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ローカルニュース
6月10日(土) 18時00分
先日厳戒態勢の警備の中で終了した、世界各国のVIPが集まったイベントをご記憶の方も多いだろう。
主催は東京都でありながらも、世界の名だたる政治家やVIPが集結し、日本の技術を披露する大切な
イベントである。
そんな中でちょっとしたハプニングが起きた。
ドイツからの招待客の一人、オッペンハイマー夫妻が説明会に出席している間、愛娘ニーナちゃん(5歳)を
預かるベビーシッターは会場に到着していたものの、通訳が交通渋滞に巻き込まれ到着することができなく
なってしまったのである。
子供を預かることはできても意思疎通が出来なければ何かあった時に困ってしまう。
ホテル側が急ぎ別の人間を手配しようとしたものの、あいにくドイツ語を話せる通訳が他のVIPについていて
すぐに手配できる状況ではなかった。
そんな折、話を聞きつけた警視庁から、「現場で警備にあたっている警察官にドイツ語が話せる人間が
いるので、問題なければそちらへ行かせます」という申し出があった。
ホテルはこのことを夫妻に連絡、夫妻は快諾し、直ちにやってきたのが、捜査一課の明智管理官その人で
あった。
ニーナちゃんはたちまち明智管理官と意気投合し、ベビーシッターがいらないほど静かに二人で話を
していたという。
オッペンハイマー夫妻は日本警察の速やかな対応に非常に喜び、東京都を通じて警視庁へ寄付をしたいと
申し入れたが警視庁は、「みなさんの安全をお守りするのが役目であり、当然のことをしたまで。お礼をいただく
筋合いはございません」と丁寧に断ったとのこと。
明智警視も「お礼をと言われたのですが、任務の範囲内ですし、日本のことを楽しんでいただければそれで
結構です」と涼しい顔。
なお、ニーナちゃんはしっかり明智警視からメールアドレスを聞きだし、帰国した今でも日本とドイツとで
時折メールのやり取りをしているとのこと。
また、この話を聞きつけた世界各国の報道でもこのエピソードは語られ、「ほほえましいニュース」として
ちょっとした人気になっている。
明智警視の私設ファンクラブには英語やその他外国語での問い合わせメールもちらほら舞い込んでいるとか。
明智ファンにとってはまたまたライバルが増えたようだ。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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