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野次馬ニュース
(週刊ダウトNo.1470号記事より)
長らく姿を消していた怪盗1412号(通称KID)が8年ぶりに姿を現した!
怪盗KIDといっても、今はもう知らない人も多いだろう。白いシルクハットに白い
スーツ。純白のマントをなびかせてどこからともなく現れるという伝説の怪盗である。
その手口はあらかじめめぼしをつけた先に予告状を送りつけ、警察の警備をものとも
せず颯爽と獲物を盗んで消え去っていく、というもの。
ただし絶対に誰も傷つけず、その手口はまるでマジックのようであるということから
ファンも多く、不謹慎ではあるが8年ぶりのカムバックにその活躍を目で見たいという
人は後を絶たない。
8年という歳月のため死亡説が流れていたが、カムバック第1件目となった小野銀行
「月の瞳」盗難事件では、ブランクを感じさせない鮮やかな手際だった。
KIDは以降次々と犯行予告をマスコミにも流しており、しばらくは夜の街がにぎやかに
なることだろう。
長年KIDを追ってきたという中森警部は、「初めて現れた時からずっと追っている。
必ず私がやつを逮捕してみせる」と鼻息も荒く語った。
泥棒対警察。
この軍配はどちらに上がるのか、しばらく見守っていきたいところだ。
ちなみに狙っているのは宝石類が多いとされる。
世界的に有名な宝石、国宝級のものを所持の方は速やかに警備の強化に努めて
いただきたい。
また、当編集部では怪盗KIDに関する情報を募集しています。匿名でも構いません
のでお寄せ下さい。薄謝進呈有り。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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