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本日のニュース
2月12日(火) 12時00分
常に視聴率30%以上をキープし、金曜の夜には町から人がいなくなると言われるアメリカの
モンスターバラエティ番組、「ファントム」で放送時間10分を残して番組が強制終了する騒ぎが
あった。
これは異例のことで、放送終了直後からテレビ局に問い合わせの電話が殺到したという。
この日ファントムでは、「クイズの優勝者に変わった景品をプレゼント」という触れ込みで
クイズが行われていた。視聴者もネットを通じて参加できる仕組みで、応援する参加者が勝つと
抽選で一名に同じ権利が与えられるという。
そのクイズがいよいよ最終戦にさしかかり、司会者が景品を発表した。
景品内容に観覧者は大いに盛り上がり、そこから少し番組が進行したところで、プロデューサーが
出てきて「このクイズは中止だ!」と言い始め、映像が途絶えたという。
テレビ局ではその直後からCMに切り替え、急ぎ別の日に放送予定だった番組に差し替える
などしたが、視聴者からは問い合わせや抗議が殺到し、番組の終了時間に司会者が登場して
「今回はハプニングがありましたが、来週以降も番組は続きます」と繰り返し説明した。
今までにも生放送なりにハプニングはあったが、放送中止になったのは初で、ネットでは
さまざまな憶測が飛び交っていた。
関係者によるとこの景品はなんと、「日本で一番有名で人気な泥棒、KIDに会える権利」だった
という。番組制作スタッフが何を考えてこのような権利を景品にしたかは別だが、放送を見て
いたアメリカ政府関係者から、「勝手にそんなことをして国際問題になったらどうするのか」と
指摘があり、急きょ取りやめになったという。
番組HPではこの指摘があったことを公表しているが、視聴者からは「そもそもやる前に
誰か言う人はいなかったのか」「面白いアイディアだと思うけど、KIDが予告状を出した現場に
いった方が早いと思うよ」などの意見が寄せられているとのこと。
番組では、景品を差し替えて改めて続きを行うことを発表している。
海を渡ってアメリカまでKIDの名声がとどろいていることに喜んでいいのかは不明だが、
KID本人の同意がない権利を景品にするのは無理だろう。
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