あわや大惨事、怪盗のコスプレで川に飛び込んだ男性救助

　怪盗1412号(通称KID)の犯行現場で、警察がKIDの逮捕より救助活動を優先せざるを
えなくなる珍事が発生した。
　
　事件は10日深夜、怪盗KIDが犯行を予告していたビル近くで起きた。
「KIDのコスプレをした人が川に飛び込んでおぼれているようだ」
　こんな通報が警視庁に相次いだ。
　通報時、中森警部ら捜査二課並びに機動隊が、ビルから逃走したKIDを逮捕すべく、
パトカー並びにヘリ等で追跡を開始していたが、人命救助が優先であると判断し、
引き返したという。
　川は浅瀬で、男性は通報から5分ほどで救出された。
　男性は杯戸町の20代アルバイト店員。
　すぐに救急車で市内の病院に搬送されたが、軽傷ですでに退院している。
　男性はKIDのコスプレをして知人とともに現場を訪れており、「ハンググライダーを準備していて
橋から飛んだのだが、全然飛べなくて落ちた。服やマントが絡まってあがれなくなった」と説明
しているという。
　ハンググライダーで飛ぶには高度が必要で、KIDもビル屋上など高所から飛行する目的で
使用している。
　このように、地上から飛び上がっただけではすぐに失速するという。

　警視庁はこの男性に対し、「ケガがなくてよかった」としながらも、「二度とこのような危険
行為はしないで欲しい」と厳重注意した。
　KIDの犯行現場では今までにもさまざまな騒ぎが起きているが、このようなケースはまれ。
　見物するならKIDにも警察にも迷惑をかけないようにして欲しいものだ。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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