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本日のニュース
3月26日(月) 12時00分
昨夜25日日曜日深夜、怪盗KIDが予告状を送っていた事件で、中森警部のピンチヒッター
として登場した明智警視が、見事白星を挙げていたことが判明した。
明智警視といえば警視庁捜査一課所属で、担当は殺人や強盗。何故彼が分野違いの
事件を担当したかというと、インフルエンザで倒れた中森警部からの指名だという。本来なら
所属を越えての任務は出来ないが、一度対決してみたいと思っていたという明智警視の希望で
実現することになった。
この明智警視の立てた作戦については一切秘密。当日まで関係者にすら明かされないと
いう徹底ぶり。
そうして対決に挑んだ25日深夜、現れたKIDは一旦は盗難に成功したかと思われたが、
そのまま逃走したという。
では一体どのようにして明智警視はこの勝負に勝ったのだろうか。直接その対策を聞いてみた。
「中森警部には申し訳ないのですが、私はKIDの逮捕を目標とするのではなく、あくまでも
宝石を守ることにポイントを置こうと思いまして。それで相手はあらゆる手を使ってターゲットに
近づいてくるわけですから、それなら私が逃走経路に待機していればいいと思ったんですよ」
明智警視は、あの高校生探偵工藤新一の母親であり、世界的な女優である工藤有希子さんに
変装のコツを教わり、当日に臨んだ。
現場には警視と剣持警部に変装した警察官らが待機し、二人は屋上でKIDを待っていたという。
現場から「逃走された」との連絡を受けた二人は、姿を現したKIDに対し宝石を返すよう説得。
KIDは「あっちゃー、やられましたね」と苦笑しながら、素直に応じたという。
「説得というと語弊があるのですが…。ともかく、目的のものではなかったとのことで返して
いただきました。え?話し合いの内容ですか?それはちょっと言えませんね」
ニッコリ微笑む明智警視の笑顔に、警察官としての自信がうかがえた。
尚中森警部の病状は回復に向かっており、今週末には職務復帰の予定だという。
自宅にはKID名義の花束が届けられたという情報もあるが裏づけはとれていない。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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