麻薬犯罪組織を一斉検挙

　イタリア政府とICPOは日本時間日本時間午後6時、麻薬犯罪組織の一斉検挙に成功したと発表した。

　事件の発端は先日8月29日、国際指名手配犯高遠遙一が予告状を突きつけたことから警察庁が
ICPOに手配、イタリアでの捜索をしていたもの。
　情報提供者の協力により高遠手配犯が潜伏していたと思われる場所に乗り込んだ時にはすでに
同容疑者の姿はなく、代わりに麻薬組織の取引が行われていたという。
　イタリア警察はかねてから調査を進めていた組織と確認、警視庁の捜査員と協力してこれを一斉
検挙、この麻薬ルートの裏づけを急いでいる。ICPO国際部の担当者は、「麻薬ルートの代表的な
一つが偶然とはいえこのような形で表面化したことに驚いている。しかし、これを機に横のつながりを
すべて明らかにしていきたい」と思わぬ成果に満足している様子。
　警視庁から高遠指名手配犯の捜査に来ていた捜査員らは、「自分達の目的はあくまでも高遠の
逮捕。何か痕跡がないか調査を行った上で帰国したい」と話しているという。(日本時間午後3時)
　帰国は日本時間午後9時前後の予定。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ライター共同通信)

　

９月４日(火)　　１９時００分

経済に思わぬ効果か

　指名手配犯の高遠遙一が先月８月２９日、犯行予告とも取れる宣伝を行った事件について大手
旅行代理店のＡ社は本日、「この件が旅行業界に及ぼした経済効果は少なく見積もっても１０億円
以上ある」と発表した。
　２９日の予告が報道されてから各旅行会社、航空会社への問合せが相次ぎ、イタリアへの旅行
プランがすべて満員になった他、単独での旅行計画者が続出した。突然の売上増大に関係者らは、
「不謹慎なことであるのは十分承知しているが、このおかげで年間売上目標の達成が見込める会社
も多いはず。結果として日本経済の浮上に貢献したのは確かだ」と複雑な表情。
　また、高遠遙一についての記事を専門に掲載することで有名な週刊ダウトでは、「明日の発売号
では間に合わないがウェブ上にて何らかの形で、今回のことを書きたい」と発表、それを知った読者
から問合せが相次いだ。警視庁では高遠指名手配犯とイタリアで何らかの接触があったか、情報を
入手したとして同社の動きに注目している。

※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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