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本日のニュース
7月12日(日) 18時00分
先週末公開(10日公開)された、アメリカのある街を舞台として描かれるアクションムービーが今
ちょっとした話題になっている。
といっても映画の内容ではない。
映画を見た人から「街中を車が暴走するシーンで、見覚えのある人が映っていた」と
警察に通報が相次いだためだ。
この3日間でその通報数は100件を超え、インターネットでは「検証サイト」まで立ち上げ
られているほど。
その人とは…。
警視庁が広域指名手配及び国際指名手配を行っている殺人犯、高遠遙一その人だと
いうのだ。
問題のシーンでは、街の中を敵に追われる主人公が巧みに車を走らせていく。その中で、
信号が赤になり急停止を余儀なくされ、後ろから迫る車を気にしながら通りすがりの男性に
「今何時?ERもう始まったかな?」と尋ねる。この、尋ねられて「残念、僕はBONES派なんだ」と
粋なセリフを返しているのが高遠とされている。
映画会社では、ここのシーンは本当に何も知らない一般市民を使っており、主役のアドリブに
対してうまい切り返しがされていたためそのままOKシーンにした、と発表している。
事態を重く受け止めた警視庁は映画会社に問題のシーンを照会した。
慎重に照合を行ったところ、映っていたのは確かに高遠であると確認されたという。
これを受けて警視庁捜査一課では、詳しい撮影場所、日時を調べるとともに、ICPO協力の
もと、直ちにアメリカへ向かうという。
捜査一課の明智警視は「まさに偶然ですが、撮影と公開のズレを考えると滞在の手掛かりは
得られても、今現在の位置までは割り出せないでしょう。しかしこんな形で彼の姿が記録される
ことになるとはね…」とあまり興味がない様子だった。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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