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野次馬ニュース
週刊ダウトご愛読感謝秋の特大号より抜粋
今回は読者の皆さんから寄せられた、ちょっとした情報を徹底分析!そのままになっていた事件、
過去の未解決事件も取り上げてみたぞ。
尚、これら掲載の情報は未確認のものもあり、必ずしも事実とは限りません。
指名手配犯高遠氏が、変装もせずこの都内を闊歩していることは既に有名な話であるが、本誌の
読者が何とあるマンションの入り口で女性と親しげに話す高遠氏を目撃したらしい!
しかもこの女性、先日9月26日付のローカルニュースにて取り上げた帝丹小学校に訪れていた
ジョディ先生だという話。たまたまこの読者が帝丹高校の生徒だったことから判明したという。
早速編集部は高遠氏に連絡をとり、事実確認を行った。しかし、「見間違いでしょう。そのジョディ
とかいう女性に心当たりはありませんね。誰かと間違えたのでは?世の中には似た人間が3人は
いるといいますし」とそっけない答え。
ジョディ先生にも取材を申し込んだが、「タカトー?Oh,警察に貼ってあるポスターの指名手配犯人
ね?まったく知りまセーン!そんな怖い人に出会ったら通報してまーす!私が話してた人?No,No,
人のプライベートに立ち入るの、とてもとても失礼ですヨ」とごく当たり前のことを言われてしまった。
どうやらこれは勘違い?の情報だったらしい。
まあ高遠ファンの女性軍はホッと胸をなでおろした、というところだろうか?
勘違いされちゃったジョディ先生、ご迷惑をおかけしました!
すっかり忘れ去られた感のある、今年6月16日発生の新宿発砲事件。
何故かうやむやのまま警察も捜査本部を解散するなど、不自然な結末を迎えたこの事件だが、当
編集部記者の粘り強い情報収集によって、僅かながら事件の一部分が見えてきた。
闇取引に詳しいというあるブローカーは、「あれはこっちじゃ有名だよ。よくある組織同士の対立って
いうんじゃなくて、どうも中国系のとこがこっちにルートを作ろうとしたみたいだね。だけども、元からいた
ところをあまりにも過小評価しすぎてて、脅せば何とかなると思ってたみたい。ま、結局はルートを作れ
なかっただけじゃなくて逆に潰されたみたいだね。元の?ああ…ちょっと言えないな。あんた達が思って
いるよりははるかに大掛かりな組織だけどね。上の方ともつながりがあるから、その関係で警察も手を
引かざるを得なかったんじゃないかなぁ。その末端っていうか…この辺りを任されてる人間なら、ある
酒場によくいるよ。そこの歌姫がお気に入りみたいでね。クライアントとの待ち合わせにも使うみたいだ。
会いたいの?やめておいた方がいいよ。素人が手を出していいもんじゃないからね。ホラ、なんて言った
かな…。おたくの記事で前にあったでしょ。不審死事件。あれにも関わってるんじゃないか、って言われて
るよ。死にたくなかったら入っていいテリトリーってのをわきまえることだね」とコメントしてくれた。
新宿での発砲事件。真実は依然深い闇の中にあるままだ。
最近すっかりおとなしくなって引退説まで飛び出していた怪盗紳士。どうも女性らしいっていう話だけど、
その彼女が突如ある美術館に絵を寄贈したという話が飛び込んできた。
名画とともにそのモチーフまで盗むことで有名な怪盗紳士が、何故絵を寄贈したのか?
実はその美術館は絵を愛するある男性が、コツコツ貯めてきた貯金で5年前に建てたもの。飾られている
絵約100点はすべて無名作家のものだが、いずれも温かみのあるものばかりでそれなりに美術館は賑
わっていた。
けれどもある美術評論家が「駄作ばかりを並べたてて、美術の何たるかを理解していない。おいておくだけ
ムダ」と評価してから客足は途絶え、心無い人間が美術館の壁に落書きを行うなど、閉鎖も時間の問題という
有様にまで追い詰められた。
それをどこで聞きつけたのか、ある日怪盗紳士から「誰もが足を運びたくなるような絵を寄贈する」という
連絡が舞い込み、半信半疑で男性が指定された日に美術館のある窓を開けておいたところ、翌朝予告の
あった美術館内のある場所に絵が飾られていたという。
鑑定士によるとその絵は、無名ではあるがコレクターの間では有名な「見た人を幸せにする」という噂の
あるもの。数年前から行方がわからなくなり幻の絵と呼ばれていたものだった。
また、酷評をした美術評論家がそういう評価をするようにと、あるコレクターから賄賂をもらっていたことが
判明。このコレクターは、この美術館に飾ってある、ある作家の絵を手に入れようとして美術館を閉鎖に
追い込み安値でその絵を買い取ろうと企んでいた。まあ早い話が人のものが欲しいからって、無理やり
自分のものにしちゃおうとしてたってことだね。これは差出人不明のまま、美術界の権威である協議委員会
に取引の様子を収めたカセットテープが送られてきたことから判明、評論家は委員会を除名、コレクターは
今後10年間美術品の売買に顔を出すことが禁止されたんだって。
男性に話を聞いたところ、「確かにここにある絵はすべて無名作家のものだし、高価なものではない。が、
欲しいからといってそんな卑怯な手を使う人間の手には渡したくない。こうやって沢山の人に見てもらうため
に絵というものはあるのですから」とコメント。
尚、件の幻の絵はその卑怯なコレクターから怪盗紳士によって盗み出されたものらしい。しかしその
コレクターも詐欺同然で別の所有者から騙し取ったことがわかっており、警察が元の所有者を割り出したが、
その所有者も既にこの世を去っておりその家族は、「いろいろな人が見て幸せになれるのならそれが一番
いいと思う。ずっと飾って欲しい」と所有権の放棄を申し出たため、当初の怪盗紳士の希望通り展示は継続
されることになった。
このニュースを聞きつけた人達が早くも美術館に押し寄せており、当分閉鎖の心配はないということだ。
皆さんも早速幸せになりに行こう!
マジシャン好きが集まる、あるサイトからの情報。
最近ニューヨークの片隅に、時折思い出したように出現する芸人がいるらしい。仮面をつけ、殆どしゃべら
ないため「フー(誰)」なんて呼び名がついてるそうなんだけど、子供達の間では口コミで広まっていて、彼が
現れると大騒ぎ。そうそう、「フー」は男の人。体型からして西洋人ではなく、アジア系ではって言われてる。
何をするかっていうとアナクロな人形劇とちょっとした手品。でもその手品の腕は、マジックキャッスル(ここに
出場できたマジシャンは一流の腕を持つと認められたようなもの、っていうショーの舞台)のマジシャンにも
引けを取らないんじゃないかっていうくらい巧みで、彼が何かを取り出そうものなら子供達は何とかしてその
トリックを見破ろうと目を見開いてその手を見つめる。
そんな彼のおかげで、ニューヨーカーにもちょっとずつ笑顔が戻りつつあるそうだ。
子供が好きな「フー」はたまの日曜日にフラリと現れるらしい。
この情報をくれた読者さんはニューヨーク在住。「私の子供の友達がフーに会った、っていうんだけど、その
子が『あれは絶対「ヨウ」だよ!ボクはヨウのステージをおじいちゃんと見てるんだからね!』って言ってた
んです。ヨウって…まさか、ねぇ?」と記されていた。
この情報、確かめている最中だから詳細はもうちょっと待っててネ!
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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