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警視庁メールマガジン第197号 |
==警視庁メールマガジン第197号==
発行日:2009/02/06
目次 [〜お知らせ〜警視庁広報課より] ●2月は振り込め詐欺撲滅月間です [捜査一課業務報告 明智管理官の見た事件] ●続々と登場する振り込め詐欺対策 [大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や] ●裁判官も人間 [防犯ミニ知識] ●火山が噴火、その時に [ほんの一口〜読者の声] ●証言がバラバラなのはなぜ? [トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ] ●湯ざめ知らずでポッカポカに! [内部密告コーナー] |
[〜お知らせ〜警視庁広報課より] ●2月は振り込め詐欺撲滅月間です 警察庁は2月を、振り込め詐欺撲滅月間と定め、全国都道府県警に取り締まり強化を要請しました。 全国の警察は2月上旬の10日間に高齢者宅を戸別訪問して注意喚起するほか、年金支給日の13日には現金自動預払機(ATM)周辺の警戒を強化します。 警視庁では身代金目的の誘拐事件捜査にあたる「捜査一課特殊班」や機動捜査隊を捜査陣に投入します。 最近では、バイク便を使って現金の受け渡しが行われることもあり、バイク便協同組合は、道路上に荷物を持ってきてほしいなど、依頼主の住所が不明確な場合には断る方針を表明しています。 皆さんが意識を強く持つことで、振り込め詐欺被害を減らすことが出来ます。 |
[捜査一課業務報告 明智管理官の見た事件] ●続々と登場する振り込め詐欺対策 前回、神奈川県警が振り込め詐欺に対する新たな捜査方法に乗り出したことを紹介しましたが、今回は熊本県警の対策をご紹介したいと思います。 熊本県では、エクスパックを悪用した振り込め詐欺に的を絞り、県内の全ポストに注意を促すステッカーを設置しました。そのステッカーには、「振り込み詐欺ではありませんか? 『エクスパック』で現金は送れません」と書かれているそうです。 ただ最近はエクスパックでの手口が広まったためか、「ポスパケット」というまた別のサービスを悪用する手口もあり、こちらももっと早急に手口を広めて、振り込め詐欺を防がなくてはならないと思います。 そして熊本県警が行う試みはこれだけではありません。 確認のとれた、振り込め詐欺グループが使用している電話番号に対して、ある装置を用いて電話を自動的にかけ続け、犯人が電話に出ると「あなたの行為は犯罪です。ただちに停止しなさい」とメッセージが流れ続ける仕組みになっています。つまり物理的に電話を使えなくしてしまおうという方法ですね。その後、電話会社から本人確認をしてもらい、持ち主が拒否すればその電話を強制的に解約できるようです。 どこまで効果が出るかは今現在ではわかりませんが、それでも抑制になればいいですね。 こういった、各都道府県警の取り組みは、もっとメディアなどで取り上げていただければと思います。テレビなどで大々的に報道されることによって、手口を広めるとともに、振り込め詐欺をますますやりにくくさせる抑止効果もあるでしょう。 また、市民の皆さんも情報をただ受け止めるだけではなく、お住まいの地域の警察がどのような対策を取っているか、問い合わせてみるのもいいかも知れません。 振り込め詐欺はおそらくこれからも新しい手口を開発してくるでしょう。それをいかに早く周知させるかが、被害防止の要になることでしょう。 |
[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や] ●裁判官も人間 裁判員制度スタートがかなり意識されはじめてきとるけども、選ばれた人の中には裁判の傍聴を始めました、という人もおるんやろな。 多くの人のイメージとして裁判官は双方の意見を聞いて厳粛に判決を下す、というものがあるかも知れんけど、まあ世の中いろんな裁判官がおるもんやで。 居眠りをして頭を打つのは珍しくないし、全然やる気が感じられない裁判官もおる。 そうかと思えば忙しい中自分なりにしっかりと調べて来て裁判に臨む、まさに裁判官の鑑のような人もおる。というかこれが本来当たり前なんやけどな。 ある裁判において、裁判官が被告人に「この状況でやってないはずはない」と発言したことがある。すっとぼける被告人に対して怒りのあまりの発言やとは思うけども、中立であるべき裁判官がこんな、決めつけるような発言をうっかりでもしてしまったんはちょっと問題やな。そらやったからこそ逮捕されて起訴されている、という気持ちがあるにしてもな。 また、被告人に鬼のようなきっついイヤミを言うのを信条としている裁判官もおるで。確かに犯罪をやる方が悪いけども、判決とともに明智さんみたいなきついイヤミ受けたら、こら反省というよりがっくりくるやろな。…あ、明智さんの下りは忘れてや。 時間にやたらこだわる裁判官もいる。終わらせる時間にこだわりがあるみたいで、裁判を早く終わらせることにこだわったりな。何のために裁判官してるんやろと思うけど。 もちろん裁判官だけでなく、検察、弁護士にもいろんな人がおるけど、大切なのは場の雰囲気にのまれず、ここにいるのは皆自分と同じ人間やということを忘れないことやな。 |
[防犯ミニ知識] ●火山が噴火、その時に 2日午前、小規模噴火が発生した浅間山のニュースはもう皆さんご存じであると思います。 噴火の危険があると指摘されている富士山が噴火したらどうなるかと、想像された方もおられるのではないでしょうか。 実際に住んでいる地域において火山噴火があった場合、どのようにすればいいのかを考えてみましょう。 まず今回の浅間山では噴火警戒レベルが3と発表されました。 警戒レベルは1〜5まで分けられており、数値が大きくなるほど危険度が上がっていきます。レベル3は「火山活動は活発で、居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)噴火が発生、あるいは発生すると予想される。」と定義されています。住民は通常の生活ができますが、状況に応じて避難準備が必要になることもあります。火山へは入山規制がかけられます。 つまり、レベル3まではあわてて避難行動をしたりする緊急の危険性はないと言えます。 ですからもし火山噴火のニュースがあった場合は落ちついてテレビやラジオなどから情報を集め、どの程度のレベルなのかをしっかり確認しましょう。 また、お住まいの地域に町の広報車が来たり、防災行政無線が流れることもありますからそちらにも注意して下さい。 レベル3で危険な地域と判断されたり、レベル4以上となり避難勧告が出た場合は、「移動するのが面倒だから」と無視したりせず、速やかに避難しましょう。 避難は落ちついて、高齢者や子供、体の不自由な人を優先するようにして下さい。また、外に出る時にはヘルメットやマスク、ゴーグルなどを着用しましょう。また、風の方向にも注意して下さい。風下ほど火山灰などが飛んできやすく危険です。 日頃から火山の種類を調べておき、近くに活火山があれば万が一の時に備えて防災用具を揃えておくと良いでしょう。行政に問い合わせてハザードマップを手に入れておくとなお安心ですね。 噴火してからあわてないように、きちんと用意しておきましょう。 |
[ほんの一口〜読者の声] ●証言がバラバラなのはなぜ? 「事件の報道を見ていると、目撃証言がバラバラだったりしますが、あれはどうして起きるのでしょうか。雨が降っていたのに降っていないかったと答える人もいたり、明らかに正反対な証言もある気がします」 広報課からお答えします。 「目撃から証言までにおいて、いくつかの記憶のズレが発生するためではないかと思われます。 交通事故などでも、実際は赤信号なのに、本人が強く「信号は青だった」と思いこんでいるケースなどはよくあります。これは当時赤信号だったにも関わらずきちんとそれを認知しておらず、事故を起こしてから「青だったと思う」という記憶が「青だった」という風に書き換えられてしまうのです。 同じように、犯罪をする人は服装がだらしない人だという先入観を持っていたりすると、目撃した犯人がスーツ姿であっても「Tシャツ姿だった」と答えてしまうことがあります。 といっても証言者はわざと間違えているわけではないので、得られた証言を一つ一つ調べていくことが重要な捜査の要となります。」 |
[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ] ●湯ざめ知らずでポッカポカに! こんにちは!交通課の由美ですvvバレンタイン目前ですね!皆さんはもう誰にプレゼントするか決めましたか?うまくいくといいですね! さて今回は、夜遅くまで受験勉強をする皆さんのために、お風呂に入っても湯冷めしにくい簡単な方法を伝授!しっかり温まって勉強した後は、たっぷり眠って下さいね。 そのコツは簡単、お風呂に炭を入れることです。 すでにお風呂用の炭が市販されていると思いますが、家庭用の浴槽で必要な量は大体1kgと言われています。これをよく洗ってネットなどにいれ、湯を張る前から入れておいてください。お湯がたまったら入れるのではなくて最初から、というのを忘れずに。 3、4日ごとに水洗いして陰干しすれば、2ヶ月くらいはもちます。 炭には、溶け出すアルカリ成分が水道水に含まれている塩素を吸着し、お湯を滑らかにしてリラックス効果をもたらしてくれるのと、体を芯から温めて湯冷めしにくくする効果があります。 しっかりリラックス、しっかり温まって翌日も頑張っていきましょう! |
[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。 通勤用の鞄を新しくしたDさん。通勤ラッシュの中なんとか駅に降り立つと、鞄の柄だけが手の中に残されていた。 |
[あとがき] スーパーや百貨店で華やかなコーナーができていると思ったら、バレンタインがもうすぐなんですね。今年は土曜日にあたるため前日の金曜日に学校や職場で渡したりする人が多いかも知れません。 年頃の息子を持つ身としては、誰かもらえるあてがあるのか気になります。まったくもてないというのも複雑ですからね。今年はいくつ持って帰るでしょうか…。 それではまた。 [警視庁メールマガジン] 総編集長: 警視庁 警視総監 白馬 編集長: 警視庁 総務部 牛黒 発行: 警視庁 転載を希望する場合はご連絡下さい。 |
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。