好敵手がインフルエンザで…異例の中止

　新型インフルエンザが猛威をふるっているが、どうやら警視庁内も例外ではなかった
ようだ。
　警視庁では19日、捜査二課の中森警部が家族からの感染と思われる新型インフルエンザで
しばらく自宅療養することを明らかにした。警部は家族の発病にともない、つきそって休職
していたため警視庁内への感染拡大の心配はないという。

　しかし話はこれだけでは終わらなかった。
　20日にある宝石店へ犯行予告を送っていた怪盗1412号(通称ＫＩＤ)が、「残念ですが今回は
延期させていただきたい」という連絡をしてきたというのである。
　その理由が驚くべきものだった。
「中森警部がインフルエンザで御休みとのこと、せっかくのライバルがいなくては張り合いが
ありません。回復を待って再挑戦させていただきたいと思います」というもの。
　以前からKIDは人を傷つけることを嫌う紳士的な怪盗としてファンも多かったが、今回の
ことでさらに株をあげた形だ。
　中森警部は療養中のためコメントをもらうことはできなかったが、恐らくこのニュースを知れば
早々に復帰してくることは間違いない。
　両者の一歩も引かない対決を楽しみにしたいものである。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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