多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ニュース速報TOP→ニュース記事
本日のニュース
7月12日(月) 12時00分
先週、あるCMが物議をかもした。
ある中小食品メーカーが制作したもので、「こうならないように当社の製品を食べて
健康になろう」という内容。
問題はそれに使われた映像。
こうならないように、という見本に使われていたのが、ある犯罪者の指名手配写真だったのだ。
広域指名手配並びに国際指名手配もされている殺人犯、高遠遙一。
もはやその名を知らない人はいないだろう。
この高遠遙一の写真が使われていたのである。
放送直後からこのメーカーや警視庁には「許可を得ているのか」という問い合わせが相次いだ。
メーカーの社長は「犯罪者に人権などない」と強気の態度でコメント、警視庁としても、「倫理的に
どうかと思うが調査中」というあいまいな回答で、視聴者からは「不謹慎なのでは」「犯罪者を擁護
するわけではないが、やっていいとも思わない」という指摘が寄せられたという。
ところが週明けのCMを見て視聴者はまたまた仰天させられた。
こうならないようにというナレーションの部分で登場する写真が、高遠遙一のものから、メーカー
社長の写真に変わっていたのである。
再び殺到した問い合わせにメーカーでは「このようなことはやっていない。広告を制作した企業に
問い合わせているが、誰も何もしていないとのことでハッキリしない」と困惑の様子。
このCMに、高遠遙一の私設ファンクラブなどでは「誰がやったか見当はつく」「まあ当然の
結果なのでは」という書き込みが見られた。
メーカーでは急きょCMの放送を中止し、別のものに差し替えるとしている。
相手が誰であろうと、写真を許可なく無断使用するのはよくない、ということを知らしめた皮肉な
例であるといえるだろう。
映像を差し替えた犯人はまだわかっていない。
この記事に関するご意見は週刊ダウト編集部気付でどうぞ。
※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ニュース速報TOP→ニュース記事