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  ローカルニュース

9月27日(月)  18時00分

助けてくれたあの人に会いたい…その正体は?

 警察庁がやや困った状況に置かれているようだ。
 
 発端は警察庁に「ある人を探してほしい」と大使館を通じて持ち込まれた相談だ。
 その人物はF国のヤーフ大使。大使は、一月前某県の温泉へ家族旅行に出かけた。プライベートで
あったために護衛は最小限。
 温泉へ向かう途中のS.Aでのことだった。
 ヤーフ大使の愛娘アガットちゃんの姿がいきなり見えなくなった。
 あいにくこの日は休日でS.Aはごった返しており、簡単には探すことが出来ない。
 そんな中、一台のトラックがヤーフ大使らの姿を見るなり急発進した。
 不安を感じた大使はトラックを追いかけようとしたが、護衛は少数。すぐに行動に移れなかった。
 
 その時、一台の車がトラックの進路をふさぎ、運転手に銃を突き付けて何か叫んだかと思うと、
トラックの荷台から男たちがバラバラと出て逃げていったという。
 そしてアガットちゃんはこの荷台の中で袋に入れられてぐったりしているところを発見された。
 ケガはなく、数日検査入院の後はすぐに退院したという。

 トラックを停止させた男は、「たまたまトラックの近くにいたら、不審な袋を荷台に入れ、男たちが
乗り込んでいくのが見えた。男たちに見覚えがあったから停車させただけ。くれぐれも子供から目を
離されませんよう」と言ってその場を去ったという。
 男によるとアガットちゃんを連れ去ろうとした男たちは中東で人身売買を行っているグループであり、
警察では、大使の子供だとわかったうえで拉致しようとしていたのではないかとみている。

 そしてここからが問題である。
 たまたま護衛がトラックのナンバーを映そうと携帯を手にしており、そのついでに大使と話して
いた男を撮影したというのだが、それを見せられた捜査員は仰天した。
 何度か大使を説得しようとしたが大使は「ぜひ恩返しがしたい」といって聞き入れず、今回警察庁への
相談となったわけである。

 大使が娘を助けてもらったという相手、それは高遠遙一である。
 警察庁が首を縦に振らないのももっともな相手だ。
 しかし大使は「相手が誰であろうと、助けてもらったお礼はしなくては。あの時は気が動転していて
相手の話を聞くだけで別れてしまった。我が国の誇りにかけて、恩を返さないのは許されることではない。
どうか一度だけでもお礼を言う機会を」と譲らない。
 さて、どうなることか。

 しかし海外に潜伏していると目されている高遠遙一だが、こうしてみると最近国内での目撃例が
多くなっている。
 次の犯行計画に向けて動き始めているのかもしれないと、警視庁では警戒を強めている。



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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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