多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ガリレオXX  内海薫最後の事件


ガリレオXX
内海薫最後の事件

SP(13/06/22)

 これ…こんなひどいのよく放送しましたね…何がしたかったのか「サッパリわからない」。

 これは今から9か月前の話。
 内海さん、いろいろとストレスで自分が自殺する夢とか見てました。
 大丈夫か。
 アメリカへの研修を進められたこともストレスに拍車をかけているらしい。
 要するに使いづらいからどっかやろうって魂胆を感じ取ったと。
 柔道場で練習してたら、新人の一人があせくさーいとか言いながら入ってきたんだけど、それが
岸谷なわけですよ。
 でも周りは可愛いからニコニコしてるわけで。
 結局警察が必要な「女性警察官」はそういうことなのだ、と内海は思っていました。
 
 ある捜査の途中で内海は、派手な化粧をしたおばあさんを車椅子に乗せて押していた
男とすれ違う。
 しかしそのおばあさんが妙にぐったりしていたこと、前のめりになって倒れて手が地面に
ついてもそのままだったことから男に声を掛ける。
 
 その後の取り調べからこのおばあさんは認知症で、車いすに乗っていた時点では死亡して
おり、もともと長野在住だったことがわかる。
 男は介護士の上念。
 内海、自分が取り調べをやりたいと言うんですが上司は「は?」て感じ。
 何なんだよまったく…。
 ともあれ、内海が取り調べをすることになりました。
 亡くなっていたおばあさんの名前はフミさん。どうして東京に来たのかは記憶があやふやという
上念ですが、警察から逃げてきたとか言い出した。
 太田川が、あいつ長野で殺人容疑で指名手配されている、と大変な情報を持ってきた。
 皆はこりゃ大金星じゃねーかと手のひら返して喜んでるわけですよ。
 なんでも、フミの娘、チカコに介護のことであれこれ文句言われていたからだ、という上念。
 それでバットで殴って死なせてしまったが、逃げるにしてもフミ一人にしておけないから
東京に連れてきたと。
 ただこの調書を内海がとったところで、裏取りしないまま話が進んでいくのがすごい不自然で
仕方なかったですよ。
 まあともかく記者会見しているお偉いさんを見て皆やんややんやですが、草薙が内海のとこに
きて、これなら湯川がいなくても大丈夫だな、とか言ってる。
 いらんフラグを立てないでいただきたい!
 ともあれ、明日の長野への輸送は内海が担当することになったらしいです。
 テレビに映る、湯川も見るかもなとか言われてちょっとおめかししてる内海が可愛かった。
 一方で長野の警察署方は、いい笑いものだと腹の虫がおさまらんわけですよ。
 ここは署長が高崎という女性みたいです。
 今世間では猿渡事件、というものが、被告人の猿渡さんが実は冤罪だったのではないか、
と問題になっていました。

 で、移動してる途中で上念はトイレにと寄った店で暴れて、俺は無実なんだとかいって
騒ぎ起こした。
 それがネットで流れて、ひょっとしたらこの人も無実なのではないか、という指摘が
出始める。
 それで高崎は内海にチクチクイヤミ言うわけですよ。
 さらにこの署の取り調べでは上念は犯行を否認し、警視庁では自白を要求されたととんでも
ないことを言いだす。
 これ、内海の調書確認しないでそのまま通されたってことですよねぇ。それ自体がありえない
んだけど…。
 てかここでも伊武さん出てんのかよ。藁の盾と似たようなキャラだなおい。
 ともあれこの関岡という刑事がケンカになりそうになったのを止めて内海に、凶器はミキサーで
あり、介護日誌を破られたと言っていたが現存しているし、と内海の取り調べ内容と辻褄が
あわないことを指摘。
 こうなると、でたらめな内容を発表したということで警視庁の赤っ恥なわけですよ。
 それで内海は納得いかないから残って捜査に参加する、と言うけれど上司は長野がそれを
受け入れるはずがない、という。
 で、そこに新聞記者が接触してくるんだけど、内海足早に立ち去った。

 そうして帰ろうとしていたら突然内海、捜査の許可が下りるんですよ。
 管理官が、今回も誤認逮捕だったら警視庁のメンツが立たないということらしい。
 ところがホテルをとろうとしたら満室で、仕方なくラブホに部屋を取ることに。
 まあ署が非協力的だから泊まるとこ貸してくれないんだろうなぁ。
 
 翌日、現場を見させてとか言ったらめっちゃ怒られる内海。
 しかも割く人員なんかないよと言われてなんか使えないらしい当摩という刑事を
あてがわれました。
 皆はトンマトンマって呼んでるんだけど、内海本人に「これでトンマって読むんだ」と
割と失礼なことを。
 普通に考えたらわかるでしょうがぁぁぁぁ!
 ちなみに当摩は後方支援が得意でネット関係とか詳しいらしいです。
 
 その頃あるゴミ捨て場で血の付いた服が見つかっていました。

 現場にやってきた内海。
 上念は平日の9時から17時勤務で、事件の起きた日は日曜日だったのになぜ上念は
ここにいたのか。
 わかりません、とか当摩が言ってて、聞いてないわよって言う内海に笑った。
 これはこれで面白いコンビだなぁ。
 それで介護施設で聞き込みをしてみると、上念はよく働くといい評価でした。
 3年前はゲーム会社で働いていたらしい。
 また、フミの娘チカコとの関係も良好で、そもそもチカコの指名でフミの世話をしていたらしいです。
 つまりことごとく、内海に言ったことは違ってるというわけですか。
 上念が住んでいた寮にやってくると、ゲームがいっぱいある。
 どうやら当摩は置いてあるゲームとかいろいろ知ってるみたいですが…。
 さらに上念は施設のホームページも作ったりしてくれたようで、内海は自分が知っている
姿と全然違う、と驚きます。
 
 その頃上念は内海は帰ったのか、話したいことがある、と言うけれど、それが気に入らない
刑事らは、帰ったと嘘をつく。
 でも思い出したことがあるとしつこいので仕方なく内海が呼ばれるんですね。
 それで上念が言い出したのは、自分がフミの家に来た時にはすでにチカコは殺されて
おり、通報しようとした時に何か衝撃を受けて気を失ってしまったと。
 やってきたのは、フミが体調を崩していて心配だったからだそうです。
 まあこのあたりを見れば確かに真面目だと思いますが…。
 そんで、目を覚ましたら血のついたミキサーを握らされていて、上着に血がついていた。
 で、なんで内海に嘘の供述をしたかについては、頭を打ったから記憶が混乱していたようで、
発見された血のついた上着を見て思い出したんだ、と言う上念。
 フミを東京に連れてきたのは、東京見物を一緒にしようねと約束していたからだそうです。
 でも内海は、認知症のフミを連れ歩くこと自体介護士として失格でしょ、という。
 確かに死んでいたのに気づかないはずはないから、そのあたり何か絶対ありますね。
 
 ただし上念には恐喝の前科があって、ゲームが面白くないと批判した奴を刃物で脅して
いたらしいです。…それは脅迫であって恐喝ではないのでは…。(私の聞き間違いだったら
すいません。眠かったんだ…←オイ)
 ともあれ、これらのことで送検できないだろうか、と言っている関岡。
 んで高崎はその夜、内海を飲みにつれていくんですね。
 なんかいろいろ女の立場って難しいよねとか言うけど、この人も何かありそうなんだよなぁ…。
 高崎は昔自分も捜査一課にいた、という。ああこの人キャリアか。
 ここを経験したら本庁に戻って昇進タイプの人なんだな。
 ともかく、女はしたたかに生きないと、という署長でしたが。
 
 東京ではその頃大騒ぎになっていました。
 やはり猿渡事件が誤認逮捕ではないかと騒ぎになっていて、もしこのまま上念の事件も
冤罪ということになったら、管理官の立場がやばい、ということらしいです。
 そんなもんろくに裏取りもせずに護送した方が悪いんやんかー!
 
 そんな中、怪文書が出回っていることが分かります。
 Y・Tは人殺しである、無実の記者を自殺に追い込んだ、という内容でした。
 これを持ってきた記者は以前内海に話しかけようとしていた甲本という記者で、このイニシャルは
高崎署長ではないかと言ってくる。
 これはマスコミ各社に送られていた。
 なぜ内海に言ってきたのか。
 今回の事件、怪文書に関わっている人がいるらしいです。
 なんでも、フミの旦那さんがその、自殺している記者であるらしい。原因は不倫騒動だとか。
 そしてこの怪文書が出回ってすぐチカコが殺されたと。
 何か関係がありそうですね。
 当摩もこの怪文書は知っていたという。
 送信者も特定済みらしいんだけど、それが多岐にわたっていたことから、いたずらだ、という
ことになったようですね。
 ただし直接警察署にメールしてきた人間がいたらしい。
 それが10日前、チカコが殺される直前の出来事で、さらにメールを送ったのはチカコだった
ようです。
 ここで当摩が「あわっ」とか言ってるから何かと思ったら、この関連性に今気づいたらしい。
 えぇー…。
 
 そんな中、上念を送検した、と高崎が記者会見を行います。
 ただしそれは、内海が取り調べた内容を根拠にしているものでした。
 つまり冤罪だったとかいうことになった場合、全責任を警視庁に押し付けられる、という
わけですな。
 高崎は内海にあなたの判断を信じるわ、と言っていくんだけど、内海はそれに対して
不信感を持っていた。
 
 というわけで会議したみたいなとこで当摩、関岡と話をしている内海なんだけど、当摩は
蛇腹のカーテンみたいなのをあけてて、内海は関岡に、最後に上念のことを取り調べたい、
怪文書のことを何か知ってるかも、って言うんですが、当摩があまりにもうるさいので
「シャーシャーうるさい!」と叱ってたのちょっと笑いました。別に当摩もわざとやってたわけじゃ
ないんだけどな…(笑)。
 しかも関岡も「うるさい!…って言ってるぞ」と。
 おいぃぃぃぃ!!!

 内海は署長は嘘をついている、と言う。
 私を信じているフリをして責任を押し付けたと。
 やっぱそうですよね。
 本当に信じてるなら「全責任は私が取る」くらい言わんと。
 内海は自分の中の疑念が確認できたら東京に帰る、と言う。
 それで上念に怪文書を見せて、チカコは父の自殺の真相を暴こうとしていたのではないか、
何か知ってるのではないか、と言いますが、上念は知らない、と言う。
 ただ、フミがよくうわごとを言っていたと。
 夫は悪くない、警察にはめられたんだと。
 取材ノートも沢山あったと言う上念。
 ここ、押入れから物を取り出そうとして、取材ノートを発見する上念のシーンがありますが
実は結構重要です。
 押収物にその取材ノートはない、と気づく内海。
 当摩としては、今回の犯行に高崎が関わっていると疑っているのか、自分の失敗を別の
問題にすり替えたいだけじゃないのか、と。
 この後言った、「上司を犯人扱いされた気持ち、考えた事ありますか」って言うのは正論
だと思うけど、当摩にも言いたい。
 お前の目は節穴か。

 内海は甲本から、猿渡事件こそ、フミの夫が追っていた事件だと知らされます。
 最初から彼は猿渡が誤認逮捕ではないかと疑っていた、と。
 それで自殺に追い込まれたのではないだろうか、というわけです。
 そういうわけで内海、自分が泊まっているホテルに当摩を連れてくるわけなんですが。
 当摩はこれ以上内海の捜査に関わりたくない、と嫌がっている。
 内海は最後に一回だけ、これ以上ねだったりしないから!と連れてくる。
 それを聞いていた受付のおばちゃんが派手に誤解してるわけですよ。
 内海さん思い出して!
 ここはラブホテル!
 内海にしてみたらこんな話誰が聞いてるか分からないところで出来ないから、というので
しょうが、当摩はやや誤解気味で「さっ、やるわよ!」と言われて反応してたのが笑った。
外に干してある下着めっちゃ見てたし。
 
 さて猿渡は自分の冤罪を訴え続けて病気で獄中死したわけですが、その猿渡を取り調べ
したのが高崎だったそうです。
 その取り調べで自白を強要され、認めてしまい、裁判で主張を否認したがそれを認めて
もらえず、訴え続けているうちに獄死してしまったと。
 その猿渡が持っていた遺書を遺族が発表したから今こんな騒ぎになっている。
 それを死んだフミの夫は取材していた、というわけですか。
 それが邪魔な存在だった高崎が自殺に見せかけて殺した可能性があるわけですね。
 後から自殺の動機を適当に作るみたいな感じで。
 ちなみに記者の自殺は獄中死の直後だったようです。
 で、その残された取材ノートを見たチカコはネットで告発を行った。
 だからチカコも殺されたのではないか、ということですか。
 なるほど筋は通ってますね。
 ただ当摩あることに気付く。
 これだと上念は犯人ではない、ということに。

 ところが当摩に事件捜査で呼び出しがかかって、当摩はそそくさと出ようとするんだけど、
電話で当摩が言った名前に内海は驚く。
 それは甲本という名前だったからです。
 強引に現場に行くと、確かにそれは甲本で、浴槽で練炭自殺をはかったらしい。
 関岡が、会社の金を横領していて、それがばれたから自殺したようだ、と言ってるけど
内海はついさっきまで話していたと驚きを隠せない。 
 でも長野県警としては、これ以上部外者が現場を荒らすな、とめっちゃ怒ってるわけで
内海、外につまみ出されました。
 でも当摩、内海の推理が当たってる気がすると言い出しました。
 上念は犯人ではない、と。
 ところがこのタイミングで内海に、東京に戻るよう電話があるんですよ。
 高崎から管理官へ直に苦情が入ったらしい。
 なるほど、モロに口封じじゃねーか!
 関岡は内海に話を聞かせてくれ、と言う。
 内海がっかりすなぁ…。

 そんで東京に戻った内海。
 そこに彼女の先輩が、東京での内海の足取りが全然取れないと言ってくる。
 あれだけ派手に化粧していたおばあさんをつれていたら、誰か記憶に残ってそうな
ものなのに、それがないんだそうです。
 いよいよきな臭いですね。
 んでその上念の前科についてですが、取り調べしていた刑事が、ゲームやったけど難解で
面白くない、と言ったら上念はマジギレしたらしい。
 そういう自己中なやつなんだよ、という先輩。
 つまり、内海に見せていた方が本当の姿ってことですかね。
 しょげている内海を先輩は、結果出したのになんでしょげてる、俺なんか一度も犯人
捕まえた事ないんだぞ、と励ます。
 お前、それはそれで問題だぞ…。

 さて湯川の方はなんか実験やってるけど、電気がついたらいつの間にか内海がいて、
ビビる栗林がめっちゃ面白かった。
 内海は自分は刑事を続けるべきか意見を聞いてみたくなった、と言う。
 めっちゃ驚く湯川。
 おおっとこれは今まで見たことない顔だ!銀魂ならモザイクかかってるレベル!←ひどい
 でも内海、先生ならこう言うでしょうね、みたいにペラペラしゃべりだして、予想ついてるなら
ここにきた意味ないんじゃ…とかちょっと思った。
 栗林は内海にちょっと同情したようで、僕も将来が不安なんだよ、とか言い始めました。
 内海は全然聞いてなくて(ひどい)、湯川が元に戻した蛍光灯を見てたんだけど、それが
チカチカしてるのを見て「寿命なんじゃないですか」と言ったわけですよ。
 したら栗林は内海が自分と会話してるもんだと思ってるから、「そーかな」とかすごいショックな
様子。
 でも湯川は(こっちは内海と会話している)電灯の端っこをふいて取り付け、「そんなことはない」
と言う。 
 確かにきれいにしたらつきました。接触不良だったのかな。
 湯川のセリフを聞いて自分に言ってもらえたんだと思って喜ぶ栗林。
 会話が噛みあってないようでかみ合っている!
 湯川はちょっと見て欠陥と判断するのは単純だ、と言う。
 栗林、僕らに勇気を!?と喜ぶけど、やっと電気の話だと気づきました。
 うん、まあいいわ!

 内海はさっきの湯川の実験、外部から刺激を与えると云々の部分で何か気づいたことがあった
ようで、長野に戻ろうとする。
 管理官にも、真犯人をあぶりだす方法があると言う。
 猿渡事件には秘密があった、被害者は猿渡だけではなかった、もう一人いると。
 ここで拳銃を装着する内海がかっこよかったです。

 んで彼女は当摩の家にやってきました。
 これがまー、かなりの豪邸で、ぼっちゃんなんだなとよくわかる。
 彼女は当摩の家から怪文書をわざと送ろうとやってきたのでした。
 そうしたら犯人が動くから、と。
 ここで当摩の母が、入ってもらいなさいよーとか言ってきて、当摩は乗り気じゃないん
ですが、内海が「ホテルチェックアウトした時下着が一枚なかったのよねー」とか言い出して、
中に入ってたのは笑いました。
 やったんか当摩。正直に言え!桜の代紋が泣いとるぞー!(服部平次か)
 
 メール作成している当摩。
 この椅子チラッと映っただけだけどアーロンチェアかな。いいなぁ欲しいなあ。(いいから先へいけ)
 内海は当摩の家にも上念のゲームがあるのに気づく。あとポスターとかも。
 やっぱこいつやりこんでたっぽいな。
 んで内海は、施設のホームページも上念が作っていたことを思い出して、そこを見てみる。
 すると、パソコン修理します、みたいな告知があるのに気づくんですね。
 もしやと思って内海は施設に問い合わせて名簿を送ってもらった。
 それは、上念にパソコンの修理を依頼していた人のリストでした。
 それと、怪文書の送信者を突き合わせるとピッタリ一致した。
 つまり怪文書を送っていたのは不特定多数ではなくて、上念だったということ。
 さらに、チカコのパソコンも自由に使えていたから、怪文書をチカコの名前で送ったのは上念
であるということになります。
 介護をしている時に偶然取材ノートを見つけた上念は、そのノートを読んでわざと怪文書を
送ったと。
 内海、関岡に相談しましょ、と連絡をするのですが…。 
 当摩の方は、数時間したら僕がメール出したこと特定されちゃいますよーとか言ってるの
ですが、そんなこと内海には知ったこっちゃないのでした…。
 
 内海、出ていくんだけど当摩のお母さんに、他の誰が訪ねてきても絶対にあげないで
下さい!と言ってて、お母さんはそれ誤解して受け止めてたのが面白かったです。

 その頃テレビでは、上念の弁護士が記者会見を開いていて、彼は無罪である、と主張
していました。
 今まで世話してきた親子を殺す動機がない、徹底的に戦う、みたいな内容らしいです。

 内海は関岡に電話で、今まで怪文書を送ってきたのは上念だ、と説明する。
 そしてさっきメールを送ったのは私です、と。
 いやこれ手の内さらしてどうするよって感じなんだけど…。
 で、内海はテレビの会見のことを言って、上念は猿渡事件を担当していた弁護士を味方に
つけて、無罪を訴えるつもりです、と言う。
 今夜中に高崎は動くはずだと。
 関岡は自分も気になることがある、会えないか、と言ってきました。
 またあのラブホに宿泊した内海は、関岡って人があとから来るんで!って受付に言うん
だけど、受付のおばちゃんが、ポイントカードくれて「今までの分も押してあるから!」って
言ってたのは笑いました。このラブホのパートは面白かったなぁ。
 てかここまでの流れを冷静に見ると、関岡が犯人ってのが分かってくると思うんですが…。
 内海さんはもう少し落ち着いて状況を把握した方がいいな。

 一方警察では、管理官が内海に、お前の動きが漏れてるぞとか言ってたんですが、その
内海はカップラーメンがお湯漏れしていてそれどころではないのでありました…。

 その頃当摩は、関岡にスタンガンで拉致されてた。
 やっぱりこいつが犯人じゃねぇかぁぁぁぁ!!!!
 彼を小屋に閉じ込めた関岡は内海に大変なことになった、当摩が襲われたと言って呼び出す。
 なんも疑ってない内海はそのままのこのこ出かけていくわけですよ。
 そんで小屋みたいなとこに拉致されている当摩を発見して驚く。
 その背後から忍び寄る関岡。
 ま、一応腐っても湯川と危機を乗り越えてきた仲、というわけで。
 内海、なんかの金属に映ってた背後の関岡に気付いてバッと銃を突きつける。
 ここはかっこよかったですねぇ。
 内海は、自分と甲本が連絡を取っていたのを知っていたのは関岡と当摩しかいない、だから
関岡がやったんだと言う。
 関岡、君には撃てないよとか言ってますが、そこにパトカーが駆けつけてきた。
 県警は信用ならないと踏んだ内海が警視庁に連絡したのでありました。流石です。

 怪文書が出回ったのちにチカコからメールが届き、猿渡事件の真相が暴露されそうに
なっている、と思ったという関岡。
 高崎の方も管理官が真相を突き止めていましたよ。
 なんでも関岡から記者の偽装自殺を依頼されたヤクザの存在が浮かび上がってきたらしい。
 それは猿渡事件の誤認逮捕を隠ぺいするために高崎が仕組んだことでした。
 
 記者偽装自殺のあと関岡は高崎から、ひょっとしたら取材ノートが家に残っているかも
知れないと言われてそれを回収にいった。
 日曜で上念はおらず、チカコが買い物に出かけた隙を見計らって取材ノートを見つけ、
持ち出そうとしたものの、もどってきたチカコと鉢合わせしてしまい、これを殺してしまった。
 ところが殺害後に車のキーを落としてきてしまったことに気付き、戻ってくると今度は
上念が来ていたので、スタンガンで気絶させ、彼がやったように偽装して、ということですか。
 でもフミさん連れ出した理由は全然明らかになってないな…。
 
 高崎が連行されていくところに内海戻ってきたんだけど、高崎は「私はあなたほど強く
なかった」と言って出て行きました。
 誤認逮捕認めてた方が、ずっと犠牲少なかった気がしますけどね…。
 管理官が、警視総監も腹をくくった、明日二人の逮捕を発表する、と言ったのまではいいと
して、なんで送致の前に手を打てなかったとか言ってる。
 東京に戻ってこいと言ったり手を打てなかったと言ったり、あんたらはいつもいう事が
矛盾してるな。
 で、上念は無罪ということになり釈放となるわけですが、内海はまだ納得いかない様子。
 それで有給を取って捜査しようとします。
 そんな中先輩から、やっと目撃証言が取れたと連絡が。
 なんでも、未来宅配便というところに荷物を預けていて、それが東京にきた理由では
ないかという。
 そういうわけで当摩を呼び出した内海。
 内海はマジで僕じゃないですよ、とか言ってるが下着のことは今どうでもいい。
 つーかオメー今、通りすがりの女子高生撮影してただろうが!!!!

 二人は上念の講演会にいってました。
 解決してないことがある、と言う内海。
 ここで弁護士らには出て行かせるわけですが、当摩がこのホールの警備員が話が
あるみたいですよ、と連れ出していて、弁護士が「用があったら普通来るだろ」と文句言いつつ
歩いて行ったのは面白かったです。ここはすごい良かった。

 で、内海は上念に、どうして一度犯行を自白してわざと逮捕されたのかと言う。
 それで、以前の前科の話にふれ、あなたはゲーム盗作の汚名を着せられ、事件を起こして
ゲーム業界から締め出された、その汚名を晴らしたかったのではないかと指摘。
 だから今回、犠牲者になる必要があったと。
 発端は取材ノートを見つけたことだった。
 それを読んで警察に復讐することを考え、まずは怪文書を送り付けて警察をあわてさせようとした。
 ところが警察、高崎はチカコがやっているのだと思い、偶然とは言えチカコが殺され、さらに
偶然とはいえ上念が犯人にされる状況が発生した。
 そこで計画を思いついたんだ、と内海は言う。

 まず東京に逃げることにし、フミを連れて逃げたのは彼女を見捨てなかったけなげな介護士を演じ
ようとしたから、だからホテル周辺には目撃証言は出なかった。
 フミは死ぬまでホテルの外には出ていない。
 なんかこれも可哀想な話ですよね。つか内海は上念を何の容疑で逮捕することもできないとか
後でいってたけど、これ十分逮捕出来ると思うんですが…。介護士がやったことですから。
(有資格者が過失であっても死なせた場合は一般人より罪が重い)
 んで、東京で逮捕されて長野に送致されるようにしたのも、担当が変われば自白を強要された
ということが言いやすいからだと。
 …長野の刑事が怖いおっさんで、お前が犯人で間違いないとか決めつけてたらどうしてたん
だろう、とちょっと思ったんだけど、こいつは抜かりなく計画してたのであります。

 東京に来たのはこの荷物を届けるためだったんでしょ、と内海はある封筒を出してくる。
 その中にはDVDだかCDだかがありました。
 数年後、彼がいた施設に届く手筈になっていたようです。
 それは、関岡がチカコを殺害する映像がすべて収録されていました。
 元々は、フミが徘徊した時に探せるように室内に仕掛けられていた映像だったようです。
 とんでもないものがありましたね。
 それを自宅で見ていた上念は現場にいったらしい。
 何をするつもりかわかりませんがもし関岡が戻ってこなくても、あわてて現場から立ち去った
フリをして東京に来るつもりだったのかも知れませんね。
 したら目撃してる人はいただろうし、疑われるのは間違いない。あとは計画通りに嘘の証言をして
長野でひっくり返せばいい、と。
 つまり裁判が長引こうが、どこの刑務所に入れられようが上念にはどうでもいい問題だった。
 この映像が出るのが分かっていたからどのみち自分の無罪は証明される、というわけですか。
 猿渡事件と同じ役回りを自分に与えることで、汚名を晴らそうとした。
 その目的はゲーム業界に復帰することだった、ということですね。
 そりゃ、無実を訴えて戦ってきた人間が容疑が晴れたとなれば、あのパクリ騒動も誰かに
はめられたのでは、という声が大きくなるでしょうから、大手を振って復帰できるでしょう。
 
 内海ここで何を思ったかあのゲームつまらなかった、あなたも幼稚な人間ね、と言い出す。 
これでカッとなった上念は内海に暴力をふるう。
 それを警備室のモニターで見ていた弁護士連中はあわて、当摩と警備員は飛び出していく
わけですよ。
 ただ場所が遠すぎるのか知らんけどなかなか駆けつけて来なかったのはちょっとアレだなぁと
思いました。テンポ悪すぎる。
 ちなみにかっこよく入ってきた当摩は鞄を踏んづけてスッ転び、上念は警備員に取り押さえられ
ました。
 これでひとまず彼は逮捕されるのは間違いないけどひっどい脚本だなぁこれ。

 トイレで泣いている内海に対して当摩、清掃中の看板をおいてあげてたのは良かったけど、
内海はこれで泣くようなキャラじゃないと思ったし、泣くならそもそもなんであんな挑発したのか
「サッパリわからない」。
 内海のキャラ全然理解してない脚本家が書いたとしか思えない。
 私が前シリーズをちゃんと見てないからよく把握してないだけかも知れませんが、少なくとも
このスピンオフは内海じゃない、別の人間の話だと思いましたよ。
 私は内海刑事と言うのは殴られて悔しくても、ここまで本泣きしないタイプだと思うんだけどなぁ。
 湯川が見てるかもと言われておしゃれするって女心はあっても、自分から挑発したことで
わざと暴力振るわせたんだから泣かないような。ってか挑発したらブチ切れること知らないはず
ないですよね。前のこと聞いてんだから。

 ともあれ、それから時は過ぎて4月。
 雷がなってみんなうおーとかビビってます。
 上司が内海に、本当にアメリカいっちゃうのかとか言ってる。
 あんだけ行け行け言うてたくせに本当に手のひら返しはぇぇな…。
 あと湯川はなんか思いついたらしくてニコニコしながら計算式書いてた。
 こっちはほっといても大丈夫そうだな…。
 そこに、くわいの会で男性の不審死の入電が。
 内海は最後の事件として駆け出していくのでありました。


 えーここまで書いといてあれですが。
 2時間10分、時間の無駄でした。
 なんでこれを映像化しようとしたんだ…。



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