ファンクラブに捜査の手？反対の声で中止に

　今インターネット上には日本内外を合わせると約30にものぼる、怪盗1412号(通称KID)と
殺人指名手配犯高遠遙一のファンクラブがあると言われる。
　そのうち国内で一番大手と言われるファンクラブ2ヶ所に警視庁が任意での情報提供を
依頼しようとしていたが、内部から異議を唱える声が上がり中止になっていたことが分かった。

　捜査一課管理官の明智警視も捜査に関しては反対を唱えたという。
「ファンクラブはあくまでも民間人が運営しているもの。KIDや高遠の犯行に関わったり
証拠隠滅をしたということはありません。また、ファンにもそういった行動をしないよう徹底
するのはもちろん、安易な接触は避けるよう伝えている。私的に運営されているものに
対して関わりがあるかも知れないから捜査する、というのは、警察の権力乱用と取られ
かねない」
　なお、捜査二課の中森警部は捜査に対して前向きであったが、白馬探氏から「ファンクラブを
探ったところで恐らく何も出てこないでしょう。警察横暴という批判の声が高まるだけです」と
説得され、考えを改めたという。

　警視庁では、今後もファンクラブが何か問題を起こした時には取り締まるとしながらも、
私人のファン活動まで制限するものではない、と苦しいコメント。
　この話を知ったファンからは早くも「ファンとしての節度を守っている。何か話を聞きたい
などあれば協力するけれど、頭から共犯扱いとかはしないで欲しい」「単に好きでやっている
ことだから、犯罪までやろうとは思わない。そっとしといて」といった声が警視庁に寄せられて
いるという。
　何ともしまらない結末になった出来事だった。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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