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本日のニュース
3月28日(火) 12時00分
昨年10月、東京都新宿区において交際していた女性をナイフで刺し、逃走したとして
全国指名手配されていた男が25日、群馬県で偶然警視庁の刑事によって逮捕されるという
出来事が起きた。
殺人未遂で全国指名手配されていた阿良々木 建作容疑者(35)は、被害者を刺した後
実家に電話を入れその後新幹線に乗ったところまでは行方が分かっていたが、その後の
足取りがつかめていなかった。
阿良々木容疑者を逮捕したのは警視庁捜査一課の剣持警部。
群馬県へは別の捜査の聞き込みで訪れていたという。
逮捕の発表において警視庁は「剣持警部によると、群馬県のとある場所に宿をとり(捜査中の
ため場所は伏せる)男湯に入ろうとしていたところ、中から男性二人が会話しているのが聞こえて
きた。聞くともなしに耳を澄ませていたところ、片方の男の話し方にクセがあるのに気付き、
脱衣所に男性があがってくるのを待ち、声をかけた。そうしたところ、阿良々木本人であることを
認めたため逮捕に至ったもの」と伝えている。
まさに、君の名は、ならぬ、君の声は、である。
剣持警部に取材したところ、「実家にかけた電話は留守電に録音されており、押収した
ものを毎日聞いておりました。自分の知り合いにいくつもの事件を解決している高校生探偵が
おるのですが、「ただ聞くだけではなく、こことここと言う風に言葉のアクセントを覚え込むと良い」
とアドバイスを受け、そのようにしたものです。逮捕に至って良かった。これで被害者の方に
良い報告が出来ます」と答えが返ってきた。
その高校生探偵について詳細を希望したが「まだ未成年のため情報は教えられない」と
断られた。
偶然の逮捕劇とはいえ、犯人の声を耳に刻みつけた刑事の執念であった。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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