特殊詐欺防止ポスターに全国から反響

　警視庁が年末年始増える特殊詐欺の被害防止を呼び掛けるポスターが話題を呼んでいる。
　詐欺の担当は警視庁捜査二課であるが、今回特別に捜査一課の明智警視、剣持警部が
時代劇の奉行と岡っ引きに扮して映っており、その横には「世の中そんなにうまい話はない」と
少々堅苦しいフレーズがつけられている。
　これは警視庁広報課の提案により作られたもので、被害者に高齢者が多い事から、時代劇風の
ポスターが興味を持ってもらえるのではないか、ということで制作されたという。
　モデルになった明智警視は「良いアイディアだと思います。捜査二課も特殊詐欺撲滅に
頑張っていますし、不審な電話がかかってきたらぜひ、このポスターを思い出していただきたいですね」
と語る。
　剣持警部も「課は違うが、お年寄りを狙った犯罪は許せないと常々思っております。一人でも
被害者を減らしたい」と意気込みを語った。

　このポスターが22日駅や公共機関に貼りだされると、SNSでは「これすごく欲しい」「高齢者だけじゃ
なく、JKとかすっごい見てたし！」「警視庁これ配布してないのかな」と注目が集まり、ツイッターでも
一時期「警視庁の特殊詐欺防止ポスター」「明智さん」がトレンド入りした。
　警視庁には全国から「東京都以外では貼りだす予定はないか」「このポスターがどうしても欲しい」と
多くの問い合わせがあり、HPにダウンロードリンクを設置したという。
　警視庁のHPはダウンロードしようとアクセスが集中しており、今現在つながりにくい状態が続いている。

　警視庁捜査二課の中森警部は「注目を集めるのは効果があると思っております。年末年始
特殊詐欺被害防止に向けて、課をあげて呼びかけていく」と決意を新たにした。

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