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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
安全は正しい防犯知識を身に付けることから
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警視庁メールマガジン第208号

==警視庁メールマガジン第208号==
                                   発行日:2009/07/10



目次
[〜お知らせ〜警視庁広報課より]
●自転車の安全ルールが増えました

[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]
●新聞広告で犯罪を依頼して逮捕

[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]
●プロの仕事

[防犯ミニ知識]
●ダガーナイフなどを所持していると罰せられます

[ほんの一口〜読者の声]
●放火が心配です

[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]
●お楽しみ貯金を始めよう!

[内部密告コーナー]




[〜お知らせ〜警視庁広報課より]


●自転車の安全ルールが増えました

 平成21年7月1日から、東京都内において東京都道路交通規則改正により、携帯電話を操作しながらの自転車運転及び、傘さし運転など安定を失う方法で運転する行為が禁止されました。
 警察官が違反を見つければ指導しますが、指導に従わないなど悪質な場合は交通切符を切ります。罰則は5万円の罰金です。
 ルールを守って正しく運転して下さい。




[捜査一課業務報告  明智管理官の見た事件]


●新聞広告で犯罪を依頼して逮捕

 闇サイトで知り合ったまったくの他人同士が連絡を取り合い犯罪を行う、ということが問題になっていますね。闇サイトがもとで起きた殺人事件では、主犯2人が死刑、1人が無期懲役という重い判決となりました。
 さて、インターネットが普及する前、こういった募集はどこで行われていたと思いますか。それは、新聞の三行広告と呼ばれるものです。この中に、普通の求人に混じってたくみに違法まがいの求人募集が存在していました。「月70万 男女募集 寮完備」「週末労働可能 時給3000円 副収入で遊べる」などですね。これらは今でもタブロイド紙などに見かけることができます。
 ところがイギリスで犯人が出した広告はもっと大胆なものでした。
「数分の仕事で300ポンド(日本円で約45000円)を提供。1回限りの仕事。知能は普通程度、大胆な男性向き」
 さて、皆さんは何の仕事だと思いますか。
 犯人は、早速応募してきた若者に仕事内容を説明しました。
 しかし若者は仕事を引き受けず、すぐに警察へ依頼された仕事の内容を密告し、犯人はその日のうちに逮捕されました。
 その仕事とは妻を殺すことでした。
 常識ある人間であればまず受けない内容です。
 この場合、犯人が愚かだったために犯行は未遂で終わりましたが、世の中には信じられないような広告を堂々と出す人間もいるものです。
 インターネットの普及により、こういった犯罪依頼はネットの世界にあふれることになりました。詐欺まがいのものも多いですが、気軽に犯罪を依頼する人間と、それを簡単に引き受けてしまう人間。本当に恐ろしい社会になったものです。




[大阪からコンニチワ〜西の探偵服部平次や]


●プロの仕事

 どんな仕事にもプロアマは存在するけども、ここはひとつ原点に戻った話でもしてみよか。
 よくドラマの刑事が現場を見て「これはプロの仕業だな」と言っている場面があると思う。実際現実の刑事でも犯行現場を見てプロがやったか、素人がやったかの判断はつくんやで。もっともその刑事が現場に出たてのルーキーやったらどうしようもないけどな。
 例えば空き巣の現場。それこそドラマに出てくるような、足の踏み場もないほど物が乱雑に放り出され、手当たり次第にどこもかしこも開けられとるのは間違いなく素人の仕業。それもドがつく、な。そうでなくても、そこかしこの部屋を荒らしていくのは大体素人や。探すのに必死になりすぎて周りが見えなくなるんやな。
 プロの場合はあらかじめ家の間取りを頭の中に入れておいて、金目のものがありそうだと思われる個所だけ探す。そこになかったらすぐあきらめる。引き際も早いで。
 ただしこれは外国人窃盗団などの、人数にもの言わすタイプにはまったく当てはまらない。この場合も違いはわかるけどな。根こそぎ持っていかれて荒らされた上に、物が破壊されとるなんてことも珍しくない。目をつけられたらやっかいや。
 探偵のプロと素人の見分け方は…。前にも言ったと思うけど、尾行をさせてみればすぐにわかる。バレバレの尾行をして対象者に気付かれるのが素人。ピッタリ後ろに張り付いたり、ジロジロ相手を見たりしてすぐばれるんやな。人間というのは視線には結構敏感で、見られていると思うとよく振り返る。その時に目があったりしてばれるというパターン。
 プロの場合はかなり離れて尾行することがほとんど。刑事にも言えるけど、ベテラン刑事ほど相手に尾行を気付かせない。犯人を逮捕する数日前から張り込んでいても、近所の人間すら気がつかなかったということもある。俺はあまり尾行は好きやないけども、それでも気付かれたことはほとんどないで。




[防犯ミニ知識]


●ダガーナイフなどを所持していると罰せられます

 皆さんは覚えておられるでしょうか。
 銃刀法改正により、平成21年1月5日から刃渡り5.5cm以上の剣(ダガーナイフなど両側に刃のついた刃物)の所持が禁止されました。7月4日までに廃棄することが義務付けられています。
 博物館の展示などで所持が必要等一定の用途に用いる場合には、例外的に所持許可を受けることがあります。最寄りの警察署にご相談のうえ、所持許可申請を行ってください。
 廃棄しないまま所持していますと、不法所持となり、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。
 今年6月4日までに全国の警察が回収した本数は3109本に上っています。しかし2007年の一年間で3487本が販売されており、少なくとも一万本以上が出回っていると考えられ、不法所持該当者もいると思われます。
 また、一部の殻むき用ナイフなども該当することが判明しており、警察庁では、すぐに摘発対象とはしないため、判断に迷った場合は最寄りの警察まで相談してほしい、と呼びかけを行っています。
 ダガーナイフ及び、規定に該当する剣をお持ちの方は警察までご相談ください。





[ほんの一口〜読者の声]

 
●放火が心配です
「つい先日もお店が放火された事件がありましたが、うちは一戸建てなのですが放火が心配です。どのような防衛方法があるでしょうか。教えてください」

 広報課からお答えします。
「一番大切なことは、敷地内に侵入させないようにする、ということです。夜でもガレージのシャッターが開け放しになっている住宅などがありますが、シャッターなどは必ず下ろすようにしたいものです。
 出来れば道路と車庫の間にはフェンスや門などがあった方がいいでしょう。
 また、ゴミの収集日前日にドアの横へゴミを出しておいたり、段ボールを重ねておいたりするのはターゲットになりやすいと言われています。裏口など人通りから見えにくいところでも気をつけましょう。
 夜家の周囲をぐるっと回ってみて、危険な箇所はないかチェックされるのが一番ですね。
 町内で不審火が発生した場合などは、隣近所と連絡を取り合い、しっかりと対策をとるようにして下さい」




[トクトク裏ワザ〜肩の力を抜こうヨ]


●お楽しみ貯金を始めよう!

 こんにちは!交通課の由美ですvv7月に入って俄然暑くなりました!皆熱中症対策はしてる?水分をとるだけでなくきちんと塩分も取りましょう。
 さて今回は、小学生からお年寄りまで、誰でも簡単にできちゃう貯金術!用意するものは貯金箱かビンとお財布だけ。
 ここから後は出来れば一日の終わり、家に帰ってきてリラックスしてる時に読んでね。
 まず財布を用意して、中の小銭を全部出します。小銭はすべて貯金箱へ。はい、これだけで終了です。
 明日も同じように、一日終わったら小銭を出して貯金箱へ。これでおしまい。
 これをずーっと続けていくだけです。
 一月やってみればわかると思いますが、そこそこの額はたまります。特に、通勤通学途中についつい自販機やコンビニで物を買ってしまうという人、財布の中にお札だけだったら買うのをためらいません?
 コインパーキングの料金を払わないといけない、小銭がどうしても必要という人は、仕事がお休みの前日にこれをやる、という手もあります。毎日でない分金額は少なくなりますが、それでもコツコツ貯金していけばバカにならないものです。
 また、10代でおこずかいをもらっていて、毎日やっていたらとても足りない!という人は、財布の中に500円玉があったらそれを貯金する、という500円玉貯金もオススメ。
 これで一年経つ頃にはかなりの額が貯金できているというわけです。
 さあやってみよう!




[内部密告コーナー]※警察官の日常の風景を紹介するコーナーです。

 横文字に弱いUさん。
 この間「おい、セクハラって何の略だったっけ?セ、セクシーハラセメントか?」と聞いてきた。




[あとがき]

 子供達には待ち遠しい夏休みまであと少しとなりました。今から家族旅行の計画を立てているご家庭もあるかも知れませんね。
 お盆にもETC割引が適用されることになって、ますます交通量は増えそうです。旅行計画もいいですが、安全な運転の計画もしっかりお願いします。
 それではまた。


[警視庁メールマガジン]
総編集長: 警視庁 警視総監  白馬
編集長:   警視庁 総務部    牛黒
発行: 警視庁
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