オリンピック聖火、盗難予告されていた

　今年4月下旬、日本国内でのオリンピック聖火ランナーにおいて、怪盗1412号(通称KID)を名乗る
人物から、オリンピック聖火を盗むという犯行予告が届いていたことを警視庁が昨日明らかにした。
　これまでKIDは宝石を中心に犯行予告を行っており、不審に思った捜査員が過去のデータと照らし
合わせたところ、第三者がKIDの名を騙って犯行予告をしていたことがわかった。
　警視庁ではパニックを避けるために発表は行わず、独自に捜査を開始。いたずらの予告をした
人間を知っている、との通報を受けて５月に容疑者の少年(19)を逮捕した。少年は「目立つ
だろうと思ってやった。大したことにはならないと思っていた」と供述している。
　インターネットではすでに一部で「怪盗KIDが聖火を盗みに現れるようだ」といった情報が
出回っており、KIDを見る目的で聖火リレーに足を運んでいた人もいた。
　
　報道後KIDから警視庁に「こういった形で国民の皆さんが楽しんでいるイベントに迷惑をおかけした
のは残念。また改めて皆さんをご招待しましょう。本物のステージへね」とコメントが届いたという。
　中森警部は「KIDの犯行は腹が立つが、いたずらに奴を真似する人間も腹が立つ。絶対に許さん」
と今回のいたずら騒動について苦い顔で答えた。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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