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野次馬ニュース
週刊ダウト 6月13日号(01年6月6日発売号)より
先月末発生した、米花町少年探偵団行方不明事件。当編集部の独占スクープ記事はもう目を通して
もらえただろうか。
(惜しくも買い逃したという方は、バックナンバーを書店に注文していただくか、当社HPバックナンバー
記事から読んでいただきたい)
その冒険の一番最後、脱出への超難関の解答をお約束どおり発表する。
問題は、部屋の天井にある出口からの脱出方法。
少年探偵団は5人。肩車をすればギリギリ4人までは脱出できるが、残りの1人が出られないと
いうもの。(天井から手を伸ばしても届かないため)
そして部屋に落ちていたのは細い30センチ程度の化繊ロープが十数本。結んで一本のロープにした
場合結び目に長さをとられて、引っ張り上げられるほどの長さに足りない。
だが探偵団のある少年は、道具を一つ使うことによってロープを一本の十分な長さにつなぎ合わせ、
全員脱出に成功。さてその方法とは?というものだった。
この問題、かなり難しかったようで応募総数に反して正解者はごくわずか。中には実際に化繊ロープ
を買ってきて実験した人もいるからオドロキ。(報告してくれた方にも努力賞を進呈するよ)
子供の発想力に負けては、高遠遙一氏の独占取材をしている我々編集部の面子が、と一同も考えたが
残念ながら当編集部でもこの問題を解いた人間はいなかった。
どうやら、少年探偵団を名乗るだけの実力がある、と認めざるを得ないようだね。
それでは解答。
■解答■
化繊ロープは、実は熱に弱い。ライターの火を近づけると簡単に焼き切れる。しかし、火を近づけて溶けた
部分はすぐにまたくっつく性質をもっている。
少年はそれを思い出し、ロープの端と端をくっつけ、ライターの火を近づけた。
ロープの端は溶けてくっつき合い、冷える頃にはその部分は石のように硬くなり、結ぶよりも丈夫になる。
つまり溶接したのだ。
そして余分な結び目に長さを取られること無く、一本の長いロープが出来上がった。
これを使って彼らは全員脱出したのである。
ちなみに当編集部でも試してみたところ、この方法で大体45キロくらいまでは支えられることが判明。
皆さんも同じ状況になった時、是非試してみて欲しい。
というわけで、今週号の解答編、いかがだっただろうか。
この懸賞は正解者多数の場合賞品は抽選となるが、今回あまりにも正解者が少なかったため、正解者
全員に賞品をお送りする。また、アイディアが奇抜だった人にもアイディア賞を送りたい。
発表は巻末参照。
先週号でもお知らせしたとおり、高遠遙一氏の独占密着取材決定だぞー。今月下旬に記事になるから
宜しくね!
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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