高遠の直接関与なし、事件現場から指紋検出で

　警視庁捜査一課は、8月18日に発生した不動町3丁目の会社員殺人事件で被害者宅において、
被害者の持ち物と思われる手帳から広域指名手配犯高遠遙一の指紋が検出された件で、
高遠遙一が事件に直接関与した可能性は低いと発表した。
　事件は18日夕方、「社員が無断欠勤しており、電話しても出ない」という会社からの相談に
より、上司立ち合いのもと家を訪れた警察官が、玄関ドアに施錠されてないのを確認、声を
かけながら中に入ったところ、寝室で心肺停止の被害者を見つけ、緊急搬送したが病院で
死亡が確認されたもの。
　被害者は前日17日の夜には上司と仕事のことについてメールをやり取りしており、少なくとも
18日未明までは生きていた可能性がある。
　警視庁は司法解剖を行い、死亡推定時刻を明け方の5時～7時としていた。
　また、捜査の結果、被害者が直接高遠と接触したような形跡は見つけられなかった。
　今月20日に同僚から「そういえばお盆休みに、たまたま入った喫茶店のカウンターで隣り合った
人と話が盛り上がり、連絡先を交換したが後で電話をかけたらつながらなかったと言っていた。
どこかで顔を見たことがあるということを言っていたから、もしかしたらその時かも知れない」という
証言を得て、その喫茶店や周辺に聞き込みをしたところ、高遠と思われる人物が今月、数度
足を運んでおり、警察ではその時にたまたま隣り合った被害者に頼まれて、手帳へ虚偽の
連絡先を書き込んだ際、高遠の指紋がついたのではないかと見ている。

　警視庁は引き続き犯人逮捕に向けて捜査を続けていく予定。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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