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表に出ない事情



さて、何と表現したものか…。
一言で言えば「理解不能」ということになるのですけどね。





これは交通課の宮本由美君から聞いた話です。


<深夜の飲酒運転検問にて>
・30代男 会社員
・アルコール反応なし
・助手席に刃渡り15cm以上の刃物数本発見、銃砲刀剣類所持等取締法違反の
疑いありとして事情聴取。
 男は得意げに服のボタンを広げ、傷だらけの胸を見せて笑い意味不明のことを
言っていたとのこと。身柄確保。
・薬物反応なし

・20代女性 無職
・アルコール反応なし
・子どもを抱いて運転していたのでチャイルドシート使用義務違反にて取調べ。
・立ち会った巡査が確認したところ子どもと思われたのはミイラ化した子供の遺体
であったため、この女性を緊急確保。
・後日、殺人容疑で逮捕
・薬物反応なし


<深夜の110番にて>
・警邏中のパトカーに要請が入り駆けつける。
・該当の家は空き家であったため、慎重に中へ入り捜査。無人。
・玄関口の電話が鳴る。1人がこれに出たところ「勝手に家の中に入るな!」と
怒鳴られる。
・警察官、電話線が切れていることを確認。男のカン高い笑い声とともに電話切れる。


<スピード違反の車両を停止させる>
・某国道 深夜3時半
・30代男 無職
・40kmオーバー
・違反理由として「人に追いかけられた」と意味不明のことを言っている。
・叱ろうとした警察官の後ろを指差すので見たところ、時速70km(警察官目測)で
通過した車両の後ろを、髪を振り乱した若い女が「走って」追いかけていった。


<警邏中に>
・無線にいきなり「何してるんだ…」といったような意味合いの言葉が混じり、混線する。
・パトカーを停止させ確認していたところ、いつの間にかパトカーの周囲を無数の男女が
取り囲み、何か言っている様であったが聞き取れず。混線は続く。
・移動できないので離れるようスピーカーで呼びかけたところ、窓や車体に手をかけて
揺さぶられる。
・思わず降りて取り押さえようとし、外に出たところ誰一人としていなくなっていた。
・車体には無数の手形が残っていた。



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