発明品悪用を阻止

　数多くの発明品を生み出していることで知られる、米花町在住の阿笠博士に言葉巧みに
契約を持ちかけて、発明品をだまし取り悪用しようと計画していた窃盗団が5日警視庁に
逮捕されました。
　窃盗団のリーダー佐久間竜三容疑者(53)は、阿笠博士が発明家として沢山の便利な道具を
発明していることを知り、「うちの息子が学校で人気者になれるように」と数点の発明品を
だまし取ろうと計画しました。
　引き渡し現場に立ち会った少年探偵団のコナン君が、佐久間容疑者の発言につじつまの
合わない点があることに気づき、こっそり発明品に発信器を取り付け、それがどのように動くか
観察していて窃盗計画が発覚しました。
　発信器は夜になって大きな移動を見せ、米花銀行に移動し、これを不審に思ったコナン君が
現場に駆けつけて今まさに侵入しようとする窃盗団を発見、警察に通報しました。
　幸いなことに博士の発明品はいずれも使用前でした。

　コナン君は最初にこの男を怪しいと思った点について、「だって僕たちみたいな小学生の
子供がいるなら、その子はきっとサッカーボールだとか、探偵グッズを欲しがると思ったんだ。
壁に穴を開けられる道具だとか、重い物を持ち上げられる道具だとか、どう考えてもおかしい
ものばかり欲しがってたし。何かしようとしてたのは分かってたけど、ただ断っただけじゃ
無理にでも博士のところから持っていこうとするだろうし、泳がせて何をするのか見極めた方が
いいと思って…って新一兄ちゃんが推理したんだよ！すごいでしょう」とコメントしています。
　阿笠博士は「ワシの発明品は人を楽しませるものであって、悪事に使うようなものでは
ない。いやあ新一が気付いてくれて本当に助かったよ。引き渡し現場につれていけと言われた
時は何を言い出すのかと思ったがな。さすがは新一…のアドバイスをあおいだコナン君じゃな」
と胸をなでおろした様子でした。
　少年探偵団の陰に高校生探偵工藤新一あり。
　この窃盗団には余罪があるとみて警視庁は裏付けを急いでいます。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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