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警視庁メールマガジン第155号 |
==警視庁メールマガジン第155号==
発行日:07/06/01
目次 [〜お知らせ〜警視庁広報課より] ●麻疹流行中です! [捜査一課業務報告 明智管理官の見た事件] ●終わりのないいたちごっこ [大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や] ●その事件、どこから聞いたん? [防犯ミニ知識] ●ペットの散歩で気をつけて欲しいこと [ほんの一口〜読者の声] ●通販で買ったものの返品を断られた [トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ] ●効率的にダニを減らそう [内部密告コーナー] |
[〜お知らせ〜警視庁広報課より] ●麻疹流行中です! 東京都を始めとして関東地方では麻疹患者報告が増加しています。 例年4〜6月は麻疹流行のピークになりますので、麻疹ワクチン未接種で麻疹未罹患の方は、至急ワクチンを受けましょう。 また、はしかの流行などで大学が休講になった場合でも、学生の方は出来るだけ人の多い場所へは行かないで下さい。感染に気がつかないままさらに感染を広げる恐れがあります。 はしかの病状、一人一人の診断や予防接種のやり方等については、かかりつけの医師、お住まいの地域の医療機関、医師会、保健所(保健センター)などにお尋ね下さい。 |
[捜査一課業務報告 明智管理官の見た事件] ●終わりのないいたちごっこ 事故死した子供の死体をウェブサイトに掲載し、事故で子どもを亡くした遺族の告発を受けた警視庁がこの管理人を逮捕した事件は記憶に新しいことであると思います。 この事件、逮捕される少し前からあちらこちらで話題にのぼっており、「どうして早く逮捕しないんだ」「こんなことを許しておいていいのか」という批判もいくつか寄せられました。 警視庁は手をこまねいていたわけでは決してなく、この管理人の捜査について手を焼いていた、というのが正直なところです。 この管理人が逮捕された容疑は児童買春・児童ポルノ禁止法違反(頒布)容疑というものなのですが、これもウェブサイトに掲載されていた写真が問題になったのではなく、サイトにアクセスしてきた人間に対して写真をメールで送り、これが対象になったものです。ですからかなりきわどいところであると言われても仕方がありません。 私自身は、子供の死体写真を面白半分に掲載する悪趣味なウェブサイトについても同様に取り締まるべきであると思っています。しかし一つを潰せばまた別のところで立ち上げられるといった「いたちごっこ」が続いており、例えばサーバーやプロバイダーが取り締まりに協力する状況でなければ根絶は非常に難しいといえます。 ちなみに日本ではこういった画像の所持自体は違法にはあたらず、奈良県のみが13歳未満の子どものポルノ画像の「所持」を条例で禁止しています。 昨年6月に立ち上げられ、1年を迎えるインターネット・ホットラインセンターでは今年4月までに1000件を越える児童ポルノ関連の通報を受け付けました。しかしこれらの45%に海外のプロバイダーが使われており、こうなると捜査も対応もまちまちとなってくるため、簡単に取り締まることが出来ません。 ネットの普及と共にこういった違法行為も飛躍的に増加しました。簡単に再開出来てしまうデータ社会というのは本当にやっかいなものです。 |
[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や] ●その事件、どこから聞いたん? 今年もアッというまに6月やな。今年の梅雨はどないやろ。ジメジメするんは性に合わんけど、雨が降らんというのも困るし。 数年前の奇妙な依頼も丁度こんな時期のことやった。ある男性からの依頼で、「いくら調べても分からない事件について調べて欲しい」と言われた。 ある殺人事件でな、たまたまネットのニュースで報道されているのを見かけてその時は何も思わず見過ごしたんやけど、後になって読み返そうとしたらすべて削除されとったと。気になって調べたけど、あちらこちらのサイトでちょっと取り上げられてはいるものの、全貌を解明するにはいたらんかったらしい。 それで俺に、ツテを使って調べてもらえないかと相談しにきたんやな。 俺も話を聞いて興味を持ったし何より続報がないというのは気になる。 それですぐ調べにかかったんや。 まずは事件事故のデータベースで調べてみたけどちっともひっかからん。こういうのんは起訴されたりした分は載るけど不起訴やその他軽いものは載ってなかったりするからな。(殺人が軽い犯罪かはさておき) それで次に、親父に頼んで警察のデータベースで検索や。したら今度はあれやこれや引っかかりすぎてわけわからんとなってしもた。その中から少しずつ絞り込んでいって、なんとか数件にまで絞込みはしたけれども、どれも細かいところで違っていたりと一致せんのやな。しかも続報がないというわけではなく、すべて犯人逮捕やらで解決済み。 らちあかんから、依頼者がそのニュースを見たというポータルサイトに連絡を取り、そこから掲載元に連絡を取り、状況を話して「この事件の中で該当するものはあるか」と尋ねたけども「ない」という。どうしたもんかなと思っていたら担当が替わって、意外な真相が聞けたんや。 「その事件のことについては自分が担当しましたのでよく知っています」とな。 やっと真相を知る人間にたどり着けたと、俺は舞い上がりながら続きを聞いてん。 「あの事件のニュースは一日だけ特別に掲載されたもので、以降はまったく取り扱っておりません。何故ならあれは、エイプリルフールの企画だったからです。当然架空の事件です」 |
[防犯ミニ知識] ●ペットの散歩で気をつけて欲しいこと 最近、犬を散歩させている最中でのトラブルなどの相談が増えています。すれ違った人に飛び掛ってケガをさせてしまった、リードをつけていない犬に噛まれたなど…。 正しい散歩のさせ方を学びましょう。 大切なのは、犬のペースで歩かせないことです。好き勝手にさせていると飼い主の命令を聞かず、振り切って走っていってしまったりします。犬がリードを引っ張って言うことを聞かない場合は、犬が諦めるまで飼い主はその場を動かない、引っ張り出したら立ち止まる、という風なことが必要です。 次に、必ずリードはつけて散歩させて下さい。これは法律で決められています。しかし、リードをつけているからといって長く伸ばしているのでは意味がありません。車にはねられたり、人に飛びかかったり、建物内ではエレベータに先に乗り込んでしまいドアが閉まって事故になりかけた、というケースもあります。しっかりと制御できる長さで持ちましょう。いたずら半分にでもリードを緩めたりするべきではありません。 また、排泄物をきちんと片付ける道具も必ず持ち歩きましょう。始末しないで平気で歩いていく人がいますが、場所によっては違法行為にもなります。排泄物の片づけを出来ない人はペットを飼うべきではありません。 散歩中に人や他のペットとすれ違う場合は、リードを短く持つか、慣れているなら名前を優しく呼んで自分に注目させて引き寄せ、飛び掛ったりじゃれ付いていかないようにします。自信がない場合は隅によってすれ違うのもいいですね。 とにかくぐいぐいとリードを引っ張る人がいますが、これは犬にとっても苦痛になるだけで、余計に暴れたり、振り切ってしまう原因になります。 飼い犬や猫が他人にケガをさせたり物を破損したりした場合、当然飼い主に賠償責任が生じます。 そんなことにならないようにするためにも、法律を知り、マナーを守って正しい散歩を行って下さい。 |
[ほんの一口〜読者の声] ●通販で買ったものの返品を断られた 「ネットショッピングで、あるショップでいいと思って買った指輪が、ネットで見たのとは雰囲気が少し違うように思いました。色も少し異なるし、返品を問い合わせたら受け付けられないと言われました。これって詐欺じゃないですか!?」 広報課からお答えします。 「まず、クーリングオフは通信販売には適用されません。返品を受け付ける場合も、商品が壊れていた、不良品だったというものであり、その他の返品受け付けはお店のサービスであることが殆どです。 思っていたものとイメージが違うという程度では、買う方の不利益になることを故意に告げなかったというわけではありませんので、詐欺にはなりませんし、返品についてもお店との交渉次第になると思います。」 |
[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ] ●効率的にダニを減らそう こんにちは!交通課の由美ですvv梅雨の季節、雨が降る中をカサをさして運転する自転車など見かけます。危ないですから絶対にやめましょう! さて今回はこの季節布団がなかなか干せなくて、ダニアレルギーを心配される方への裏ワザです。 実は、布団を干しただけではダニは減らせないというデータのほかに、掃除機をかけることが有効だとわかってきています。といっても毎日行う必要はなく、1週間に1回で十分。片面40秒くらいのペースで敷き布団、掛け布団ともに行って下さい。 これを半年続けた実験結果では、喘息などの症状が劇的に改善されたとでています。 布団専用のノズルを電器店などで購入し、早速実行してみて下さいネ! |
[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。 夫婦で旅行に行くと張り切っていたKさん。ところが旅行先で大金の入った財布を落としたと、ションボリして帰ってきた。 後日、旅行に出かける当日に玄関へ置き忘れていたことが判明した。 |
[あとがき] 6月は様々な改正や値上げがあります。不思議と6月に多いのですね。ガソリンや食材の値上げは家計を切迫しそうですが、残念ながらお小遣いの値上げはないようです。我が家の財務大臣にお願いしましたが法案は破棄されてしまいました。 政府の懐と違い、まだまだ一般家庭は厳しいようです。 それではまた。 [警視庁メールマガジン] 総編集長: 警視庁 警視総監 白馬 編集長: 警視庁 総務部 牛黒 発行: 警視庁 転載を希望する場合はご連絡下さい。 |
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。