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ニュース速報

12月9日(土)    2時32分

警視庁に消防車出動

   9日午前2時15分頃、警視庁内設置のスプリンクラー作動の通報が東京消防局に入った。
規模的に大火災であると判断、消防車15台・救急車5台が現場へ急行した。異例の出場に、引き続き
警戒態勢を整えていたが、どうやら誤作動である模様。現場は大混乱している。4時から記者会見。





本日のニュース

12月9日(土)  4時25分

国際指名手配犯あらわる?

   同9日午前2時15分発生したスプリンクラーの誤作動について、警視庁は先ほど緊急記者会見を開いた。
それによると、何者かが警視庁へ侵入しスプリンクラーを作動させたらしい。コンピューターのデータ消失
により人物の特定には至っていないが、国際指名手配犯として逃亡中の高遠遙一被疑者を見掛けたという
目撃者もおり、警視庁内のセキュリティの低さについて大きな波紋を投げかけることになりそうだ。
尚、復旧作業は全力を挙げて行っている。バックアップが保管してある為情報の完全消失は免れたが、
電気機器等はすべて取り替えが必要であり、突然の手痛い出費に警視庁は困惑の色を隠し切れない。
また、この為交通違反者等犯罪者データの確認が手作業となり、しばらく現場の混乱は続きそうだ。



■当記者は丁度現場に居合わせた捜査一課所属の明智健悟警視にコメントを求めたが、「都民の安全の
為には何を置いても復旧作業を優先すべきであり、無駄な時間を費やす暇はない」と断られた。コメントが
出なかったのは残念であるが、都民には頼もしい言葉だ。


■ちょうど騒ぎに居合わせた土井塔克樹(どいとう・かつき)さんの話
「いやあ堂々と乗り込んでいくとは、まさにマジックの応用ですね!指名手配犯が警視庁にやってくるとは
考えもしないですからね。これは俺も、うかうかしていられないな…」
??? この後更にコメントを求めようとしたが、人込みに紛れて姿を見失ってしまった。





野次馬ニュース

週刊ダウト(12月23日号)記事より

警視庁スプリンクラー誤作動騒ぎは
              指名手配犯のいたずら!?

指名手配犯が警視庁に乗り込んできた!この一報が編集部に飛び込んできた時、部内はざわめいた。
そんな大胆不敵な人間がいるのだろうか?
しかし、居たのである!賢明な読者の皆さんは、北海道にて起きた「魔術列車殺人事件」を御記憶だろう。
その犯人、高遠遙一被疑者は留置場から逃亡、各地で目撃例はあるものの逮捕には至らず警視庁へ
数多くの苦情・非難が寄せられていた。先日香港に潜伏していることが判明、国際指名手配の上、李刑事
ら地元の警察と警視庁の連携プレイによって逮捕されたが、未確認情報では再び脱走を図ったらしい。
それがこんな形で立証されるとは、誰が予想し得ただろうか。

目撃者の話によると高遠被疑者は、捜査一課へやってきて勤務中であった明智健悟警視と数回言葉を
交わした後、制止を振り切って窓から飛び降り用意してあった気球に乗って逃亡したらしい。その直後に
庁内すべてのスプリンクラーが作動、警視庁内は前代未聞の騒動に巻き込まれた。

被害のほどは警視庁は明らかにしていないが、パソコンなど電気機器の類は全滅、書類等も保管庫に
あったもの以外はただの紙切れとなってしまったようだ。とある刑事は残業して書き上げた逮捕令状が
この騒ぎの為に無効となり、怒りを隠しきれない様子だった。その匿名希望の刑事は、「高遠覚えてろ!
このお札だけでもテメーが書き直せ、このヤロウ!」と廊下で当記者に向かって叫び、あわてて駆けつけた
警官に引きずられていった…。
当記者が最初の取材を試みたのは騒ぎのあった日から翌日の10日(日)であったが、警視庁職員の夜を
徹した作業にもかかわらず庁内は通常業務を行えるまでに復旧していなかった。緊急出動などの処理は
最優先で行われているが、歳末特別警戒中のこの時期発令元がと笑えない事態であったのは確かだ。
そして…某新聞に掲載された目撃者の話について、「あれは怪盗キッドではなかったのか」という投書が
あり、新たな波紋を呼んだ。警視庁は担当デスク及び取材記者に事情聴取を行ったようだ。詳細は不明。

未確認情報では、高遠遙一被疑者が再び犯行予告を行ったとの声もあり、警視庁は警戒を強める一方、
ある部署からは「どうやってあんな神出鬼没の犯行を阻止すれば良いのか…」という声も上がっている。
いやはや、警視庁の皆さんには頑張ってもらいたいものです。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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