今年のKIDの犯行予定表!?出回る

　今月5日にSNSを中心に出回った「KID(※怪盗1412号)の犯行予定」について警視庁は、
虚偽の情報を流し、リストに掲載されていた店の業務を妨害したとして都内20代の無職男を
威力業務妨害容疑で逮捕した。
　男は警視庁の調べに対し「面白いと思ってやった。こんな騒ぎになるとは思わなかった」と
答えているという。

　騒動の発端は「これマ？(原文ママ)」というツイートとともに投下された、「計画表」とも
思われる画像。
　そこにはいくつかの都内宝石店の名前とともに、日時が記されており、「防犯カメラは
正面玄関のみ」「セキュリティに穴あり」とメモがされていた。そこには昨年実際KIDが
犯行に入った店も数店舗記載されており、そこからツイート主は「KIDの予定に間違いない」と
確信したとツイートしている。
　さらにツイート主は「とあるマンションの裏手に落ちてた。ゴミが散乱してたから、捨てたゴミが
カラスとかにつつかれてそこから出たんじゃないかな」と書き添えていたことからSNS上では
「このマンションにKID様が住んでいる？」「去年の犯行リストもあるんだから信憑性は高い」と
して広く拡散され、警視庁には通報が相次いだ。

　ところが、「このリストにある宝石店に勤めてるものだけど、セキュリティシステムがまったく
違います」と反論する人が現れ、「今まで警察から逃げ切っているKIDがこんなリストを
無防備に捨てるでしょうか」と疑問を呈したことから、ツイート主に対して説明を求める声が
相次ぎ、ツイート主は6日にアカウントを削除していた。
　リストに掲載されていた店は念のため警視庁とともに警備を強化していたという。
　警視庁では捜査の結果、無職男がツイート主であり、故意に混乱を巻き起こすつもりで
やったと自白したことから逮捕に至ったという。
　なおこのリストについてはKIDも6日付け新聞広告において「自分のものではない」と
否定するコメントを出している。
　リストに掲載されていた店のうち、店長のAさんは「最初はびっくりしましたが、防犯カメラが
設置されている位置もでたらめ、営業時間も違うことから、いたずらだと思いました。それでも
今後狙われる可能性はあるのでこれを気に警備を見直したい」と答えた。
　警視庁はこの情報が今でもSNS上にあることについて、「拡散しないように」と呼びかけている。

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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。

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