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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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警視庁メールマガジン第205号

==警視庁メールマガジン第205号==
                                   発行日:2009/05/29



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●不正改造車を排除する運動を行います
●75歳以上の方が運転免許証を更新する際の検査・講習について

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●屋外での雷を避ける

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●迷惑メールを相手にするな

[防犯ミニ知識]
●シートベルト、してますか

[ほんの一口〜読者の声]
●たき火で注意、なぜ?

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●買い変えずに冷蔵庫の電気代をカット!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●不正改造車を排除する運動を行います

 6月は「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間です。期間中全国で167回の街頭検査を実施する予定です。
[1] 窓ガラスへの着色フィルム等の貼付及びフロントガラスへの装飾板の装着
[2] 違法な灯火器及び回転灯等の取付
[3] タイヤ及びホイールの車体外へのはみ出し
[4] マフラーの切断・取外し及び基準不適合マフラーの装着
[5] ダンプの荷台さし枠の取付及びリアバンパの切断・取外し
[6] 基準外ウイングの取付け
[7] 不正な二次架装
[8] 大型貨物自動車のスピードリミッターの不正改造
[9] 燃料噴射ポンプの封印の取外し
[10] 不正軽油の使用
 といった悪質事案には厳しく対応することとし、街頭検査の結果、不正改造車と認められた場合には整備命令を発令し、これに従わないときには車両の使用停止等を含む厳正な処分を行います。
 また、自動車ユーザー等の皆様からの情報提供を促進し、有効活用するため、各運輸支局等に迷惑改造車相談窓口「不正改造車110番」及び迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」を設置し、寄せられた情報に基づいて、自動車のユーザーに対してハガキを送付するなどにより、不正改造状態の改善や自主点検等の指導を実施します。
(国土交通省発表)

●75歳以上の方が運転免許証を更新する際の検査・講習について

 6月1日より、道路交通法の改正により、75歳以上で運転免許証の更新期間の満了日が、本年12月1日以降の方から、更新時の高齢者講習の受講前に、講習予備検査(認知機能検査)を受けていただくことになります。
 75歳以上の方でも「更新期間満了日が平成21年12月1日より前の方」は、講習予備検査を受ける必要はありません。
 検査・講習の予約(検査・講習が受けられる場所)につきましては「免許証更新のための講習のお知らせ」はがきに記載されている「講習場所一覧表」を参考に、直接お申し込みください。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●屋外での雷を避ける

 先日、ジョギング中に雷に打たれて亡くなるという事故が発生しました。ゴルフ場や登山という状況ではなく、町中という極めて珍しい場所であったことから、比較的大きな取り上げられ方をしたのだと思います。
 私も趣味でよく登山をしますが、山の天気は変わりやすく注意が必要な上に、怖いのがこういった落雷です。山小屋に避難できた場合はいいですが、周囲がひらけていて何もないような場所では、とっさの判断が生死を分けると言っても過言ではありません。
 そんな落雷の危機に平地で遭遇してしまった場合はどうすれば良いでしょうか。
 雷が発生する音が聞こえてきた時点で、いつ落ちてもおかしくないテリトリーに入っていることを理解しましょう。音がまだまだ遠いからといってゴルフを続けていて、落雷被害に遭うケースが後を絶ちませんが、毎年1000人以上がゴルフ場での落雷事故で死亡するアメリカでは、雷の音が聞こえてきた時点でプレイを中止し、避難を開始します。
 近くに建物があればそこへ避難するのが一番安全です。
 次に、木の真下は危険であることを知っている人は多いと思いますが、だからといってまったく何もない場所にしゃがみこむのも危険です。
 目安としては、5メートルの高さがあるかどうかです。その木や、電柱、ポール、クレーンなど5メートル以上の高さがあれば、頂点から計算して45度の保護角の中に入りしゃがみます。ただし、枝の先などからは4メートル以上離れて下さい。万が一落雷した場合の放電が飛び移るのを防ぐためです。以前は、この45度の保護角内なら安全だと言われていましたが、最近になって数値が変更されていますので、注意が必要です。
 また、一度雷が落ちたからといって、次に落雷があるまでに何秒かの間隔があるというのは間違いであることが分かっています。次までに間があるからと走って避難するよりは、その場でしのいだ方がまだ安全でしょう。
 本当に周囲に何もなく、避難することも不可能な場所では、できるだけしゃがんでいるしかありません。耳をしっかりとふさぎ、頭を抱え込むようにしてしゃがみましょう。少しでも低くなろうと寝そべると、近くに落雷した時に地面を雷が伝わってケガをすることがあります。
 最近では、雷を検知するストライクアラートというものも出ていますので、頻繁に登山をする方や、気になる方はこういうものを持ち歩いてもいいかも知れませんね。
 ただし、これがあるから安全ではありませんから、雷の音に気づいたらゴルフは早めに切り上げる、ただちに避難するという回避行動を必ずとりましょう。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●迷惑メールを相手にするな

 まず質問やけど、毎日パソコンメールアドレスや携帯のメールに届く、登録した覚えのない迷惑メールを通報する場所があることは知っとる?
 日本データ通信協会 http://www.dekyo.or.jp/ の中にある、「迷惑メール相談センター」というとこや。URLはhttp://www.dekyo.or.jp/soudan/index.html
 ちなみにモバイルからやとこっちな。 http://www.dekyo.or.jp/soudan/m/
 モバイルサイトはPCからやとトップページしか見られんから注意やで。
 さてあまりインターネットに詳しくない、パソコンに詳しくないという人なら、迷惑メールを受け取ったら中を見ずにざっくり削除する方がいい。中には開いただけで感染するやっかいなコンピューターウィルスもあるからな。
 それ以外に、登録した覚えのない店から宣伝メールが届いて、解除方法も書いてないというような場合なら、通報しておいた方がいいと思う。
 また、開いて何ともなかったという場合でも、記載されているURLをむやみにクリックしたり、返信したりしないというのは基本。
 普通、どこの誰ともわからんような店のチラシがポストに入っとっても、そこで買おうということはあまりないやろ。それと同じで、メールに記載されていることが本当だと証明できない以上、信用するのはあまりにも無謀や。
 そして最近増えて来ているのが、チェーンメールを回してしまう行為。もうとっくに絶滅したことかと思ってたらまだまだ現役やったんやな。
 あのな、しっかり覚えておいてほしいんやけど、「これを回さないと不幸になる」「この情報を回さないとあなたが襲われる」「どこの誰が自分のところで止めたために、犯人に殺された」なんて絶対にありえんから。通信の情報というのは普通の個人情報よりも固く守られていて、警察でもめったなことでは開示してもらえんのや(それで時折電話会社と警察がモメるんやけどな)。
 それを、受けとった人間が次に回さなかったなんてどこの誰が調べられるっちゅーねん。都市伝説の「友達の友達が体験した」というのと同じくらい胡散臭いことや。
 また、「実験に協力して下さい」「この情報を多くの人に知らせたい」という善意を装ったメールも回すべきやない。本当にそういう情報を広める必要があるならなんで公共の電波を使わんかっちゅー話や。
 例えば地デジなんかさかんにテレビで報道してるやろ。メールで誰か「これを回して下さい」なんてやっとるのがおるか?それ考えたら、「メールでこの情報を回して」というのがどれだけ信用ならんことかわかるやろ。
 チェーンメールを受け取って、どうしても心配になるなら、上に書いた「迷惑メール相談センター」に送って相談してみ。杞憂だというのがわかるから。
 携帯電話を使いこなしてる世代が、こんな手垢のついたことに振り回されるっちゅーのも、ある意味皮肉な話やな。ま、俺もその世代やけど。




[防犯ミニ知識]


●シートベルト、してますか

 後部座席シートベルト義務化から一年。最初のうちこそしっかり後部座席もシートベルトをしていたものの、今ではしないまま出発…。
 全国平均で後部座席シートベルト着用率は一般道路約30%、高速道路約62%と、依然として低い値のままです。
 ETC搭載車に限り休日高速道路1000円というキャンペーンもあり、休日の高速道路利用者は増加しました。しかし、その分事故も多発し、シートベルトをしていなかったために車外に投げ出されたり、投げ出された後横転した車の下敷きになって死亡するケースがありました。もちろん、シートベルトをしていれば助かったとは断定できませんが、ケガで済んだかも知れません。
 しかし、事故発生時の危険性を知りながらシートベルトを着用せず、結果的に大きな事故になってしまうというのは本末転倒です。
 これから先も週末ドライブや行楽を楽しむ機会は増えるでしょう。自分が安全運転をしていても、他人の事故に巻き込まれることもあります。その時に命を守ってくれるシートベルトを必ず全席着用するようにして下さい。
 後部座席の着用が叫ばれているのは、事故の時に車外へ放り出される危険性だけでなく、前の席に衝突して、事故被害に巻き込む危険性もあるからです。
 事故の衝突映像をご覧になった方もおられるかもしれませんが、衝突時に後部座席の人間は大きく前に投げ出され、座席や乗っている人間に激突します。これが被害をさらに大きくする原因です。事故自体は大したことがなかったのに、同乗者同士の衝突で重傷を負うことも珍しくありません。
 高速道路では一般道よりも当然スピードが出ているわけですから、事故被害の規模も大きくなりがちです。重要性をしっかりと理解し、同乗者全員が着用してから発進を心がけましょう。
 シートベルトの正しいつけ方も学んでおいてください。
 万が一の時の命綱も、きちんとつけていなければ意味がありません。




[ほんの一口〜読者の声]

 
●たき火で注意、なぜ?
「この間友達同士でキャンプにいったんですが、ゴミを燃やしてしまおうと、キャンプ場に隣接する公園で燃やしていたら、通報で来たと言う警察官に叱られました。燃えるゴミだけちゃんと燃やして一応配慮したつもりです。どうしてですか」

 広報課からお答えします。
「たき火などは野外焼却にあたりますので、むやみにやってはいけません。ましてや、公園のように、他の人がたくさんいるような場所では危険です。ゴミは各自で持ち帰るか、きちんと指定された場所に捨てるなどして下さい。
 たき火が万が一燃え広がったような場合は当然罪に問われます。
 ちょっとだからとか、安易な気持ちで燃やさないようにして下さい」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●買い変えずに冷蔵庫の電気代をカット!

 こんにちは!交通課の由美ですvvジメジメ梅雨の季節がやってきます。こんな時はやる気も出なくて大変!食中毒も起きがちなので皆も気をつけようね!
 今回は、冷蔵庫を買い換えることなく、エコしちゃおうって話です。エコポイントが話題になっていますが、ウチは当分買い換える余裕も予定もないワってご家庭にオススメです。
 まず冷蔵庫の中がきちんと整理されていることは大前提。グチャグチャに詰め込んであってドアを開けるたびに何かが雪崩れてくるっていうのはきっちり整理しましょう!
 そして目安は7割ほどものがあること。これ以上多くても少なくても冷蔵庫の効率は悪くなってしまいます。
 次に、温度設定のダイヤルに注目。
 「強」に合わせている場合、冷蔵庫にあまりものがないようなら「中」にしても大丈夫ですし、今の季節はともかく冬は、「弱」でも十分いけます。夏場は室温が高い時、冷蔵庫内の温度変化もあるため、食材が傷まないようにこまめなダイヤル調整をしたほうがいいでしょう。
 そして大切なのは冷蔵庫の位置。ムダなく丁度いいからと、左右と後にほとんど隙間がない設置なんてことはありませんか。放射熱を逃がすためにはむしろ左右と後ろには十分な隙間があった方がいいのです。冷蔵庫の壁に触ってみて熱いようなら隙間不足です。周囲のものを移動して工夫してみてくださいネ。




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 この間Kさんが携帯電話で話をしながら「今携帯見当たらんからまた後で電話するわ」と言って切り、直後に「あっ」と言っていた。




[あとがき]

 先週の今頃、都内でもマスクを求めてドラッグストアを探しあるくサラリーマンの姿を見かけました。今ではどこの店にもマスクが山積みになっています。あの騒ぎはいったい何だったんでしょうね。
 うちの子供にも、手洗いとうがいはしっかりさせていますが、マスクをして外出ということはもうやっていません。結局予防はマスクだけではないように思います。マスクマスクと騒ぐのではなくて、全体的な予防方法を報道して欲しかったですね。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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