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  ローカルニュース

12月13日(火)  12時00分

法廷でまさかの大逆転劇!?

 2009年発生した広域指定連続殺人事件の犯人として起訴されていた三觜安芸尾被告(32)の
公判は、もつれにもつれ、最初は有罪と見ていた世論も、弁護団が提出した数々の証拠によって
「実は冤罪なのでは?」という流れに傾きつつあった。
 三觜被告の公判には、関心の高さを示すように数千人の傍聴希望者が詰めかけ、用意された
一般傍聴席に対して17倍近い倍率となった。
 読者の皆さんの中にも、実際に足を運んで傍聴したという方がおられるかもしれない。

 そんな、注目を集める裁判でとんでもない大逆転劇が起きた。
 検察側の証人として召喚された、警視庁捜査一課の明智警視が反対尋問を行う弁護士との
やり取りから事件の矛盾点を突き、その場で三觜被告の嘘を指摘し、犯行を立証してみせたのだ。
 法廷内はざわめき、一時休廷が言い渡された。
 15分ののち裁判は再開されたが、真っ青になった三觜被告は小さな声で「自分が全部やりました。
間違いありません。罪を認めます」と証言したという。
 この大逆転劇は直ちに速報として報じられ、夕方のニュースを独占したのは記憶に新しい。
 警視庁では一時電話回線がパンクし、明智警視への取材殺到に対して「日を改めて会見する」と
コメントを出した。

 会見の場で明智警視は、「当事者すぎて見えなくなっていることもあります。私は取り調べを終えて
送検し、一旦この事件から離れました。そうしたことで見えたことがあり、それを指摘したまでです。
警察が犯罪を見逃すわけにはいきませんから」と涼しい顔でコメント。
 判決は来年2月に下される予定だが、当初の求刑通り死刑判決が下る可能性も大きくなった。
 冤罪論が出てから毎日のように寄せられていた警察への苦情も、「よくぞ見抜いた、感心した」という
明智警視の名推理を称える内容に変わっているという。
 どんなに巧妙な犯罪者も、この敏腕刑事から逃れることはできないようだ。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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