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  ローカルニュース

8月16日(木)  ローカルワイド

復讐の復讐は是か?

 13日に発生した病院立てこもり事件は、14日に日付が変わった直後高遠遙一が
病院玄関に現れるという、衝撃的な展開を見せた。
 その後病院内は静まり返り、犯人からの連絡も一切途絶えた。
 夜明けになって患者や関係者が玄関から脱出し、かわりに警察が突入したが、病院の
どこからも高遠遙一は発見できず、犯人の男は死体となって発見された。死因については
警察が自殺・他殺の両方を視野に入れて捜査している。
 高遠遙一が病院内へ入ったことは多くの患者や関係者も目にしていたが、男がいる
院長室に高遠が入った後は誰も近づいていないとのことで、もはやこの男が高遠とどんな
話をしたのか、推測することはできない。

 しかし第一報が報道されて男の動機が明らかになってからは、「もともと自分の子供が
いじめで人を死に追いやったのが悪いのでは」「それでも子供が殺されていい道理などない」
「法に裁きをゆだねるべきだった」「その法が裁かなかったから復讐ということになった」などと
世論は真っ二つに分かれており、元は事実を隠ぺいした学校の対応に問題があるとはいえ、
今もなお結論は出ていない。
 被害者の遺恨を果たした少女と、子供を殺され被害者となった親と、どちらが悪いと簡単に
決めることはできないだろう。
 もちろん、復讐の連鎖を生みだす高遠遙一にも非難の声は集中しているが、高遠が関与
しなければ、自殺の真相が明らかにならなかったというのは皮肉な話である。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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