そっくりさん写真募集に本人写真が…？

　警視庁が今年4月から5月末まで募集していた、「高遠遙一」「怪盗1412号(通称KID)」に
そっくりだと思う人写真コンテストで、寄せられた中に本人とおぼしき写真が交じっている
ことがわかり、警視庁が急ぎ確認を進めている。
　このコンテストは元々は指名手配犯に対する理解を深めてもらう目的と、普段あまり
目にとめてもらえない写真をきちんと見てもらうという意図があった。「不謹慎ではないか」
という声は警視庁の中からもあったものの、募集を始めると「たまにはこういうものも面白い」
「初めて指名手配写真をきちんと見ました」という好意的な意見が寄せられたという。
　また、写真も「入賞者以外は原則非公開」としたためか、どうみてもコスプレ姿で撮影された
ものや、子供がKIDに扮した姿など、お遊び目的のものも多かったという。
　そんな中で写真の分類を担当していた職員が「どうみても本人としか思えないので確認
して欲しい」と捜査一課と二課に写真を提出した。
　捜査一課の剣持警部、二課の中森警部が本人確認の必要があると判断し、科捜研に
協力を頼んだという。また、すでに写真の送付者にも聞き取り調査が行われている。

　照合結果が出るまでには数日かかるとのことだが、本人であることが明らかになれば
撮られた場所、背景など詳しく捜査していくことになるという。
　出張から戻ったばかりでこの報道を先ほど知ったという捜査一課の明智警視は、「周知を
徹底するのが目的だったはずが、思わぬ情報が手に入ったというのは面白い。何かの手がかりに
なればと期待しています」と語った。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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