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本日のニュース
3月8日(木) 21時00分
昨年8月、勤めていたホテルのオーナーを刺殺したとして逮捕されていた、江戸川区
19歳少年の無実が今日、思わぬ形で明らかになった。
このホテルオーナー刺殺事件は当初から少年の犯行を疑問視する声も多く、逮捕時に
少年が所持していたとされるナイフが、検証前に警察の保管庫から紛失したにも関わらず、
身柄が送検されるなど不審な点が多々あったとして、警察の対応への批判が寄せられていた。
少年も無実を訴え続けており、自分が現場を通りかかった時にはオーナーは死亡していたと
主張したが、オーナーの財布を持っていたことから窃盗目的の犯行と思われていた。少年は、
出来心で財布は取ったが殺してはいないと供述していた。
本日警視庁が会見したところによると、午前11時半ごろ、A銀行から「金庫の警報装置が
誤作動して中に頭取が閉じ込められた」という通報があり、署員と警備会社職員が駆けつけ、
頭取を救出した。その際にマニュアルに従い、紛失したものがないかチェックしていたところ、
紛失したはずのナイフが発見された。頭取を任意同行し事情を聴いたところ、ホテルオーナー
刺殺の犯行をほのめかす供述をしたため緊急逮捕した。
頭取は、「以前から融資の件でオーナーともめており、刺してしまった。ナイフは警察の
幹部に顔が利いたので紛失したということにして自分が持っていた。あの少年に罪をかぶせる
つもりはなかった。申し訳ない」と話しており、警察では内部の人間が犯人隠匿に関わっていたと
してこの関係者を本日付で懲戒処分にした。
少年が逮捕された時から再捜査の必要性を主張していた明智警視は、「この件では冤罪を
主張することで上層部と対立してきましたが、無実が証明できて安心しました。とはいえ、少年の
大切な時間を奪ったことに変わりありません。警察を代表してお詫びしたい」とコメント。
少年の事件を担当した警察官は明らかにされていないが、近々依願退職をする予定だという。
また、後日警視総監らが少年の家を訪れて謝罪する予定。
偶然が巻き起こしたと言うにはあまりにも出来過ぎた出来事だが、奇跡という言葉を信じずには
いられない。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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