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野次馬ニュース
週刊ダウト7月27日号(7月20日発売号)記事より
5月13日に放映された、「怪盗KID〜現代のルパンを探して」において番組放送中
KIDから電話がかかってくるというハプニングが発生したというのは、今年の10大ニュース
候補として早くもランクインしている有名な話であるが、味を占めて第2弾を放映した後
やらせが発覚するという飛んだ不祥事が起きていたことが判明した。
番組は「今夜登場!怪盗KIDがすべてを語る!」というタイトルで、今月16日に放映された。
番組スタッフが独自にKIDと連絡をとり、カメラ中継でKIDが出演するという内容。連休初日
ということも手伝い、視聴率は平均38.7%という数字をあげた。
しかし放送終了後警視庁が「犯罪幇助の疑いがある」としてテレビ局に問い合わせを行った
ところ、スタッフがKIDに変装して出演していたと分かり、番組は放送打ち切り、関係者が
謝罪会見を行うという異例の事態となった。
テレビ日本では、「KIDがテレビに出たという前回の番組は本当のハプニングだったのだが、
その後『KIDをもう一度見たい』『是非第2弾を作って欲しい』という声が相次ぎ、スタッフには
相当なプレッシャーだったようだ。KIDへ連絡を取る手段を思いつかず、このような事態になって
しまった。申し訳なく思う」とコメントを発表した。
警視庁の中森警部は「やらせとはいえ、世間を騒がせたことは追求されるべき。もう少し
考えが必要だろう」と怒りを隠せない様子。
しかしこの数日後、関係者を仰天させたハプニングが起きた。
やらせ番組だったとして緊急に放映された謝罪会見番組において、その番組が終了する
直前、淡々と進行していたアナウンサーが「…ということで、善良なる視聴者の皆さん!俺に
会いたければ是非予告現場へどうぞ!」と告げ、KIDの姿で立ち去るというシーンがあった。
番組終了後からテレビ日本には電話回線がパンクするほどの問い合わせが相次ぎ、ウェブ
サイトもつながらなくなる状態が続いたという。
最も多かったのは「またやらせか。悪ふざけがすぎる」というものであったが局側では「こんな
ことは聞いていない。進行を担当したアナウンサーは急の用事で呼び出され、外に出ていたので
番組には出演していない。こちらも何がなんだかわからず混乱している」と困惑した状況。
警視庁でもテレビ局の相談を受けて捜査中であるが、これはどうやら、本物のKIDが茶目っ気を
出した可能性が高そうだ。
本当に人騒がせな事件である。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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