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本日のニュース

11月11日(金)  12時00分

なんでそんなに覚えてるの?→訓練では…?

 先日発生した銀行強盗が発生後1時間で異例のスピード逮捕となった事件で、実は
珍しい偶然が重なって逮捕につながっていたことがわかった。

 事件は10日の午後2時45分、T銀行にて発生した。
 窓口にやってきた男が行員に拳銃を突き付け、金を出せと要求、行員が金を渡すと、
用意していた原付で逃走した。
 通報を受けた警察官が直ちに現場へ急行し、行員から犯人像を聞きだし緊急配備を
敷いて行方を捜索していた。
 その約1時間後、犯人がコンビニに現れたところを、巡回中の警察官が発見、職務質問
にて容疑を認めたのでその場で逮捕となった。
 逮捕した警察官は、「手配されていた犯人の特徴、外見が非常に細かく、見かけた時から
確信があった。逮捕に至ったのは目撃情報のおかげ」と語る。

 強盗と行員が対峙していた時間はわずか数分。
 なぜ行員はこんなに詳しく記憶していたのか。
 そこに幸運ともいえる偶然の積み重なりがあった。
 実はこの行員、現役の刑事。
 警視庁捜査一課の佐藤美和子刑事だ。
 警視庁がたまたま、多発している銀行強盗への対処の指導を徹底するため高木刑事と
ともにT銀行を訪れていたが、高木刑事が緊急の呼び出しを受け、一人残って指導していた。
 その時に銀行強盗が入ってきた。
 佐藤刑事はこれを、抜き打ちの訓練だと思い、行員の手前見本を見せるべく、自分が
対応し、現れた警察官に特徴を知らせたという。
 その後本当の銀行強盗だったことを知り、「その場で取り押さえればよかった」と悔しがって
いたとのこと。
 上司にあたる目暮警部は、「強盗犯は拳銃を持っていたということで、お客さんや行員に
危険が及んだ可能性もある。知らなかったとはいえ、刃向わなくて良かった。行員の皆さんも、
下手に取り押さえようとは思わないで欲しい」とコメントしている。
 佐藤刑事は悔しい思いをしたようだが、それでもスピード逮捕、スピード解決ということで
結果的には良かったと言えるのではないだろうか。



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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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