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ローカルニュース
8月12日(月) 12時00分
酷暑が続く都会の夜。エアコンを入れていても寝苦しい時もあるだろう。
そんな中で一時、気温が20度以下に下がった場所があった。
怪盗1412号(通称KID)が降り立った犯行予告現場である。
11日の夜、人々の前にキッドは現れた。
夜になっても気温は下がらず、汗をぬぐいながら空を見上げる人達の頭上から
何かキラキラと輝くものが降ってきた。
「え、これ雪じゃない?」
そんな声が上がる。
記者も手にとってみれば、それはあっという間に消えたが、紛うことなき雪であった。
「私からのささやかなプレゼントでございます」
そんな声が響く。
声の主は闇夜に浮かび上がる白い姿。
現場はまたたくまに歓声に包まれた。
この夜、キッドによってこの現場には雪が降った。
どのような仕掛けかは知るべくもないが、まさに真夏の夜の夢であった。
キラキラと降る雪を、スマホを掲げて撮影する人や動画で撮ろうとする人、キッドに
声援を送る人々。そして消え去るキッドを追いかける警察の怒号。
現場は騒然となった。
SNSではこの現場の写真や動画が次々とアップされ、トレンドワードに「キッド様」
「雪」といったワードが入った。
魔術師は次はどんな幻想を見せてくれるのだろうか。
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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。
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