KIDが堂々予告

　先ほど入ったニュースによると、警視庁に怪盗１４１２号(通称、怪盗KID)が現れ、
今年盗む予定であるというリストを渡すという騒ぎがあった。
　警視庁では事実上の犯行予告と見て、直ちに関係者で捜査会議に入った。

　事件が起きたのは警視総監の訓辞が終了した直後。１人の警察官がステージに
上がり、KIDの予告状を読み上げた。そして全員が見守る中変装を解きKIDが姿を
あらわしたというもの。直ちに前列の警察官らがKIDを取り押さえようとしたが、煙幕に
まぎれて姿を消したという。
　KID専門の担当である中森警部は、「まさかここまで乗り込んでくるとは思わず、
取り押さえることが出来なくて大変遺憾に思う。しかし今年こそはこのリストに従い、
厳重な警戒態勢の下必ず逮捕してみせる」と悔しがった。
　
　尚、リストに載せられていた企業、個人については警視庁では発表を差し控えている。
それとともに、警視庁への照会については照会主の身元を確認した上で情報を発表
する予定。
　このあと１５時より、警視庁捜査二課長及び中森警部による記者会見。

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