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  ローカルニュース

12月25日(土)  18時00分

えっ、予定のツアーじゃないの!?

 また、というか恒例の、というか、今年もクリスマスに関するハプニングイベントが警視庁で
発生したようだ。

 事の起こりは昨日午前中に行われた、「こども見学ツアー」から。
 警視庁では夏休みに限り、子供の見学ツアーを行っているが(要予約)、冬に行われたのは
今回が初めて。しかも当日朝、担当課に警視総監から「事情があって子供の団体が見学を
行うことになった」という通知があったという。
 担当課が急な予約ながらも受理し、午前10時に到着した団体を出迎えた警視総監とともに
受け入れ、各施設を案内して回った。110番通信センターや交通課の白バイ見学、総務部で
備品貸し出しの書類記入などを体験した。
 お土産を受け取った子供たちは名残惜しそうに警察官へ手を振りながら、午後0時半、帰って
いった。
 これだけならなんら問題ないように思えるが、子供たちが帰った後で、警視総監がそんなことは
していないと言ったために大騒ぎになったのである。

 その後夕方になって、「本日はお世話になりました」という手紙が届いたことから真相が判明した。
 犯人はあの、怪盗KIDと高遠遙一であった。
 子供たちの引率役はKIDが、偽警視総監は高遠遙一が担当していたようである。
 なぜそんなことをしたのか。

 実は子供たちはある施設で生活しており、経営上の問題によりこの施設は今年いっぱいで閉鎖、
子供たちは別の施設に行くことが決まっていた。
 この施設の責任者が「自分の力が至らず悔しい」とブログで話していたのをKIDか高遠が聞きつけた
ことから、今回のようなことになって欲しい。
 手紙には、「子供たちは何も知らないので責めないで欲しい。一晩のクリスマスプレゼントとして
大目に見ていただければ」というような内容が書いてあったという。
 警視庁では、「不法侵入といえばそういうことになるが、何より子供たちは何もしらないで連れて
こられたようなもの。それをわざわざ取り調べしたとしても事件として立件するのは難しい」として
送検は見送る方針。

 子供たちにはサンタクロースの素敵なプレゼントとなったが、警察としては複雑な心境のようである。



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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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