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  ローカルニュース

6月12日(火)  15時00分

似た人がいる→本人でした、で大騒ぎに

 残暑厳しい日曜日の午後、ネットが騒然となった。
 きっかけはある一般人女性の「あの人に似た人がいたので写真アップしてみる」という
ツィッターから始まった。

 写真を見た彼女の友人らも面白がってリツィートし、みるみるうちに写真は転載されて
いくことになったが、このつぶやきを見た人が警視庁に面白半分に「似ている」と通報。
 通報を受けた捜査員が確認のため顔認証システムで照会を行ったところ、なんと本人で
あると判明した、というもの。
 その本人というのはICPOでも指名手配されている、広域指名手配犯の高遠遙一だった。
 警視庁は直ちに捜査を開始、最初につぶやきを投稿した女性のアカウントを割り出し、
ツィッター経由で連絡を取り、写真を撮影したという喫茶店に急行したが、高遠は見つから
なかったという。警視庁では急ぎ足取りを追っている。
 ちなみに「本人では」と通報したのは高遠氏のファンクラブ会員だった。
 
 女性は、「まさか本人だとは思わなかった。殺人犯だとテレビで見ていたのでビックリ
している。怖い。ネットにアップしなければよかった」と反響の大きさに恐怖を感じているという。
 写真は転載分も含めて現在では削除されている。
 警視庁では念のため、女性宅に女性警察官を派遣する予定としていたが、第一報の
数時間後に高遠氏が警視庁へ「この女性へ特に危害を加えるつもりはない」と連絡したことから、
パトカーによる自宅周辺の巡回に切り替えることとした。
 通報したファンクラブ会員は、「高遠さんは計画に関係ない人間をいきなり襲ったりはしないので
大丈夫だと思う。ただ、殺人犯ではあるのでファンといっても距離が必要だと思っている」とコメント。
 また警視庁も、「これに限らず安易に人を盗撮したものをネットにアップしないで。罪になることも
あるので、軽い気持ちでこういうことはしないで欲しい」と注意を促している。

 ちょっとした冗談のつもりが大きな騒動になることもある、ということを忘れないで欲しい。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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