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本日のニュース

10月27日(月)  12時00分

資料的価値?趣味の跡地めぐりが思わぬ効果

 警視庁は本日、都内在住の会社員Kさんが趣味で公開していたホームページの情報を
今後の犯罪捜査に役立てるとして正式に提携したことを発表した。
 主に高遠遙一の事件捜査に使用するという。
 個人で収集された情報を警察が捜査資料として採用するのは極めてまれ。

 Kさんは犯罪が起きた場所に赴き、そこでどのような犯罪があったのかをデータにして
まとめるのを趣味にしていた。
 あくまでも自分が気になった犯罪だけだという。
 サイトを開設した当初は「悪趣味ではないか」「被害者の感情を考えて」という意見も
あったが、データが蓄積されるにつれて「犯罪史として興味深い」と受け止める人が増えた。
 そんな中Kさんは、広域指名手配されている高遠遙一の犯行に注目、彼の犯行と思われる
ものを集め、一つのデータとしてホームページ内で公開した。
 犯罪のデータベースを公開しているサイトは多々あるが、Kさんのように現地へ赴き
周りの人の話を証言として組み入れているケースは珍しい。
 高遠遙一がただの大量殺人犯人ではなく、その生い立ちから同情的に見る人が多いのも
Kさんのホームページにある情報が理由、と考える人もいる。

 Kさんは、「もちろん自分は警察ではないので、事件のことを語りたくないという人からは
無理に話は聞きません。興味本位で犯罪を取り上げているわけではありません。あくまでも
集められる情報だけです。しかし少しずつホームページが知られるようになってきてから、
「二度とこんな事件が起きない抑止力になれば」と証言に協力してくれる人も増えてきました。
あくまでも情報提供としてやっているだけ」と語る。
 また、高遠遙一の事件については「自分と同じ年齢だったというのもあります。そんな人が
次々と事件を起こしている、何があったのだろうと気になったのも理由でした。背景を知れば
知るほど、凶悪犯でありながら、たくさんの人から支持を集める理由もわかった気がします。
今回のことは警察から提携の話を聞いて驚いています」と淡々と語った。
 警視庁では、「高遠遙一の事件捜査の時に聞きだせなかった証言も掲載されており、非常に
驚いている。今これらの裏付けを取っている」としている。
 新たな情報が得られれば、捜査中の事件解決へ一歩前進も大いに考えられる。

 なおKさんのホームページはこれからも一般向けに公開されるが、今は報道を受けてアクセス
しづらい状態になっているという。



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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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