明智警視の手記、本人が否定していた

　数ヶ月前からSNS上で噂になっていた、「明智警視の事件録が出るのでは」という話に
ついて先月末、別の事件で会見した明智警視が、正式に否定していたことが分かった。
　この話は数々の難事件を解決に導き、幾度も警視総監賞を授与されている明智警視の
活躍に対して、「ある出版社が今までの事件をまとめた手記を出すことを、本人と話している
らしい」という噂が出たことに始まる。
　SNSで拡散されていくうちに、「既に事件はピックアップされている」「高遠さんとの対決に
ついても時系列でまとめられる模様」などといったことが付け足されていき、噂はどんどん
本当であるかのように語られていたという。

　事件解決の会見に臨んだ明智警視は記者から質問を受け、初耳であるとしながらも、
「被害者やそのご家族の心情を考えれば、自分の手柄として発表するのは避けたいし、
そのような話は一切きていない。また、きたとしても出すつもりはない」という返答だった
という。
　
　警視庁も「実際に起きた事件のうち、未解決事件や世間に大きな影響を与えた事件を
記者が取材しまとめるというのは自由であるが、事件解決は一人の手柄というわけではなく
関わった捜査員全員の努力によるものです。明智警視のプライバシーにかかわる部分も
ありますので今後も予定しておりません」と正式否定。

　明智警視は「これでSNS上の騒ぎも収まってくれるといいのですが」とコメントしている。
　どうやら噂はあくまでも噂だったようだ。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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