃんと理解できてた!!!!
そうして湯川は前売りで購入していた、これから公開される劇団のチケットを置いていきました。
もったいない!
どうせ中止になるんだから価値が出るかも知れんのに!←
岸谷は敦子が録音していたレコーダーを証拠品として押収しました。
うん、なんで直に触っちゃうかな!一応証拠品なのに!
今回はちょっと人を殺す動機が薄かった気がするなぁ。
まあイカれている女優だから、別れ話されてるし、ついでだから演技の練習のために
殺しちゃおうって感じで殺した、という意味合いだったのかも知れませんが。
岸谷さん、早くどっか異動してください!(オイ)