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鍵のかかった部屋 特別編 |
SP8(20/06/29)
■過去のレビュー
・鍵のかかった部屋
・鍵のかかった部屋SP
さあいよいよ最終話でございます。
榎本は佐藤の殺害トリックを見抜けるのか。
あらすじ。
介護サービス会社ベイリーフの社長が殺され、その部屋は密室だった。
容疑者は外の窓清掃をしていた佐藤。
榎本は彼が犯人だと確信していた。
その殺害トリックの謎とは。
って振り返ってくれるんかーい。
これはわかりやすくていいですね。
まあ尺が足りないからね。
社長が隠していたものは組織的な横領で得た6億円。それを貴金属にして社長室に
かくしていた。
それを佐藤に見られたことから、セキュリティをより強固にしようとしたのだ、と榎本は
推理します。
佐藤の職場で聞き込みしている純子。
おとなしいが仕事は確実、ただ、職場での付き合いはあまりないようですね。
純子は社内ボーリング大会の写真を目にします。
ところが佐藤は人目を避けるようにしていた。つかこれ完全に心霊写真の写り方
じゃねーか!怖いよ!
絶対テレビに写真提供されて「お分かりいただけただろうか」になっちゃうやつだよ!
ま、写真とか警戒してるのでしょうねこの人。
さすがに純子も何かおかしいと思った様子。
素性が明らかになると困る理由があるのでは、と。
一方芹沢は社長室調べてるのかな?
貴金属の隠し場所でしょうかね。
そして警察のコウノを芹沢尋ねました。
佐藤の調査をしている、と告げます。
本籍を教えて欲しいと。
これ弁護士なら役所に照会かけられたような…どうだっけ。
芹沢は過去に密室事件の調査協力をしましたよねぇ、なのにあなたは榎本を犯人かの
ような扱いをした、違法な身柄拘束で国家賠償請求を出来ますよ、と話す。
このへんのゆさぶりはさすが弁護士ですよね。
というわけでコウノ教えてくれたのですが。
美術館とか宝石店で起きた窃盗事件の資料を唐突に出してくるコウノ。
犯人は厳重な警備システムを簡単に突破したようです。防犯カメラにすら映ってなかった。
これらの事件にはすべて共通点がある。
事件が起きた日の終業間際に現場を訪れた榎本の姿が映っていた。
見に来ただけって可能性もあるな。
だって本当に榎本が犯人ならわざわざこんな風に監視カメラに映る理由ないもん。
芹沢、一話目の銀行の金庫閉じ込めのことを思い出します。
ここら、特別編ではカットされてますので良かったら2012年の第一話レビューどうぞ。
(ページ上のリンクから)
…またED流れ始めた…。まあいいけど。
純子は佐藤の地元を訪ねるのですが、実家はなく、学校でも引きこもりで不登校だったため
ほとんど覚えてる人はいませんでした。
この頃から犯罪の下地作ってたわけじゃないだろうけど、意図してやってたら怖いな。
と、佐藤のことを知っている女性にあたりました。
昔よく遊んでいたらしいです。
で、写真ですが…佐藤の顔はまったくの別人でした。佐藤の顔をした人間は椎名という
別人だった。
つまり椎名は、佐藤がほとんど交友関係がなかったのをいいことに、彼に成りすまして
生きていくことにしたというわけです。
戸籍乗っ取りというわけではないけども、身分詐称ってことですね。
そうなったら写真に写りたがらないのも当然ですな。
他人の経歴なのだから。
純子あわてて連絡しています。
高校の時に両親が心中自殺した椎名は闇金業者にしつこく付きまとわれ、業者を
ナイフで刺して行方不明に。
そして佐藤の戸籍を勝手に使ってなりすましたわけか。
当時は住民票取るのゆるゆるだったしね。確かに。
じゃあ佐藤学そのものは生きてるわけですね。
この事件さえなければ椎名は一流大学に入ってそれなりに過ごせていた可能性がある
らしいです。
なるほどいろいろコンプレックスありそう。
ややこしいので佐藤のままでいきます。
佐藤、アパートに帰ってきたら怪しい連中がいた。
別の住人を探してやってきた金貸しのようですが。
こっからは椎名の時の記憶ですかね。
闇金にとっ捕まった椎名は暴行を受けてもっていた果物ナイフで業者を刺した。
懐かしいな当時の果物ナイフだわ。
そして逃げて無我夢中で生きていたんでしょうね。
椎名としての犯行であれば怨恨ではなく物取りとしての犯行の可能性が高い。
ただ問題はどうやって殺したか、ですね。
芹沢が話している、介護ロボで人を傷つけることは出来ないって再現が面白いわ。
サロンパスのCMに出てくるCGの人みたい。
と、コーヒーが運ばれてきたんだけど純子取ろうとして落とした。
騒いでる純子を尻目に芹沢、そうか、そうだったのか言い出した。
いやお前の推理さぁ…。
なんか榎本に早口で説明してるぞ芹沢。
榎本は棚の中の錠前をあけているのですが…お見事ですって言った。
本当に大丈夫か?
芹沢くっそよろこんどる。
会社にいって説明しとるぞ。
まず事前にリハしなくて大丈夫か?
芹沢、犯人は社長室には侵入してなかった、と説明します。
それは正しいと思うんだけど…。
介護ロボでダミー人形を抱えさせてます。
毛布が落ちたんですけど。
芹沢これが盲点と説明します。
毛布が落ちたとしてもロボはそれを保護対象とは考えないと。
芹沢、カウチごとロボに持ち上げさせ、社長を落としたのだと説明。
社長は滑り落ちて床に頭を打ちつける、と。
持ち上げられないでしょ。
長さ足りないから。
やはりエラーが出ました。
アームの長さを越える物体は持ち上げることが出来ない、と社員説明。
そらそうでしょうね。
芹沢、事前に練習してみないから…。
大恥かいて終わっただけじゃねーかよ。
沈黙が痛い(笑)。
ここで榎本が来るとかしたらまだすくわれたのでしょうが。
榎本電話で報告を受けています。
アームは奥行き70cmまでのものしか持ち上げられない。
重さは300kgまでは大丈夫。
榎本、何か思いついたようですよ…!
社長はなぜロボを社長室に置いていたのか、と榎本言います。
一人では持ち上げられない、重たいものを抱えるためではと。
この室内で考えると答えは限られてくるという榎本。
ためしに棚を持ち上げてみると…?
棚の底に隠し扉があったのでした。
社長にとってはこのロボはフォークリフトの代用品に過ぎなかった。
中はからっぽ。
6億円相当の貴金属はやはり犯人に盗まれたようです、という榎本。
犯人どうやって盗んだんだよ。
部屋に入るチャンスあったかね。
榎本きましたよーいつものあれです。
「そうか、そうだったのか」
「密室は破れました」
久しぶりにきましたー!
窓がガタガタいってるのがヒントですね。
「犯人どうやって殺したのか教えてくれよ」
「それは…明日お話します」
「出たよ、久しぶりに出ちゃったよ俺の苦手なやつだよ、どうして明日なんだよ!今言えよすぐ言えよここで」
また切られた。
佐藤の方は。
洗濯機があるのですが中には洗濯物が。
なるほど、宝石隠すならここに、ですね。
そして出かける佐藤を、多分榎本だと思いますけど見てました。
佐藤はどっか倉庫のようなとこに入っていきましたよ。
なんだここ。
純子は榎本からの連絡待ちですね。
ま、遅くなっても榎本のことだから約束は守るでしょう。
佐藤はどっかの通路を暗い中掃除してました。
こんな暗い中掃除するとかある?
見えにくいから最低限の明かりつけるよ?
と、ここに榎本がやってきました。
榎本は自分の情報を警察に流したのはあなたですね、と言う。
密室の解明にここまでてこずったのははじめてです、とも。
話は少しばかり複雑です。
まず佐藤は窓拭きの最中あるものを発見した。
それは、社長が部屋に隠し持っていた6億円相当のダイヤモンド。
佐藤は何とかしてそれを盗めないかと考え、盗聴器を仕掛けることにした。
清掃にきた時マスターキーを渡されるのを利用して合鍵をつくり深夜の役員フロアに
忍び込んだ。防犯カメラに反応されないように、全身アルミで入ったらしいです。
なんだそれ。
で、時間をかけて情報を収集していった佐藤は、社長が仮眠を取ることやダイヤの
隠し場所を推測した。
ダイヤを奪う時期がきた、と思ったその時不測の事態が起きた。
あの社長の自作自演のやつですね。
だから、システムを強固なものにする前に忍び込んでダイヤを盗み、盗聴器などを
回収した。
その頃芹沢は電話かけちゃえとか言ってます。
つながらないようにしてるのでは。
と思ったら、おかけになった電話番号は現在使われておりませんって言われたぞ。
佐藤はもう終業時間なんで帰らせてもらいますって言うけど、ちゃんと掃除してたか?
まあいいや。
で、榎本はここから出て行くなら通報すると言います。
そうなると家宅捜索が入る、と。
榎本は場所確信しているようですね。
確かめてからきたのでしょう。
今佐藤が恐れているのは警察よりも火事や泥棒である、と榎本言います。
古い洗濯機のことですが、て。
さすがだな。
ダイヤの包みを内装と外装の間に入れればまず見つかることはないし、洗濯ものいれて
水を張っておけば火事対策にもなる。
榎本、あのダイヤは横領した金で作ったものだから盗んでも公表することは出来ない、
だったらなぜ大変な思いをして殺す必要があったのか、と言います。
佐藤は殺してない、と言います。
当日はあの部屋に入れなかった、殺すことは不可能だと。
榎本、可能だと言います。
ダイヤを盗みに入ったあの夜、すべての準備は整えられていた。
事件のあの朝清掃開始時刻より一足先にビルを訪れ、12階へ訪れた。
社長は睡眠薬によって深い眠りに落ちていた。
ロボはまだ開発途中のため、市販のラジコン用コントローラーで動かされており、佐藤は
それを知っていたためコントローラーを用意してロボに社長の体を持ち上げさせ、窓のすぐ
内側まで運んでこさせた。
それだけでしょうな。
それだけで犯行は可能になります。
つまり、窓の外から殴るだけでよかったのでしょう。
佐藤はハッタリだとか言ってます。
カマをかけただけだって。
榎本は風が吹いていたおかげで気づいたといいます。
防弾ガラスで社長室の窓はハメ殺しになっていて、びくともしないはずだが、なぜか
ガタついていた。
窓ガラスがほんの少しだけ稼動するよう細工されていた。
遊びがあることでかかる力が逃げるようにされていたんですね。
ここの解説は理科とか物理で実験見たこともある人いると思います。
外から窓ガラスを叩くとその衝撃が窓ガラスの遊びによって社長の頭に伝わる。
その後佐藤は何食わぬ顔で他の同僚と合流して作業に戻った。
ところが社長は即死しておらずまだ生きており、最後の力を振り絞ってたなのとこに
張っていった。
最初の場所から遺体が動いていることに気づきあせった佐藤はゴンドラを上にあげて
やっと死体を見つけた。
そして凶器はビルの上の給水塔に投げ入れてあった、と。
時間がなくなって仲間がやってきたため隠せなくなったのでとっさにそこへ隠した
ようです。
佐藤は犯行を認め、なんで殺したかを話し始めました。
最初から殺すことが目的だった、自分の父を裏切ったんだと。
ああ、椎名の父親の会社ダメにしたのはこいつか。
共同経営者だったのを金持ち逃げして、会社倒産させたらしい。
それがあの社長だった。
榎本、復讐計画の途中でダイヤを発見したということですね、と確認しています。
どうせ殺すならあのダイヤももらっておこうと思ったと。
バカだな
あの大きさ売りさばこうとしたら確実に怪しまれますし、保証書のない宝石なんて
二束三文に買い叩かれるだけですよ。
いい生活したかったのはわかるけどね。
佐藤、榎本のことを調べたと言い出した。
キミならわかるだろう、俺の気持ちがと。
ムリじゃないかなあ。
榎本は他人への共感というものがほとんどない気がする。
ダイヤを手に入れてあなたは解放されたんですか。
ボクにはそうは見えません。
前後左右、上下までガラスに囲まれているように見えます。
ボクはガラスのハコに閉じ込められるのはごめんです。
たとえ向こう側にいけないとしても、自由でいたいんです。
ここらは榎本の本音でしょうね。
純子、榎本の職場を尋ねました。
倉庫だっけね。
錠前などのコレクションがなくなっていました。
あれ、謎を解くって言う約束果たさないのか。
芹沢に電話がかかってきました。
コウノからでした。
佐藤が自首してきたと。
まあ椎名ですね。
ダイヤも見つかったというコウノ。
ただこれ自首といえるかですが。他殺とわかってるので。まあそこらの言葉はどうでもいい。
「ただ、ひとつ気になることがあるんです」
あの専務は横領には関わっていたけども、自主退職が認められ、退職金が
出るようですね。
良かった。
副社長、榎本さんにもよろしくお伝え下さい、というのですが。
芹沢と純子、複雑でした。
と、純子に公衆電話から着信が。
それは待ち望んでいた榎本からでした。
空港にいるという榎本。
臨時収入が入ったものでと言います。
芹沢は椎名の部屋から押収された宝石のうち、1億円分がニセモノだったという話をします。
榎本は、社長が業者に騙されたのではないか、と言い、一方的に切りました。
このあと意味深に榎本が笑って終わるのいいんだよなあ。
こっから特別編の第一話に戻るんですけどもね。
☆☆ Iftah ya simsim! ]T☆☆
一番の防犯方法は、自分自身が警戒心を持つことである。
携帯を操作しながら歩く、音楽を聞きながら歩く、では周囲の異変を感じ取れない。
窃盗事件や空き巣被害があれば、なぜそうなったかの理由を調べ、自宅はどうかを
振り返る必要がある。同じような弱点には早急に対策をする必要がある。
犯罪者が一番恐れるのは、警戒心を常に持っている人間である。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→鍵のかかった部屋 特別編