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本日のニュース

10月28日(水)  18時00分

ペイント弾、一般人に命中もKIDが華麗なる一掃

 警視庁は本日、昨晩怪盗1412号(通称KID)追跡のおりに捜査員が発射したペイント弾が
誤って見物客に命中したと発表した。見物客にけがはなかった。
 ペイント弾はKIDが逃走の際追跡用として発射されたもので、警視庁によると、捜査員が
飛行距離の入力を誤ったためKIDのいる場所まで飛ばずに落下したという。

 ところが事件はこれだけでは終わらなかった。
 ペイント弾が命中してしまった見物客のもとへKIDが降り立ち、「大丈夫ですか」と声を
かけたという。
 その後「It's showtome!」の掛け声とともにKIDが見物客の服にかけた布を取り去ると、
ペイント弾の塗料は消え去っていた。
 KIDは大勢の拍手と歓声のなか、いずこかへ姿を消した。
 KIDのマジックを目の前で見る形になった、ペイント弾をかけられた見物客は取材希望の
マスコミが殺到したため、これに紛れてKIDが逃げたのではないか、と指摘する声もある。

 偶然一部始終を見ていたというSさんは、「さすがはKID様!何をどうしたのかさーっぱり
わからないけど、あっという間に服を綺麗にしてしまうなんて!私がペイント弾かけられ
たかったー!」と興奮気味に語る。
 ツイッターでは早くもこの時の様子がつぶやかれ、「KID」「ペイント弾」「かっこいい」
「マジックショー」などの言葉がトレンド入りした。

 はからずもKIDに失態をフォローされる形となった警視庁の中森警部は、「今回のことは
完全に警察の責任である。あんなコソ泥が何かするまでもなく、ちゃんと謝罪している。
今度こそ、確実にKIDに命中するようにしたい」と語った。
 ペイント弾が当たった見物客には昨日の時点で謝罪を済ませているが、本日改めて
警視庁の刑事部長と中森警部が謝罪訪問する予定だという。


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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