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信長協奏曲 |
第5話(14/11/10)
今回は、なんでも解決できるってわけじゃなくてサブローだって無理なものはある、という
感じでよかったと思う。
いや実際史実どうなっちゃうのって思ったし。
でもそれで終わらないとこも良かったですね。
さてホトトギスがいますよー。
皆でこれを題材に句を詠むという話なんだけど、伝次郎があの有名な句を詠んで皆に
おおーっと言われています。
「鳴かぬなら 鳴かせてみしょう(みよう) ホトトギス」
ですね。
つーかここの場に家康がいないのはなんでよ。
この俳句自体後世の創作なんだけど、ここでエピソード持ってくるなら家康いないと
おかしいし、もったいないじゃん。
ちなみに正岡子規の子規、はホトトギスの意味です。喀血した時に口の中が赤い、
鳴いて血を吐くと言われたホトトギスを連想したことから。
まあともかく、続いて信長が…あれっこれ本物の信長じゃん!
しかも気弱にしては「殺してしまえホトトギス」なんて物騒なの詠んでるし。
お前は何がしたいんだよ。
んでその頃サブローは外でうろうろしていた。
なんでも、前回信長と会った時に彼は、自分はこれから明智光秀として生きていくから、
上洛の手助けをしてやるみたいな話をしてきていたのですね。
したら、犬千代が探しにきて、信長あわてて逃げた。
つーか逃げ足はやっ!
サブローもここで逃げなきゃよかったのに、なぜか逃げてコソコソ隠れることに。
そうして犬千代、信長の方を見つけて連れていってしまったんですね。
「あれっ、着替えました?」とか言いながら。
お前の目はどうなっとんじゃ!!!
こうして困ったサブローは、帰る道すがら、走ってきた馬に手をあげて止めるのでした。
タクシーじゃないんだから!
信長が本物の信長であると気付いてない家臣どもは(こいつらもどうかと思うんですが)、京へ
上洛するためには通り道となる、浅井を何とかしないといけないと話す。
半兵衛は同盟を結ぶが良いでしょう、と提案。
ただ簡単に同盟を結んでもらえるとは思えないから、お市を嫁に嫁がせると。
恒興としては複雑な心境でしょうね。
信長は良いのではないかと賛成。
こいつ流されるままの人生だからなあ。
そうして信長廊下を歩いていたら帰蝶と会うんだけど、彼女が気さくに声をかけてきたことに
面喰ってる様子でした。
あと、うつけと呼んでることも。
前の生活はいったいどうだったんだって感じですな。
そこに、信長に会いたいという人が来たから、と彼は出ていくのですが。
あの最初に登場したおつきのじいさんやな。
犬千代は今頃になって、なんか殿らしくなかったとか言ってる。
お前、黒田家秘伝の玲珠膏、目にぬっとけ!今ならまだ官兵衛のじいちゃん健在だから!
信長、出ていく途中で家臣からあちこち声をかけられるんですね。
それも面喰ったことだと思います。
自分が出ていく時とはまるで違っていたでしょうから。
彼はおつきの爺さんとともに越前に向かいます。足利義昭と話をするらしい。
今の時代だともう一代ほど前の将軍か。
足利義輝。大立ち回りを演じた将軍ですわ。
この人が生きていたら、信長とて好き勝手にはできなかったかも知れません。
まあともかく。
恒興はお市に、浅井家への輿入れが決まったことを話にいくと、お市はひょうひようとしているん
ですな。
強がりなのか、わかってたから覚悟決めてたのか、どちらかはわかりません。
一方、何も知らないサブローが戻ってきて、犬千代に、さっき出て行ったばっかりでお早いですな
とか言われてて、「あいつでてったの?」とか会話かみ合わなくて笑える。
しかも犬千代、また着替えました?とか。
お前本当に区別つかないな!
で、サブローはお市の嫁入りが決まったと聞いて、それはダメと言い出した。
政略結婚はよくないと。
バカなのにそういう言葉は知ってるんだな…。
サブローはお市や恒興らに、結婚は好きな人とするもんでしょ、とか言ってる。
森さんが、結婚するまで相手の顔も知らなかったというのへ、それで5人も生んだの、すごいね!と
純粋に驚くサブローと、それを褒められたと受け止める森。
皆!言葉のキャッチボールしよう!
サブローさらに、結婚指輪の話をしています。
家臣らが指にはめるしぐさしててすごいかわいかった。
ただ、政略結婚はダメとサブローしつこく言ってるけど、それが聞こえてる帰蝶はどう思ったのか、
と私は思いました。
彼女だって斉藤家とのことできたわけですしね。
それを否定されてるような気持ちになったのでは。
戦か同盟か、どちらかしかないということで、サブロー、また軽いノリで浅井のとこに行ってくると
言い出した。
お市なしで同盟組んでもらえるよう言ってくると。
無理だろ…。
そして帰蝶の侍女のおゆきですよ。
こっそり誰かに、これが織田家の兵法書です、と教科書渡してた。
いやいやいやいや!渡したところであんたら読めないでしょうに。
まあ解読しようとするんだろうけどさぁ…。
渡して帰ろうとするのへ伝次郎、居合わせたんだけど、影がパッと逃げるの見たから伝次郎、
確信しただろうなぁ。
まあこの人も主がなくなったとはいえ目的あって忍び込んでるしね。
さてサブローが向かった先、浅井長政のところでは、半兵衛が同盟のためにお市を嫁入り
させるという話をしていた。
したらサブローがやってきて、その話中止、と。
お前来るの早いな!
嫁入りなしで同盟を結んで欲しい、とサブローは頭を下げるけれども、長政の父親は信用できないと
頑として受け入れませんでした。
そらそうですわな。
サブローは思い立ったらすぐ話を進めるけど、それは良いところでもあり、悪いところでもある。
なんでも簡単に進むとは限らないからね。
お市はもう嫁ぐつもりで帰蝶と話をしていました。
帰蝶は、恒興がお市のことを好きなの知ってたから、嫁がないですめば…みたいな気持ちも
あったと思いますね。
ただこの時代、そういう婚姻は限りなく無理でしたが。
だからこそ恒興も打ち明けるつもりはなく、胸に秘めていたのだと思います。
あと、こういっちゃなんですが…。
お市は戦国時代一の美女として伝えられているので、もう少しかわいい人を…。
この後お市と恒興は町に出かけてました。
なんかここの町がセットだからしょうがないんだけど、店がいろいろある割に賑やかそうじゃ
ないなーって感じで。
もう少しセット組み考えて欲しかったな。
あと、お市が「どっちじゃ」と、ものを入れたのは左右どっちの手かという遊びを恒興に仕掛けて
くるんだけど、恒興は彼女のクセを知っていて毎回あててました。
これ後の重要な伏線です。
伏線っていうか、恒興の気持ちを表すのに良いエピソードだったと思う。
お市は恒興にだけは、不安な胸の内を伝えるのでした。
余計に恒興、心配になるよなぁ。
一方サブローはまだ帰ってなくてウジウジ悩んでた。
そこに長政がやってきて、人質にかわる、戦をしかけないという証を示すことができれば、という
話をするのですが…。
帰ってサブローはいろんな人に話を聞くけれど、皆良い案など持ってるはずもなく。
帰蝶のとこにも来てサブローは、お市がかわいそうと繰り返すけど帰蝶は、そうとも限らないと
いう。
多分サブローはまだ、帰蝶のいう意味がわかってなかったと思う。
なんで帰蝶が、政略結婚といっても悪いものばかりではない、というのかってことがね。
そして伝次郎が、自分に命じてくれれば、こっそり浅井の砦でも壊してきますよ、とサブローに
持ちかけたのですが…。
浅井家では、信長がせめてきたと大騒ぎ。
急いで武装していくと、サブローは兵に刀を抜かせ、「武器を捨てろー!」と叫んで一斉に
自分たちの砦を壊し始めた。
いやいやいやいや!
武器捨てろっていうならそもそも抜く必要ないし、上に放り投げたら落ちてくる時危ないでしょ!
織田の砦が壊されているということで、浅井側、ポカーンですよ。
でも長政は意味が分かったようで、近くに寄って行った、
サブローも長政が来たということで話をしに行く。
彼は、自分達側の砦を壊し、柵を取り払うことで、戦う意思はないということを示したので
ありました。
戦をしないなら砦はいらないっしょ、という意味らしいです。
二人は握手をして別れるのですが…。
城に戻り、恋愛して結婚していいからね、とお市に告げるサブロー。
はたしてどうなりますことやら。
長政は浅井家は織田家とともに歩んでいく、という話をしていました。
そこに現れたのが父親ですよ。
今の家督ってどっちだっけ。
様子からして長政が家督持ってると思うんだけど、だったら長政の決定に従うのが筋じゃ
ないかと思うんですけどねぇ。
恒興は町に櫛を買いにきてた。
多分これプロポーズしようとしたんじゃないかなぁ。
意を決して。
ところが運命はそれを許しませんでした。
サブローは浅井家に乗り込んでいって、なんで同盟がダメなんだと文句言う。
そこに父親が現れて、信用できないからやっぱ市をよこせというわけですよ。
それで、応じなくて織田家がせめてくるというのなら迎え撃ってやるぞ、と。
まあサブローがどういう人か、なんてわからないですから仕方ないんだけど。
織田家家臣らは戦になるぞ、と騒いでいる。
そりゃもうその道しかないですしね。
そんな様子を見ていたお市のところに恒興がやってきた。
嫁いで下さい、と。
どんな気持ちでいったか、と思うと悲しいですなぁ。
そんな彼にお市は両手を差し出し、どっちじゃという。
当てたらお前の言うことを聞いてやる、と。
恒興にしてみたらどっちが正解かはわかってた。
でも葛藤したと思いますね。
わざと不正解を選べばお市もガンコですから、嫁がないと言い出してくれるかも知れない。
そうしたら自分と結婚してもらえるかもしれない。
けど、それは織田家の未来を閉ざすものだって。
そうして恒興は正解の方を選びました。
多分お市も、恒興がいつも正解を見抜くことはわかってたと思う。
その上で彼がどちらを選んでくるか、その選択に運命を任せようって気持ちもあったのではと
思いますよ。
もし恒興が自分を選んでくれたら嫁に行かないということも考えていたかと。
ここのシーンはお互いに、相手の気持ちをわかってた部分があるのではないかなと思いました。
サブローにお市は、嫁ぐから、戦のない世を作ってくれ、と言います。
これは自分の出陣ですと。
サブローは帰蝶に、何もしてあげられなかったと話をするけど帰蝶は、なんでつらいと言い切れる、
という。
政略結婚であっても幸せになることはできる、それは二人次第だと。
確かにね。
実際史実でも、浅井夫婦は大変に仲睦まじい二人であったと記されています。
多分幸せだったと思いますよ。
その頃恒興はひっそりと何か書いていました。
さてお市が嫁ぐ日。
門をあけると赤い布が道にひいてあって、みんなが両サイドにいて花をパーッとなげてお祝い
してくれるんですね。
サブロー、よく知ってたな…。
あと、勝家が見とれてたのめっちゃ笑った。
これはうまい伏線ですね。
ただ、この場に恒興はいなかった。
いるとつらいからだろうなぁ。
バージンロードを歩いた後御輿に乗るお市。
サブロー君、本当はバージンロードの先にお婿さんいないといけないんだけどね。
まあいいや。
御輿を見送りながらサブローは、自分は何もわかっていなかったという。
結婚は始まり、大事なのはこれからだと。
その御輿の一行を恒興は上の方から見守っていました。
彼らしい見守り方だと思う。
長政のところについたお市、指輪をはめてもらっています。
驚くお市。
恒興から手紙をもらい、織田家の習わしということで作らせたらしいです。
やることが粋ですね、恒興は。
戻ってきた恒興に帰蝶がどこまで知っているのか、武士のかがみだなと言ってるけど、
まあ恒興にはこれから幸せになっていただきたいですね。
あと、おゆきは伝次郎から、どこの忍びかしらんが勝手なことはするな、と脅しかけられてた。
さてさて。
サブロー改めて帰蝶と夫婦だったのを思い出し、デートしよ!とかいって馬に乗って外に
出ました。
おつきのものがいなくて大丈夫かこれ。
一方で信長は、義昭と約束したからこれで上洛できるわーと戻ってきてたんだけど、サブローと
馬にのって楽しそうな帰蝶の様子見てました。
この人本当は帰蝶のこと好きなんじゃないかなぁ。
戻ってきてちゃんとすればいいのに。
次回は現代から戦国時代へ女子高生がタイムスリップしてくるよー!(アシガール)
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