指示されてやった…容疑者の嘘を警視庁が指摘

　先月末、殺人の容疑で逮捕されていた男が「高遠遙一の計画でやった」と供述していた
事件について警視庁は12日、「男の単独犯行であり、指名手配犯高遠遙一が関わった
痕跡はなかった」と発表した。

　先月末、飲食店経営のAさんが殺害された事件で警視庁は、不動町の無職茂田井究(32)を
殺人の容疑で逮捕した。
　茂田井は当初「高遠遙一に犯行計画を教えられ、その通りにやった」と供述しており、警視庁
捜査一課が捜査していた。
　事件を担当した明智警視は「事件の詳細については今裏付け捜査中ですので話すことは
出来ませんが、容疑者から話を聞いた時点でおや？と思った部分がありました。高遠はこれまで
数多くの殺人を犯しており、また、多くの人をたぶらかし犯行をそそのかしていますが、決して
意味のない犯罪をやらせる人間ではありません。この事件にはずさんな点が多すぎます。ま、
相手は殺人犯だから罪状が増えたところで…と思ったのでしょうが、いくら殺人犯であっても
冤罪を作ることは警察としてあってはならないことです」と語る。

　茂田井の供述もあり「あの高遠がまた犯行示唆か」と大きく騒がれたが、そのかかわりを
警視庁が否定した形だ。
　明智警視とともに捜査にあたったという剣持警部は「今後このように、罪をなすりつけようと
する容疑者が現れても、警察は必ずその嘘を暴いていく」と厳しい口調で語った。
　警視庁は近く茂田井容疑者を殺人容疑で送検予定。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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