不審な密告情報入っていた

　「都内××区の○○に、△月にＡ国にてテロを起こした組織の人間が潜伏している」。
こんな情報が先月末警視庁へ届けられていたことがわかった。
　警視庁では慎重に捜査を進め、本日、国際テログループＸに所属するテロリストを逮捕
したと発表した。
　このテロリストは今年に入ってから日本へ潜伏、情報収集を行っていたもので、直接
日本にテロを起こす予定はなかったことが判明している。しかし、誰一人として正体に
気づいたものはいなかったことから今回の逮捕について驚きを隠せないという。

　警視庁では、「情報元の特定に努めたが巧妙に隠されており、追跡できなかった。
テロリストの情報をつかむのは至難の業であり、この情報提供者がどのようにこの情報を
手に入れたか見当もつかない」としている。

　消息筋によると、某国でこのテログループが同時多発テロを行った際、大きな被害は
なかったものの、警備のため予定されていたさまざまな催し物が中止になった経緯があり、
そこに高遠遙一がいた可能性もあるという。今回のことは仕事を台無しにされた高遠の
ささやかな仕返しではないか、と関係者は見ている。

　詳細は引き続き捜査中である。

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