警視庁が事件隠しか

　先週１４日金曜日、警視庁に配達する荷物を運送していた車両が、一時行方不明
になっていたことが判明した。
　調べによると事件が発生したのは１４日金曜日午後２時ごろ。東京郵便局から出発
した、警視庁宛の郵便物を乗せた車両からの連絡が突然途絶えた。不審に思った
局員が再度呼びかけたところ、「今は取り込んでいるので３０分後に連絡して欲しい」
という応答があった後、しばらく連絡がとれなくなった。
　しかし３０分後に「荷物が盗難にあった」と運転手から連絡が入ったことから当局は
警視庁に通報、連絡を受けた丸の内署員が駆けつけたところ、助手席で縛られている
運転手を発見した。現場は、警視庁から目と鼻の距離だった。
　ところが警視庁ではこの事件を窃盗としては扱っておらず、今日まで発表はされて
いなかった。各報道機関に匿名の密告があったことから警視庁の工作が明るみに出た
模様。
　これについて警視庁では、「盗難と言われても、なくなったと思われる荷物については
届いても処分するしかないものであり、事件性は認められない。運転手が縛られていた
ということについても、行動を束縛するものではなく、間違った情報が伝わっているようだ」
と歯切れの悪いコメントをしている。
　犯罪ジャーナリストの鈴木一郎氏は、「多分、また怪盗ＫＩＤ絡みではないかと思う。
この大胆不敵な行動といい、警視庁が隠したがることといい、それしか考えられない。
どうせまた、自分宛のチョコレートを回収したのでは。子供のいたずら程度のこと」と
語った。
　真偽のほどはともかく、今年もＫＩＤについては警視庁は辛酸をなめることになりそうだ。

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