動物虐待犯人を機転で拘束

　杯戸町内で先月から続いていた、犬猫が惨殺死体で発見された事件で、警視庁は
本日、杯戸町内の男を動物愛護法違反の容疑で逮捕したと発表した。
　男は容疑を認めているという。

　「動物虐待の犯人が今杯戸公園にいます――」
　少女の通報を受けて近くの交番から警察官二名が杯戸公園に駆けつけたところ、
少年探偵団の江戸川コナン君が「この人動物虐待犯だよ！」と叫んだ。
　男が逃走しようとしたのを取り押さえ、警察官が身体検査をすると男はナイフを所持して
おり、猫を連れ帰ろうとしていたことを認めた。
　この猫は公園で遊んでいた少女の飼い猫で、少女が遊びに夢中になっている間に、
首輪を外して連れ去ろうとしたところをコナン君が不審に思い、声をかけたという。
　コナン君によると、男は「飼い猫が迷子になっていたので探していたら見つけたので
連れ帰ろうとした」と主張しておきながら、「飼い猫は１歳」と少女の猫との年齢が合わず(少女の
飼い猫は生後半年)、また、猫の種類も二転三転したりと辻褄のあわないことが多かった
ため不審に思ったという。
　そこで一緒にいた灰原哀ちゃんが、少女に声をかけて確認したところ、「生まれた時から
引き取って育てている。」と身体的特徴も一致したことから、最近相次いでいる動物虐待犯
ではないかと思い、コナン君が男を引きつけている間に哀ちゃんが通報したという。

　コナン君を良く知るという警視庁捜査一課の佐藤刑事は「コナン君なら犯人という証拠を
つかんでいたから通報したのだと思います」としながらも、「男がナイフを所持していたことを
聞いてゾッとしました。今回はたまたま逮捕出来ましたが、危ないと思ったら子供達は逃げる
ことを優先して欲しい」と優しさを覗かせた。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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